ヘッドホンアンプ2

今回は今までのヘッドホンアンプではAC電源を利用しているが手軽に外で使用できるようになっていない。そこでバッテリーで駆動でき、小型で持ち運びができるヘッドホンアンプを作ろうと思いチャレンジしました。
バッテリーとしてデジカメで使用しているニッケル水素電池を使用することにより長
時間使用できるようにすることを考えた。

[特徴]
・単三のバッテリー4本で±3Vで動作する。
・完全DC−DC。
・回路を簡単するためOPアンプ使用。
・調整はアイドル電流のみ。(テスタのみで製作可)
・オフセットはスーパーサーボ方式(カットオフ周波数は約2Hz)で数mV以下。
・予算は1万円以下(実質8000円以内)。


[構想]
・回路は前作のヘッドホンアンプを参考に検討したところOPアンプの電源電圧がOPA2604
 は ±4.5 〜 ±24Vであり使用できない、そこで探したところNJM4580(新日本無線) 動作
 電源電圧 (±2 〜±18V)というOPアンプがあった。
 ただしバイポーラ入力で漏れ電流が多いので前段にFETを使用し入力のカップリングコンデ
 ンサを排除することにする。
・電源として単三2本づつの計4本のニッケル水素電池を使用する。
 これは手持ちのバッテリーでデジカメで使用している2000mAhのもので充電が可能である。
 電流はMAXで18mA(片チャン)で単純に50時間以上使用できる。
・ボリュームはミニデテントを使用、入力はRCAとミニジャックの2系統で出力はミニジャックと
 標準ジャックの2系統とする。

[感想]
 音のほうは前回作成したヘッドホンアンプにかなり近い音で鳴らすことが出来てほっとしています。もう少し電源周りの配線を太く出来ればもっと音が良くなるかも知れません。