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このギャラリーは、2004年6月27日に実施された吉川−南越谷間の2回目の線路切替工事(上り線の切替)で区間運休となった同区間のバス代行輸送の様子をまとめたものです。一応、武蔵野線関連のギャラリーですが、「バス代行輸送」と言う特性から(結果的に)東武・朝日バス中心のギャラリーとなって(しまって)います。
ちょっと長いために、筆者も意識が薄れていく中で記述した部分もあり、若干(?)支離滅裂なところや、ややHighな部分もありますが、忍耐強くどうか最後までご覧頂ければ幸いです。
線路切替工事の間は吉川〜南越谷、南流山〜新松戸がウヤ※になり、府中本町〜南越谷、吉川〜南流山、新松戸〜西船橋の区間運転となりました。
左の写真は最後の下り区間便をあわてて撮影し失敗したものです(ぉぃ)。撮影地は吉川・新三郷間の吉川市が将来、新駅を開業させようとしている地点で、よく見ないとわからないかも知れませんが、進行向かって右側の線路を「逆走」しています。ATS−P導入の複線区間では本来逆走できませんが、吉川〜南流山を1閉塞区間に見立て、ATSを切って運転されたのでしょうね。充当編成はE34、方向幕は白幕で運行番号は97Eを表示していますが列番はどうなっていたんですかねぇ?。なお、E34(写真はクハ103-637)は、この約1ヶ月後に廃車となっています。
※ウヤ:業界の略語で運休のこと。
吉川、南越谷や南流山、新松戸では代行バスから電車に乗り継ぐお客さんがいる訳ですが、途中下車できない乗車券等を当然もう一度自動改札を通す訳にいかないので、有人改札へ案内されていたようです。ただ、suicaはそのまま素通りしかないんでしょうね・・・全部を確認する訳にいかないでしょうし・・・。
さぁ!、ここからはバスのコーナー(ぉぃ)
当日は東武バス12台、朝日バス10台の計22台が代行バスに充当されていました。今回はドドーン!と(笑)その22台全てを紹介していきます。
まずは【1号車】。
この車は東武2332で地元吉川営業所所属です。平成6年製いすゞ+富士7Eの2ステップ車で平成14年8月に沼南営業所から転属してきました。現在(2005.2.19現在)も活躍中ですが、6年車には既に廃車が出ており、そろそろ引退の時期を迎えるかもしれません。
【2号車】
東武2331で、この車も吉川営業所所属・・・でした。
残念なことにこの撮影から1ヶ月半後の平成16年8月に廃車となっています。1号車の2332と共に平成14年8月に沼南営業所から転属となり、吉川では約2年間の活躍でした。
【3号車】
東武2565で、三郷営業所所属のいすゞ+富士新7Eノンステップ平成14年度車です。三郷営業所のノンステ車の割合は吉川より低いのですが、三郷営業所さん「よっ!、太っ腹」(注:デブの意ではない・・・笑)。
富士重工がバス事業から撤退したため今後7Eの新車導入はありませんが、この車両はその最終年度の車両で、これまで車両側面の窓枠は「黒」だったのですが、このロットでは「銀」に変わっています(角度が悪く良くわかりませんが、最後の写真か上の写真を見て頂ければわかると思います)。
【4号車】
東武2523で、三郷営業所所属のいすゞ+富士新7Eワンステップ車です。元々は菖蒲出張所に所属していましたが、平成14年3月の同出張所閉鎖(朝日自動車へ移管)で三郷へ転属となりました。吉川では通常ワンステ車は見られないので、大変貴重な映像です。
【5号車】
東武2393ですが葛飾または花畑いずれかの営業所所属で平成7年車のようです。サイドビューに違和感があると思ったら広告枠が無く、運転席上部に「東武バス」の文字が見えることから、ラッピング広告車が契約解除されたものと思われます。
【6号車】
東武2309で、葛飾営業所所属の車だと思われます。今回の東武いすゞ車の中では社番が最も若く、1〜2号車同様平成6年車のようです。
【番外】
吉川駅北口から「メディカルマイ」までの路線を持つ飯島興業の車両と東武2309の遭遇シーンです。
方向幕の「メディカルマイ」って何だ?と思われるかもしれませんが、江戸川に架かる玉葉橋近くの病院の名称でして、正式には「メディカルコミュニティ マイ」と言います(私もお世話になったことがありますが、良い病院ですよ)。
【7号車】
朝日バス(正確には「朝日自動車」)2035で、いすゞ+いすゞバス車体製造の中型車です。
全く持って恥ずかしいお話ですが、朝日バスの知識がないためどこの所属の車なのか全くわかりません。ただ、春日部ナンバーなので埼玉県内の営業所だとは思うのですが・・・(^^;
