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 武蔵野線からいつの間にかクモハ103形が姿を消し、いよいよ残存103系編成の「カウントダウン」が始まってしまいました。そこで最後の1編成となってしまった低運車編成「E7編成」を撮影しておこうと(物理的にも)重い腰を上げて撮影に挑んだ次第です。
当日のE7編成は休47E運用で、南越谷電留線を出区後、府中本町へ向かい、そこから南船橋・海浜幕張までを4往復して東所沢行となり、19:55到着後入区する運用です。撮影はこのうち1247Eから1746Eで実施したものです。
ところで、何を考えたのか「媒体を長期に残したい」などとバカなこと考え、約20年ぶりにリバーサルフィルムを使用して撮影をしたのですが、スキャナの性能を全く考えていなかったためフィルムでの仕上がりはそこそこなものの、こちらで公開できる映像については一部芳しくないものも見受けられます。お見苦しい点もございますが、何卒ご容赦を・・・。退屈な映像も多数ありますが、最後までご覧頂ければ幸いです。

なお、当日の運用情報をもたらして頂きました むさぴょん子様には厚くお礼申し上げます。(この壁紙もこのお方の影響か?・・・ちょっと場違いだったかしらん?)
まず、吉川13:47発の1247E南船橋行を撮影するために吉川駅へ。久々にE7編成と遭遇しました。でも午後の下り列車は逆光になるのでつらいですね。
非ATC車先頭部分のサイドビュー。武蔵野線の非ATC車もE20、E19が去り、残るはこのE7とE38のみとなりました。ちなみにE24のクハも昔は非ATC車でしたが、ATC車が不足しATC付きに改造されています。
クモハ103亡き後、「鉄板巻」の車両はこのクハ103−141と相棒の140のみとなってしまいました。
いやぁ、抜けるような青空です。
吉川駅を後にしたE7編成。この後1446E府中本町行で再会します。
吉川駅に進入するE25編成府中本町行。
この撮影時に「同業者」が多数詰め掛けていたので、103系狙いかなと思っていたのですが、この後を走るEF64(塩尻機関区配置)牽引の貨物列車が目的だったようです。昔は越谷貨物(タ)以東を走ることはなかったのですが、各機関区の担当エリアも随分変わったんですねぇ。
続いて、吉川駅に進入するM19編成府中本町行。
武蔵野転用改造を秋田総合車両センタ(元「土崎工場」)で2編成担当すると言われていますが、そのうちの1編成がこのM19編成です。改造後土崎から奥羽、羽越、信越、篠ノ井、中央、山手の各線を経て4両ずつ東京入りしました。
吉川駅を後にする1307E南船橋行のM26編成。
実はこの日の狙いはE7編成だけではなく、47Eの2本後ろを追走する07E運用に就いていたM26も視野に入れていました。
この後、E7の折返し列車(1446E)を撮影するために、車で三郷・南流山間の江戸川土手へ急ぎます。
撮影地が変わって、今度は武蔵野線江戸川鉄橋東詰(千葉県側)です。
67E運用に就くE15編成の府中本町行です。8両編成で中間にパンタグラフ3丁が等間隔で並ぶ、協力且つ美しい編成ですよねぇ。
しかし、うっかり望遠レンズを持って行くのを忘れて、撮影にかなり苦労しています。
この編成、過去の年賀状でも被写体になってもらいました。また後ほど吉川から海浜幕張へ向かう際に出会うことになります。
E11編成の府中本町行です。E7、E37と共に、両側のクハの車号が連番になっている編成です。
元E40、現在のM2編成による13E運用の南船橋行です。モハの車号は5003、5004ですが、205系5000番台の第1号出場編成で、2002年3月26日大宮工場(当時)で産声を上げています(もう3歳ですねぇ)。
ちょっとシャッタータイミングが早かったのが残念!
さぁ、E7編成がやって来ました。1446Eの府中本町行です。
この編成のクハ103−140・141は、1969年3月12日に川崎車両(現・川崎重工)で落成し豊田電車区に配属されています。と言うことは、この3月12日で36歳。せめてその日までは走り続けていて欲しいものです。
M10編成の快速東京行です。この編成、4月12日で改造から満1年を迎えます。
E37編成の府中本町行です。真っ青な空にオレンジの車体が映えています。
こちらのクハは1978年、モハは1979年に誕生し、全車浦和電車区に配属されています。
誕生したてのM26編成(07E運用)府中本町行です。今回もE7の2本後を追走しています。
この後、E7編成を海浜幕張で待ち伏せするために一旦車で帰宅し、今度は電車での移動となります。
吉川からE7を2本先行するE15編成の1563E南船橋行に乗車し、南船橋で京葉線に乗り換えて海浜幕張へ向かう途中の1コマです。車体のオレンジが夕日にも良く映えます。
南船橋で折返しのため方向幕が動き始めたのですが、ご覧の通り「臨時」を表示しています。操作ミスなのかトラブルなのかは判りませんが、写真を撮らせてもらう方としては・・・ニヤリ。
京葉車両センタの「同僚」おしろい顔(決して「おもしろい顔」と読まないで下さい)の205系と並んだのでシャッターを押してみました。
よく見るとE15編成の車体にATS−B搭載記号が見えますが、連結器の台座部分に車上子が見つかりません。いつ頃からか、車上子だけは外されていたんですねぇ。
京葉線の103系。こちらも長くはないと思われます。車号を全くチェックしてなかったため、何も調べられず・・・残念!
17:30。1647Eで海浜幕張に到着したE7編成です。しかし、この明るさの撮影は難しいですね。完全に暗くなれば経験値でシャッター開放時間も見当が付くのですが、中途半端に明るいので開放時間を変えて4枚くらい撮影しています。これで8秒くらいですかねぇ。
運転士さんが到着し、後部標識灯を消して前照灯を点灯しました。18分で折返し、17:48発1746E府中本町行として発車を待ちます。
この写真では上の写真よりややシャッター開放時間が長めで、10秒余りだったでしょうか。ちなみに絞りはめいっぱい絞り、フィルムはISO400のFUJICHROMEを使用、取り込み後はほとんど補正していません。
この後、手前側のホームに京葉線の折返し電車が入って来るため、到着から7〜8分くらいしか撮影できません。全景としてはこれが最後のショットになります。この写真、TOPページにも使用しました。
新製配置が豊田だったので、(一度出たかもしれませんが)個人的には最期まで「トタ」の電略を付けていて欲しかったですねぇ。でもオレンジに始まってオレンジで終わる・・・車両としての一生は全うできたのではないでしょうか?
最後に1746E発車直前に京葉線201系とのツーショットを写真に納めました。何か薄暗いところが寂しさを誘いますねぇ・・・。

長い間お疲れ様でした・・・。

Last update 2005.3.6


最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。

   


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