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・住吉神社 ファ−スト・カットに登場する石灯籠です。 今回の尾道訪問で一番当時の面影を感じる事の出来る場所でした。 正直に言って主な舞台となる浄土寺訪問より、こちらの方がより感動したかも知れません。 灯籠本体 バックに見える桟橋、そして背景に見え隠れする山々。 映画と同じアングルとは、前後のスペースの無さと高さが足りない為、若干違います。 映画ではもう少し灯籠の左側面が見え、俯瞰撮影っぽくなっている様です。 そして、映画で見るよりこの灯籠、かなりデカクてゴツイ。 これを映画と同じアングルにするには、何がしのカメラの高さを必要とします。 ハッキリ言って、素人がふらっと行って再現出来るアングルでは無い様です。 現場に来なければ分からない事は多いですが、単に灯籠越しに桟橋を撮ったアングルでは無いと言う事です。 そこには凡人には分からない、独特の小津さんの空間感覚があるのでしょう。 Aが桟橋側から見た灯籠です、右隣の建物(旅館)の自販機と比べるとこの灯籠の大きさが理解出来ます。 やはりロケハンの時にこの石塔が小津さんの脳裏に強く印象づけたのでしょう。 映画後半、葬儀の後の会食シーンに「住吉まつりの晩の花火」の会話がありますが、住吉とはこの神社の事です。 |