【7号車A】
電車が到着するとこのような有様です。こうなると2〜3台立て続けに出発して行きます。
多くのバス路線でいつもこれぐらい利用者がいたらバス路線もどんどん拡充されていくと思うのですが。吉川でバス待ちの大行列ができるのはせいぜい「吉05:吉川きよみ野」くらいですもんねぇ・・・。
【8号車】
こちらは朝日2135で日野RJです。私がいつも朝日バスを目にするのは越谷営業所の車ですが、最近はいすゞのエルガミオ等も随分増えてきたものの、今でも日野RJが最大勢力ではないかと思います。でも残念ながら日野の車両は、いすゞ車の少ない知識にも増して知識が不足しているため全くコメントできません・・・すみません。
言い訳ですが、何分にも私の知識の「明るい」範疇(東武・吉川近辺、京成・金町近辺)に日野車の配置がないもので・・・(^^;
【9号車】
朝日2082です。いじょ。(ぉぃ)
【9+15号車】
腕章を巻いたJR社員の方が東武バスの誘導をしている極めて珍しい光景です(笑)。
【10号車】
朝日2139です。すみませんが・・・ノーコメント・・・です。
【10号車A】
10号車の朝日2139と定期路線の越谷行とのハチあわせです。
【11号車)
朝日2115でいすゞエルガミオです。LED幕(変な言い回しだが・・・)ですね。
【12号車】
東武9649で、草加営業事務所所属と思われる日野ブルーリボンシティ(BRC)ノンステップ車です。平成12〜13年頃の車でしょうか。ずーっと、いすゞ+富士or川崎(古い)しか見てこなかった私でも、このデザインなら受け入れられますねぇ。東武のHRを除く日野車が吉川駅にいる光景は初めて見ることができました。
【13号車】
東武9476です。草加営業事務所または八潮営業所所属と思われる日野ブルーリボンです。
【14号車】
東武9338は草加営業事務所所属と思われますが、ナンバーからすると平成5年度車のようです。そうだとすると今回の22台の中では最古参ということになります。
【14号車A】
今度は14号車と顔を合わせた飯島興業の車両。あまりの短さに「チョロQ」と呼んでしまいそうです。
ところで最近吉川・三郷近辺では新規参入のバス事業者が多く、この飯島興業も新規参入会社のように見えますが、実は吉川駅への乗り入れは東武と共に最も早かったのです。その時は「乗合」ではなく、武蔵野操車場職員輸送ための「特定」バスでしたが、現在のように南北のロータリーは無く、停留所は高架下で今の居酒屋(一源)がある辺りにありました。因みに当時の東武の停留所は、NEWDAYSの裏辺りに降車場があり、乗車場は現在東京三菱のATMがあるところから線路沿いを先に進んだ辺りに1番(奥):吉川団地行(有52+吉01)と2番(手前):亀有駅北口行(有52)がありました。
【15号車】
足立営業事務所所属の東武2552です。いすゞ+富士新7Eノンステ車なので広告を除けば、よく見慣れている光景と言った感じです。
【16号車】
同じく足立営業事務所所属、平成7年度車の東武2384です。いすゞ+7E2ステップ車なので一瞬よくある光景のように見えますが、僅かに見える中扉4枚折り戸がいつもとは違うところです。
【16号車A】
2384の止まっている辺りに通常バスが止まっていることはないので、よくある光景とは言いませんが、2台の7Eと言うことで全く違和感がありません。手前の7Eは吉川営業所の2363で同営業所の生え抜き車では最古参です(平成6年車)。
ところで、吉川で見られる行先はかなり変わった名称が多いですねぇ。この「おあしす」もひらがなだけで珍しいし、他に茨急の「エローラ」、メートーの「タジマスーパー」、現在は存在してませんが東武の「吉川ネオポリス」(中間停留所は存在している)、乗合ではありませんがタローズの「東埼玉テクノポリス」(^^;、さらに前述の飯島興業「メディカルマイ」・・・かなり個性的な行先名称が多いです。
【17号車】
西新井営業所所属の東武2513です。いすゞ+いすゞバス車体製造のノンステ車ですが、通常ならば「キュービック」の愛称でフロントガラスが1枚の車体なんですが、どういう訳か東武だけは1枚窓を採用しませんでした。でもあの1枚窓、もし自分がドライバなら嫌いますね。特に雨の日なんですが、2本のワイパーが下から1本ずつ左右に開くタイプ(「てつ」な人なら、209系の観音開き版と言えばわかるかな?)なもんですから、窓の中央上部に逆三角形の雫を拭き取れない部分ができて、その部分が視界を遮ることになり非常に気になります。実際のドライバーの評判はどうなんでしょう?
