小津清佐衛門家跡


江戸時代、日本橋に紙問屋を持っていた代表的な伊勢商人(松阪商人)、小津清佐衛門の屋敷跡、現在は松阪商人の館として、一般公開。
小津一族のなかでも特に有名な商人です。

近くには同じく有名な伊勢商人、三井家発祥の地があります。
小津与右衛門家跡



小津安二郎の本家にあたる小津与右衛門の本宅跡です。当時の人は「土手新」と呼んでいたそうです。坂内川の堤防沿いにあります。
分家にあたる小津新七家の子が小津安二郎の父、寅之助

父、寅之助は一旦養子に出されましたが、新七が呼び戻し14歳の頃東京へ出たとの事です。

遠くに見えるのが堀坂山757メ−トル寄宿生活をしていた伊勢からもこの山は見える様です。

宇治山田中学寄宿舎時代の日記
大正十年七月九日 日記より

「堀坂山を眺む。故山を思ふ情にたへず。」
養泉寺 @

昭和9年五月二十三日 日記より
「養泉寺にて法事 松阪泊」

昭和26年十一月十五日 日記より
「井坂と寛一と和田金 それから鈴廼舎 養泉寺・・・」


本家の小津与右衛門が眠っています。

また他にも親族が眠っているようですが、詳しい事は良く分かりません。
ただ、小津清佐衛門が厚く保護している事からも、小津一族の松阪での菩提寺だと思って間違いないと思います。


小津さんは帰省の際は必ずここへ墓参しています。
養泉寺 A


下の方は工事中の為、上部だけの撮影と言う事で・・・。
和田金



御存知、松阪牛!

小津さんの大好物ですね、日記にもたびたび出てきます。帰松した際は必ず和田金ですき焼きを食べています。

本日も行列なり。



小津さんのすき焼き好きは特に有名です・・・・映画でも何回かすき焼きは登場するのですが・・・・しかしカレ−すき焼きなるものを小津さんは考案したらしいのですが・・・・それは、どうなんでしょう・・・味?。
2004年12月末 取材