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ＣＤが登場したのは、たしか学生時代。初めて音を聴いたときは、軽
くて奥行きのない音に”何だコレ！？”とびっくり。それも今は昔の総
デジタル時代・・・ と思いきや、アナログも顕在なのです。
アンドアップ AND-GALLERYはアンティークのオーディオ・ショップ。
マンションの一室を改造したギャラリーで、ビンテージ・オーディオを
展示しています。
聴かせていただいたのは、丁寧に手入れされた１９５５年デンマー
ク製のラジオ。タイムスリップしたような温かみのある音で、上質の
ワインを飲んだみたいにうっとりした気分になりました。
面白いのは、iPod にiTrip（FMトランスミッタ）をつけて、ラジオに音楽
を飛ばして聴くやり方。（ケーブルで接続するよりも、なぜか音が良
いそうです。） 機械音痴の私に詳しい仕組みはわかりませんが、
最新のものと古いものを組み合わせて楽しむところなど、スノッブで
お洒落だと思います。
i-podを持っている私は、この家具調ラジオが家に置かれた姿を想
像して、一瞬、恋してしまいました。
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