吉01 2006なつのたび 【1日目】2006年8月12日 旅のレポート

8月11日の夜からスタートした今回のたびは、旅先からサイトを更新するためにノートPCを購入し、カメラもデジタルに切り替えて臨んだのですが、いろいろとうまく行かないことが多く、3日目にしてようやく初日(12日)更新ができるところまで漕ぎ着けました。何人かの方には予告していたのですが、UPが遅れて申し訳ございません。
デジカメからの取り込みに1時間、映像の変換処理に1時間強かかるので、帰宅するまでに何日分の更新ができるかわかりませんが、ぜひ最後までお付き合いください。
なお、こちらの映像も私、吉01が所有するものです。無断の使用は堅くお断りいたします。
【6:44/京都】
実はこの日のスタートは大阪駅でした。大阪6:05発700K快速長浜行だったので本来ならば5:50頃には8番線ホームに着いているはずだったのに・・・起きたら5:35!。しかし奇跡的に6:00にホームに到着し間に合いました(^^;。こころのたびさんごめんなさい。
そんなことがあって撮影はおろか、形式すら覚えておらず(ぉぃ・・・転クロ車だったような)故にこの映像からスタートしました。
前置きが長くなりました。この列車の形式は207系ですが、以前はそう!E38編成のモハを含む宮原の103系編成で運転されていました。形式変更後の同じ列車を見られるなんて、因縁じみていますね。
たびは、ここから湖西線列車1806Mで近江今津を目指します。
【6:08/湖西線近江今津】
湖西線1806Mは117系でした。25年前、新快速で使用されていたこの車両を見て、乗車した時はものすごく感動したのを覚えています。今では主役の座を223系などに明け渡していますが、今でもあちらこちらで姿を見ることができますね。
さぁ、この先は交流区間へ突入するため交直流車の登場です。4843Mで福井を目指します。
【9:12/北陸本線今庄】
4843Mが特急待避のため今庄で10分停車している時に撮影した風景です。いい天気ですよねぇ・・・今は(謎)。
北陸本線と言えば「特急」王国と言えるほど愛称・本数が多く、普通列車で移動する時に待避は避けられないのですが、追い討ちをかけるように「お盆休み」と言うこともあって臨時が運転され、通常以上に待避が多くなっています。
それにしても、のどかですよねぇ(^^;
【9:16/北陸本線今庄】
サンダーバード3号が普通4843Mをパスしていきました。しかし今日の在来線特急にあってこの編成は立派です。今時の特急で12連の列車なんて、そんなにないですからねぇ。昔の雷鳥の伝統を引き継いでいますね。
しかしこの愛称名がちょっと・・・「雷鳥」が「サンダーバード」って・・・直訳すぎる(^^;
【9:48/北陸本線鯖江】
所定のスジならば鯖江を9:41に発車しているのですが、この日は雷鳥83号が運転されるので9:55発車に変更され、所定ならば福井で待ち合わせのしらさぎ1号をこの鯖江で先行させます。
我々の乗車している4843Mですが、この「食パン」電車(勝手に私が呼んでいる)で運転されています。583系改造車ですが、正式な形式を忘れました(^^;
【10:15/えちぜん鉄道・福井】
福井に着いて本来の目的は越美北線だったのですが、次の列車の合間が長かったのでえちぜん鉄道に乗車してみることにしました。どうもこの「おまけ」的な扱いがこの後の悲劇を呼んだのかも知れません(^^;
車両は元愛知環状鉄道の車両(1000系だったかな?)を購入し、改造したものです。
ここから「えちぜん鉄道・勝山駅」を目指します。
【11:31/えちぜん鉄道・勝山】
勝山に到着したら30分程時間が空くので、勝山駅の周辺をブラつくことにしようとしていたのですが・・・もろくもその夢は打ち砕かれました。勝山へ向かう途中から、バケツをひっくり返したような雨になり、さらに雷は近くに落ちるしで、駅から1歩も出られることなく勝山を出発する時間になったのですが、出発直前ごらんのように雨があがりました。この写真が雨の凄さを物語っていますが、踏切がダムになって線路が冠水状態です。電気も消えかかっていたし、もう少し降っていたら止まっていたかも知れませんね。
【11:31/えちぜん鉄道・勝山】
勝山駅構内のようすです。車両手前が冠水してしまっています。入線用のATS地上子がほぼ水没し、出発用の地上子に至っては完全に水没し、この写真では確認することすらできません(笑)
結局、この直後勝山まで乗ってきたこの車両で福井にトンボ帰りになりました。
【11:39/えちぜん鉄道車内(勝山)】
ワンマン運転するためにはいろいろな機器を積む必要がありますが、えちぜん鉄道のワンマン機器は優れものでした。運賃表示機、路線図、停車駅案内をすべて運転席うしろの上部にある、この液晶モニターで兼ねてしまっています。今時のワンマン機器としては当たり前なのかも知れませんが、初めて見たのでちょっと感動してしまいました。
【13:24/越美北線美山】
「勝山ショック」から立ち直れなかったのか、ここまで写真が飛んでいました(笑)。
福井から越前東郷まで列車で移動し、そこからこの美山までは代行バスで移動。そしてここ美山から九頭竜湖までは列車での移動となります。
時刻表の路線図を見ると出ているのですが、一昨年の福井豪雨の影響で越美北線のあちらこちらの施設が流され壊滅的な被害を受けましたが、何とか廃止は免れ復旧工事が進められています。
この車両は閉じ込められた3両のうちの1両で、この車両で越美北線の終着駅九頭竜湖を目指します。
【14:11/越美北線・勝原付近】
時刻から想定するに勝原付近だと思われる車窓の景色です。こんなに景色のよい静かな川が氾濫し、集落や道路、鉄道を呑み込み、ズタズタにしてしまったなんて、ちょっと想像し難いですね。
【14:12/越美北線・勝原付近】
こちらも同様に勝原周辺だと思われます。
のどかな景色ですよねぇ。こんな景色が車窓から拝められる鉄道が廃止されなくてホントよかったです。
【14:29/越美北線九頭竜湖】
終着駅九頭竜湖駅の様子です。昔はあったと思われる機回し線も既になく、駅の先にちょっとした引込み線はありますが、基本的に越前大野から先は一個列車しか入れない閉塞扱いにしていると思われます。越前大野駅でタブレットらしきものを見たのですが、もしかしたらまだタブレットを使用しているのかな?
この九頭竜湖ではわずか5分の折り返しなので、撮影をそそくさと済まし、そしてすばらしい情報をGETして九頭竜湖駅を後にしました。
「すばらしい情報って何かって?」・・・ナイショ(笑)
【14:55頃/越美北線越前大野付近】
さきほどような山の景色あり、そしてこのような里の景色ありと、ホントにすばらしい路線だと思います。九頭竜湖付近の散策などで、また訪れてみたいですね。
【15:00/越美北線越前大野】
越美北線の中間駅としては一番大きな駅でしょうか。本来唯一の有人駅だと思われます。
中央右手にある建物がどうやら車両用の交検ピットのようです。乗車している車両の別の2両が休んでいました。本来は施設用機械か何かの格納庫かと思われますが、どうなのでしょうか。もうかれこれ2年もの「幽閉」期間が経つ訳ですから、既に要検、場合によっては全検を迎える車も出てくる可能性があると思われますが、特例措置でもあるか、工場の方が訪れて検査を実施しているのでしょうか?。
左上のミラーに私が写ってしまっている・・・けど見えませんね(^^;
【15:24/越美北線代行バス美山】
行きのバスの映像はなかったのですが、帰りはちゃんと撮影していました。今回は1台ですが、利用者が多い時間では2台のバスで運転しています。行きは2台のバスが出て、1台は越前東郷から美山まで直行、もう1台は各駅を回って美山まで運転していましたが、帰りはそんなに多くの利用者がいなかったせいか、1台のバスで各駅を回って越前東郷まで運転していました。
車両はJR西日本バス所属で、車体はKAWASAKIの「キュービック」前後扉車、エンジン・シャーシはよく見ていませんが、恐らくいすゞだと思います。
【15:32/バス代行区間(各駅回り)】
行きの直行バスでは見られない光景でした。流失した橋梁の架け替えが行われている工事現場です。ここだけを見ると随分順調に工事が進んでいるように見えます。このような架け替え工事があちらこちらで行われています。
【15:38/バス代行区間(各駅回り)】
こちらは別の工事現場です。ここも本来橋が渡されている場所のようですが、まだほとんど形なっていない状況です。ここの他にも数箇所このような場所があるように見受けられました。上の写真だけだとあと1年くらいかな?と思っていましたが、このようなシーンを見ると、復旧はまだ少し掛かるかも知れません。
1日も早い復旧をお祈りしております。
【15:49/越美北線越前東郷】
代行バスを降りて、一乗谷始発の福井行に乗り換えるところです。列車が一乗谷まで行っているので、代行バスも一乗谷から出すのかなと思っていたのですが、乗降場とかの問題があるのでしょうか、1つ手前のこの駅が乗換駅になっています。
ちょっと可愛らしい看板なのですが、意味がよくわからない・・・。
【15:52/越美北線越前東郷】
一乗谷始発の列車が入ってきました。
このとき、やけに空が青く見えたのでこのような構図で撮影してみました。まだカメラの使い方がよくわかっていないので、ちょっと思っていたような撮影ができていないのが残念です。
しかし、こうなると勝山での雨はいったい何だったのだろうか?

