リフォーム工事
用途：専用住宅
所在地：山形市

以前、当事務所にて設計いたしました「陶器風呂のある家」の施主様より、この度取得した一軒家を貸家として利活用するためのリフォーム、インテリアデザインのご依頼をいただきました。

もともと和風の作りの家を、和風の良さである造作や建具を出来るだけ生かして、限られたご予算の中で、明るく感じの良い空間としたいというご希望に添って、内装を施主様と一緒に選定していきました。

小さい段差のあった廊下～部屋はバリヤフリーに。
和室とキッチンをフローリング貼りのリビングダイニング・キッチンに変更し、リビング側のフスマ紙を雰囲気に合わせて２色のデザイン貼りとし、反対側のフスマ紙は以前のものが良い状態でしたのでそのまま生かしました。和室との間の木彫りの欄間は、リビングから柔らかく明かりのやり取りのできる和風調のアクリルパネルに入れ替えました。
以前は出窓だった、小さい浴槽の狭い浴室は、出窓部分を床まで広げ、洗い場を広くして、浴槽サイズも２サイズ大きくしました。また、床は冬の冷たさやお手入れのことを考慮し、浴室用床シートに変更しました。
壁が板張りだったトイレ、浴室脇の洗面も、廊下フローリングと色・柄を合わせた塩ビシートに、壁は明るいクロスへ変更しました。
南側に面した和室は凝った造作でしたので、クロスと傷んだフスマ紙の変更に留めました。
その他、照明は空間をすっきりさせるためにペンダント型をシーリング型へ変更しています。

このリフォーム工事によって、不動産会社のご担当の方から、家賃設定評価も上々の評価を得る結果となりました。施主様からも喜んでいただき、大変うれしく思っております。