やまがた市民活動まつり に寄せて(バリアフリーなまちづくり)
 カテゴリ:まちづくり

今年も やまがた市民活動まつり が16火に開催されました。

 

じっくりと花見もままならない今年の桜。

12回目を迎えたこの市民活動まつりは、山形市市民加藤支援センター連絡協議会が主催しています。センターに登録している中の80数団体が集まり連絡協議会は発足しました。
9つの分野(活動分野全般を9つに分類)を網羅し理事団が結成されるという全国的にも稀な集まりです。
(当事務所は カジョウ・コミューン として理事の一員で、実行委員となっています。レイアウト図・ポスター、会場を担当)

 このまつりは、協議会として具体的な活動をどうのようにしようか理事会で話し合いがなされた当初、私の提案が了承され、提出した企画構想を基に実施されました。その主旨は今も変わりなく継承されています。 まつりは、連絡協議会員以外でも自由に参加が可能で、山形市以外の団体でもOKといったとてもスタンスの広いものです。 テーブルブースでの参加数24前後、ステージ発表が5~6団体他、協力団体も含めると40団体以上が集まり参加団体それぞれが役割を分担して開催されます。 山形市と市民活動支援センターにも呼びかけ、共催としています。

市民活動まつり の最も特筆すべきは、企画自体が枠の無いバリアフリーであること、健常者、障がいのある方、医療・福祉、分化活動、まちづくり、等々、山形市役所、支援センター、山形市立商業高校産業調査部の皆さん、ボランティアの皆さんなど、あたかも小さな町のいろんな住民が互いに協力しあっているようなまつりであることです

オープニングは1回目から 日本ダウン症協会山形支部ダンスパホーマンスJDSのキッズの皆さんのダンスで始まるのも象徴的な一つです。 今回で12年連続になりますがメンバーの皆さんにとっても楽しみなイベントになり、私にとってもとても大事なひとときになっています。

 

 話はそれますが、今年、山形市中心市街地にあった、大沼デパートがついに閉店となりました。 今後中心市街地にとってのみならず、山形市、ひいては県にとっても大きなダメージになりかねないように思います。 経済性を軸にしたまちづくりは結局経済的な背景で、衰退していく、そんな印象に見受けられます。

 

これからのまちづくりとは、人と人とがどのように関りあい、相互に活かしあえるか が先に求められ、経済的な発展は、その活気のなかから起こる。 と私は思います。

 

この市民活動まつりは、小さなまつりですが、その成り立ちと内容をよく見ると、一つの理想のまちのかたち であるように映ってきます。
12回継続された背景には最初から 多様な活動分野の方々の熱意と開かれたステージ、分け隔ての無い共感 から始まったまつりであることにあると思います。

 

今後、いろんなまちづくりの一つのモデルになるような気が私はしています。

 

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