これで帰途に着くため福井に向かい、北陸本線に乗り換えます。
【17:30/北陸本線福井】
昨年の5月に列車では始めて福井に訪れた時は、線路が高架になったばかりで駅の施設などはほとんど未完成でしたが、ホントに立派な駅に変貌を遂げていました。ただ気になるのは個々の駅の特徴がだんだん失われているような気がしてちょっと残念です。富山もいずれは似た構造の駅に変わるのでしょうか。非電化区間でも鳥取、松江、出雲、会社は違いますが帯広など、初めて訪れてもどこかで見たことがあるような駅があると思えてしまうのが少し寂しいです。
ところでこの時、先程の雨の影響が予想外なところに出てちょっと混乱していました。
【17:31/北陸本線福井】
駅ホームの案内表示機です。前後の発車時刻がひっくり返ってしまっています。となり特急に至ってはさらに混乱に拍車がかかっていました。しかし何が一番混乱していたかと言うと、恐らく駅員さんではないでしょうかねぇ(^^;
我々の所定の列車(150M長浜行)は定刻に発車できそうな感じではあるものの、特急が乱れまくっているので、臨時の待避が発生するのではないかと戦々恐々と言った感じでした。「いったい何時に着くんでしょ?」
【17:32/北陸本線福井】
芦原温泉始発の長浜行150Mが定刻どおりに入線してきました。こちらも583系改造車の4xx系(ぉぃ)です。最後尾車両は先ほど同じ「食パン電車」でした(^^;
途中やはり想定外の待避などが発生しましたが、結局大阪には定刻どおり21:18に到着しています。

18キップ1日分と800円(えちぜん鉄道)でJR3線区の完乗を果たし、充実した1日でした。最後はこころたびさんと天満の中華料理屋さんで遅めの夕食を済まし、帰途に就きました。
こころのたびさん、お疲れまでした。そしてありがとうございました。

Last update 2006.08.15


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