ところでこの東武の同型車が以前吉川駅に来ていました。越谷営業所が健在だった頃、同型車が配置されており、越05:越谷駅〜吉川駅線に充当されていた事があります。因みにその車両、現在は三郷営業所に所属しています。
さぁ、残り5台・・・がんばりましょう(笑)
【18号車】
日野RJの朝日2137です。方向幕に「朝日」と会社名を出していますが、何か行先に有っても不思議ではなさそう・・・この2つ上で話題になった行先よりは数段違和感がありません(笑)。
【19号車】
いすゞエルガミオの朝日2214です。方向幕がLEDで、冷房の車外ユニットからすると、ごく最近の車両でしょうか。
ふと思ったのですが、この車と2枚上の「キュービック変形車」の車体上半分だけみるとほとんど同じですね。ライトを縦に配置したらほぼいっしょ。もしかして東武の「キュービック変形車」がエルガ系のモデルだったりして・・・(メーカがいっしょだから似るのは当然か?)
【20号車】
いすゞ+富士8EでLED幕の朝日2126です。朝日(茨急も)の7E、8Eってカッコいいと思いませんか?。バンパーを白くしたところがミソだと思うんですけど・・・。東武もバンパーをオレンジにしたらカッコいいと思うんですが・・・確か足立・葛飾にそんな低床車いたような・・・でもお金かかるからやらないでしょうね(ボソ)。
ところで右と上の写真、混んでますねぇ。「代行バス最後尾」なんて小道具まで用意してあるところが憎いです。何かゲームソフト発売の行列のような・・・(笑)
【21号車】
日野RJでLED幕の朝日2209です。もうネタが尽きてきました(笑)。
【21号車A】
朝日2209発車待ちの脇を茨急バス(正式には「茨城急行自動車」)の日野RJがパスするシーンです。それにしても最近運行回数が増え、吉川での存在感が増しています。東武の吉02:おあしす行と同じ停留所を使用していますが、結構発車時刻がかぶってドライバーの方が苦労していますねぇ。
20号車のところでも触れましたが、茨急の車体のカラーリングいいですよねぇ。これで屋根を緑の単色なんかにしなければ最高なんですが。それとローマ字の「IBA KYU」は何か笑いを誘います。
ところで愛称なんですが、「茨急」で「いばきゅう」と読ますのは如何なもんでしょう。「茨」で「いば」って読むんかい!・・・毎回変換するの大変なんだからね・・・(涙)
【22号車】
いすゞエルガミオLED幕の朝日2120です。これも「朝日」行です(ぉぃ)。
ところでJR社員の方が、がんばってますよねぇ。もう全身を使って誘導しているって感じです。これも日頃からJR体操で鍛えている効果か?(「JR体操」ってマジあるっすよ)。
【番外】
吉川営業所の生え抜き富士7E2ステップ車最終ナンバー、東武2418で運行されている今は亡き、有51:吉川団地発亀有駅北口行がバス代行輸送の風景に花を添えています。
この車は平成7年車で、2415〜2418までの4台連番で吉川に配置されました。そのうちの2台、2415・2416は平成13年9月にノンステが配置された玉突きで沼南に転出していますが、その2416は当時の吉川で一番手入れが行き届いていた車だったのでホント残念でした。
旧・有51有53が廃止されてもうしばらく経ちますが、この路線をよく使っていた私の友人が未だにお怒りモードです。廃止前に乗った時は結構乗ってましたし、赤字だったのは事実かもしれませんが、もうちょっと「ソフトランディング」の手段を考えても良かったのではないでしょうか?
もういっちょ【番外】
2566は吉川営業所に配置された本当に最後の富士(新)7E車です。3号車同様14年度製造の「7E最終ロット」の1台で、コスト削減のためか窓枠が銀色に変更されています。この2566ですが実は変形車でして、何が変形かと言うと最前列の座席の取付が左右逆で、立席の人がつかまる握り手が窓側に付いています。そのうち直されるとは思うんですけど・・・。
でもほんとに富士重工バス部門撤退は残念です。7Eは随分ロングセラーですが、他と比較して今でも外観は見劣りしていないし、今は亡き父が「富士ボディは重いけど頑丈でよかった」と話していた事が思い出されます。父が勤めていた京成にも7E車は多数配置されていますが、両社の7E車が共に1日でも長く活躍する事を祈っています。
最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。

 2004.2.20 updated

  

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