にぎわい小路改装工事
山形県観光物産会館(ぐっと山形)改装工事
用途:商業施設
所在地:山形蔵王
数年前にリニューアルオープンした山形県観光物産会館(ぐっと山形)の一角にある「にぎわい小路」。4つのテナントで構成された「にぎわい小路」廻りの改装工事。通路床、フードコートのサブエントランス床の貼り替え、エントランスドアのサイン工事、及びエントランスとフードコート客席を区切る家具工事を行っています。
私の事務所では、リニューアル工事の際に、この4つのテナントさんの中の2店舗様より依頼されて設計監理を行っていました。
今回は、参道をイメージにした「にぎわい小路」のイメージアップを図り、この一角とフードコート側へ来店者を誘うことをテーマにデザインを行っています。
メインとなる床の仕上げは、参道のイメージをさらにアップする「石畳」をイメージしたパターン貼りとし、明度を上げて、明るい祭り感を想起させることをねらっています。結果として、小路に面するそれぞれの店舗の表情もより活き活きし、小路を通ってフードコートへ誘う視覚的な効果も同時に果たしています。
また、フードコート側のエントランスホールに衝立家具を配置し、客席フロアーの一角を区切ることにより、オープンだったテーブルフロアに落ち着いて「座りたくなる」コーナーを生み出すねらいがあります。窓際のこのコーナーに来店客が座ることによって、来館者をフードコート側エントランスへ誘うことにつなげるのも目的の一つです。さらに、よりエントランスの存在を視覚にうったえるためにエントランスホールのドアへ「ぐっと山形」「フードコート」「にぎわい小路」のサインを新たに表示しています。
この工事は「にぎわい小路」を活気づけるデザインであると共に山形県観光物産会館(ぐっと山形)全体についてイメージアップに寄与する一つの仕掛けとなるよう計画しています。