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パリ、モネの睡蓮 '06 Oct


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TOPIC ESSAY  奇跡のメダル教会

パリ最古のおしゃれな百貨店「ボン・マルシェ」のすぐ裏に、ノートルダム・
ド・ラ・メダイユ・ミラキューズ教会(奇跡のメダル教会)がある。
ボン・マルシェは別館の高級食品売り場が楽しくて、買う用がなくてもつい
寄ってしまう場所だ。なのに、パリ在住のOさんに教えてもらうまで、そんな
教会があるとは知らなかった。

うっかりすると見落としそうな簡素な入り口が、聖堂への通用門。
しかし、迷うことなく中に入っていく人の姿が絶えないのは、この教会の由
来のせいだろう。

 *修道女カタリナの聖遺体が傷まずに安置されていること。
 *カタリナがマリア様のお告げによって製作し、身につけていたメダルが 
   販売されていて、数々の奇跡をおこすといわれていること・・・


                
          (突き当りが聖堂入り口、右手にはメダルの販売所などがあります)

本当はそれらを知らずに訪れるほうが良いと思う。
頭で理解するのと、全身で感じることは違うから。

聖堂に入ると、空気が精妙なことに驚いた。
透明で汚れのない、汲みたての水のような清らかさ!
身体の細胞のひとつひとつが、その水を飲んだように洗われていくのが分
かる。ベンチに腰かけ、しばらく心地よさに身をひたした。
どこかでこれと同じ記憶があるぞ・・・
一生けん命記憶をたどると、それは、フロリダのエドワーダ親子を訪ねたと
きと同じだった。そうか、と思って何だかすっかり嬉しくなった。

パリの街中にいることを忘れてしまう、聖空間でのひとときでした。



               





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