年賀状「ボツ」作品集
いつものお願いですが、ここに記録されている映像は全て私、吉01が所有しているものです。無断での使用は堅くお断りいたします。
上野駅10番線から発車するE531系です。常磐線はここ最近、E501や209系1000番台のように、中途半端に投入される形式が多かったのですが、E231や、このE531のようにまとまって投入される形式が続いています。やっぱりつくばエクスプレスというライバルが出現し、重い腰を上げたと言ったところでしょうか。特にE531は速度向上のためヨーダンパが付けられ、最高速度130km/hを実現しています。
これまで当たり前のように見てきた103系も首都圏では数える程になってしまい、ここ常磐快速線では基本編成1本(マト7)、付属編成2本(マト22、31)の計20両が残存しているのみです。充当される運用も朝・夕を中心としたグループになり、日中帯にはあまり見られなくなってしまいましたが、このグループにも朝から終電まで担当する55Hがあり、この55H運用に充当されるのを見計らって撮影に出向きました。
この写真は上野駅12番線に10両編成で入線する1154Hです。取手出発時には15両編成でしたが、我孫子で後方5両の付属編成を解放しています。
全くの余談ですが、写真右下に最近では余り見られなくなったダブルスリップスイッチ(DSS)という分岐器(ぶんぎき)が見えます。以前は新宿などあちこちのターミナルで見ることができましたが、非常に保守が難しいとの事で姿を消してきています。こんな地味なところからも職人技を要するものがなくなって来ているんですねぇ。
手前から2・3両目のMMユニットは豊田電車区から転属してきたモハ103-749+モハ102-2006です。首都圏では唯一残っている2000番台のMMユニットになります。豊田時代は中央快速線で活躍していましたが、201系導入で職を解かれ、この1ユニットは松戸電車区へ転属し、相棒の残りのクハ103-813・820、モハ103-750・751、モハ102-2007・2008の6両はそのまま豊田電車区に残留し、武蔵野線に転用しています。最後はE19(一部E20)編成で活躍しました。ちなみにサハは101系改造の750番台サハ103-770・771で、中原電車区に転属になり、平成2年8月に廃車になっています。
上野駅の特徴の一つ、2層式ホームがよくわかる1枚です。今後、「東北縦貫線」が完成したらどのような運行体系になり、行き止まりのホームはどうなるんでしょうかね。すべてがなくなる事はないかも知れませんが、恐らくは減ることになるでしょうね。昔は20番線まで存在していた上野駅もだんだん寂しくなってしまうのが残念です。
折り返し1255Hとして取手へ向かうマト7編成。
スーパーひたち追い抜きのための待避で松戸駅2番線に入線する1454H上野行です。松戸で撮影するなんて、20年ぶりくらいのことでしょうか。
スーパーひたちの通過を待つ1454H上野行です。
スーパーひたちが全く遠慮なく猛スピードで通過して行きました。この時点で1454Hは既に出発時刻になっていたため、このあと出発信号が開いた直後に発車して行きました。
我孫子駅5番線に入線する取手からの1654H上野行基本編成です。この後、後方から付属編成が誘導で進入し、基本編成に連結、15両に増結されて発車します。
誘導で進入してきた付属編成マト22です。5両編成ですが4M1Tの強力編成です(「1T」ですから、従って当然クモハが連結されている)。このまま15両になると、基本編成の6M4Tと合わせて10M5Tとなってしまいますが、15両編成になる時点で1ユニットの動力を停止(いわゆるユニットカット)して8M7Tで運転されます。
連結された直後の連結面です。電連(電気連結器)が装備されているので、連結作業はすべてホームと運転台だけで可能となっています。
余談ですが・・・以前、「ブレーキなどのための管はつながなくてもよいのか」と非鉄な方から質問がありましたが、連結器に密着連結器を使用している車両は空気管が連結器自体に付いていて、連結するだけで空気管の接続は済んでしまいます。それだけ密着連結器と言う連結器は「密着」しているのです。
我孫子を発車していく1654H上野行です。最後尾はクモハ103-143です。
既に暗くなってたせいもあって、シャッタースピードが遅くなっていたのでしょうか、ブレてしまってます。すんません。
上野駅11番線で発車を待つ1955H取手行15両編成です。11・12番線ホームに15両編成が停車する場合、夜間は前面を照らす照明がないのでちょっとツライですねぇ。
それでもこの日幸運なのは、茨城県内で落雷による停電が発生してダイヤが混乱し、いつもなら1854Hが入線してから1955Hが発車するまでの間、10番線には勝田行「快速」電車が入っているためこのような撮影はできないのですが、この日は勝田行がいつになっても現れなかったので、この1955Hの撮影ができました。
懲りもせずまたやってます・・・ビーム砲「発射」(笑)。上の写真と同じ1955Hの発車シーンです。
松戸駅3番線で発車を待つ2054H上野行です。
ドアが60個並ぶ103系の姿は壮観です。小さくしたこの写真ではハッキリしませんが、パンタグラフも5丁上がっています。近いうちにこの姿をまた見に行きたいと思っています・・・今度は朝寝坊せず朝から・・・(^^;
この後も撮影を続けるつもりだったのですが、大雨と落雷で中止したので、このシーンがこの日の最後になっています。

次の撮影に出かけて映像をUPする時は、古い写真も整理して併せて公開したいと考えています。

Last update 2005.8.28


最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。

   


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