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| 1910.3.4 G･C･オケリー 対 F･ゴッチ |
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NATIONAL LIBRARY OF NEW ZEALAND（ニュージーランド国立図書館） PAPERSPAST（過去の新聞） http://paperspast.natlib.govt.nz/cgi-bin/paperspast?a=p&p=home&e=-------10--1----0-all NZ Truth, 9 April 1910 http://paperspast.natlib.govt.nz/cgi-bin/paperspast?a=d&d=NZTR19100409.2.63&e=-------10--1----0-- THE WORLD’S FIGHT. Jeffries and His Trainers. Johnson on the Flute. … CORBETT TO TEACH HIM CLEVERNESS and speed. Attell to lend his knowledge of the game. Frank Gotch to wrestle with him and teach him the fine points of being rough in the clinches, assisted by Con. O’Kelly. … 「世紀の決戦」に際しては、黒人王者ジャック･ジョンソンをジム･ジェフリーズが倒すために、白人達が総力を結集した感があり、プロレス王者ゴッチも、師匠のファーマー・バーンズがジェフリーズのトレーナーを務めた（別ページ「アリキックの元祖？52歳のバーンズ、ボクサーと闘う」に書いています）他、自身も巡業を共にしたりキャンプに参加したりしています。上掲の記事にはジョンソンの言として、ジェフリーズにゴッチがクリンチにおける細かなラフ･プレーを教え、オケリーがこれを助けた、とあります。体の大きなオケリーが、仮想ジョンソンとして稽古台を務めたのではないかと思います。 The New York Times, June 30, 1910 http://query.nytimes.com/gst/abstract.html?res=9D0CE3DD1230E233A25753C3A9609C946196D6CF （「View Full Article」というボタンでPDFファイルが開きます。） こちらの記事にも終わりから3つ目の段落に、ゴッチがクリンチで使える技をジェフリーズに教える話が出ています。 Jack Johnson Vs. James J Jeffries (July 4th, 1910). http://www.youtube.com/watch?v=esnq-orAvo8 Jack Johnson vs Jim Jeffries 1910-07-04 http://www.dailymotion.com/video/xqer8g_jack-johnson-vs-jim-jeffries-1910-07-04_sport フィルムを見ますと、体格に勝るジョンソンが延々とクリンチを続けて、ジェフリーズを消耗させたようです。体の大きなレスラーを相手にクリンチ･ワークを学ぶという、トレーニングの狙いは良かったように思いますが、実際には余り行われなかったのか、実を結びませんでした。 ジョンソンがジェス･ウィラードに負けたのは、その闘い方がこの大男相手にはできなかったから…とも思うのですがいかがでしょうか？ Jack Johnson vs Jess Willard. Apr. 5, 1915. Oriental Park, Havana, Cuba http://www.youtube.com/watch?v=74dnCeXI8MM コノリーとの挑戦者決定戦で失格となってしまったオケリーでしたが、ゴッチと巡業を共にすることができ、念願の挑戦試合も実現しました。 The Library of Congress 米国議会図書館（LC） Chronicling America: Historic American Newspapers http://chroniclingamerica.loc.gov/ El Paso herald, March 05, 1910 http://chroniclingamerica.loc.gov/lccn/sn88084272/1910-03-05/ed-1/seq-25/ （左クリックで拡大可。左クリックからドラッグで紙面を動かせます。） （右から3列目の下から5つ目の記事。） GOTCH THROWS COMING CHAMPION IN SHORT TIME. ゴッチが次代の王者を短時間で倒す。 Sioux City, Ia., March 5.―Con O’Kelly, who has been wrestling with some of the big mat artists and poses as the coming champion of Ireland, proved easy meat for Frank Gotch last night, when the latter tumbled him over for the first fall in 29 minutes and followed this by securing a second fall in six minutes. O’Kelly is six feet, four inches tall, and looks like a coming champion. スーシティ、アイオワ州、3月5日。―コン･オケリー、幾人かの大男のマットの技芸者達とレスリングをしているアイルランドの次代の王者を気取る男が、フランク･ゴッチの鴨となったのは昨夜、後者が最初の一本のため29分の内に彼を転がし此れに続いて六分の内に二本目を決めた時であった。 オケリーは6フィート、4インチの身長で、次代の王者のように見える。 追記2013.3.3 オケリーとゴッチ、そしてジェフリーズの関係について、より詳しいことがわかりました。次のページ「1909-1910 オケリーとゴッチとジェフリーズ」に書きましたので、ぜひお読み下さい。 ﾒﾆｭｰﾍﾟｰｼﾞ「1908-1914 オリンピックからプロへ G･C･オケリー」へ戻る |