UFOロボ グレンダイザー

作品紹介
 平和を謳歌していたフリード星を、友邦星たるベガ星が突如襲いかかった。ベガ大王を首魁とするベガ星は、宇宙の覇者たらんと野望を募らせて立ち上がったのだ。その猛襲の前にフリード星は滅び去る。しかし、王女グレース・マリア・フリードは密かに侍従に連れられて、地球へと落ち延びていった。
 そして6年ーーーーー。少々お転婆ながらも地球の子として平和に暮らしていたマリアの前を、またも戦争が襲う。勢力圏を広げたベガ星連合軍は次に銀河系征服を目論み、そして地球にも来襲して来ていて、激戦を繰り広げていたのだ。その戦いに巻き込まれ、祖父と思っていた侍従は亡くなった。それを機に自分の出自と事態を知ったマリアは、同じく地球へと流れ着いてグレンダイザーで戦っていた兄デュークフリードや地球の英雄兜甲児らと共に戦うことを決意する。マリアの恋と戦いの青春は今始まったのだ!     (注:コノ紹介ハタイヘン偏ッテオリマスノデ信用シナイヨウニ)
解説
 いゃーーー、とにかくもうマリアちゃんに尽きますっっ! とびっきりの美少女というに相応しい女のコ。北欧系の顔立ちに蒼い瞳、長い栗色の髪・・・それだけで日本の男ならクラッとくること請け合いですが、更にこれで亡国の姫君とあっては男共のヒロイズム刺激しまくりってなもんでしょう。男ってのは多分に、己が腕で囚われの姫を救い出すという英雄的行為に夢を馳せちゃってる生き物なわけですが、そこに困難度が増すごとにかえって意気軒昂燃え上がるものがあるのでしょう。
 まずは「高嶺の花」度。前述の通り、むちゃくちや美少女! しかもそこらのお姫様とは格が違い、宇宙人の女のコであり、一星をまるまる治めていた強国の王女様なのである。高嶺も高嶺、トップクラスに位置する高嶺の花だ。
 加えて、星を滅ぼされて流亡してきたという身の上からは、保護欲を掻き立てさせられるものを持っているのだが、基本的に「守ってやらなければならない」と思わせておきながらも、かつ重荷にならない程度にはおきゃんで活発さを併せ持つーーーーそれでいて芯はとても脆いものを持っており、と、絶妙なバランスで保護欲と過重圧のすれすれを極めている。まさしく男共を萌え萌えにせんが為に生まれてきたような女の子であろう。こんな女の子が熱烈に自分に恋しちゃってくれたら、それこそ世界中を敵に回そうとも戦い抜いてみせようってなもんである。
 でも実はマリアちゃんの魅力って、そういうところにあるんじゃないかって思う。好きな男性に対して、すっごく「好き」って気持ちを素直に表していて、全身全霊でもって訴えかけているのだから。恋しているときの女の子はとびっきり魅力的なんだってことを、その華奢な体いっぱいで見せてくれた気がする。もっともそれも、好きになった男がてんでそっちの方面に疎いってのも原因なんだろうけどね(笑) 甲児くんにはもってまわっても通じないと観念したのか、後半になるにしたがって積極性を増していきましたものね。それでも気づかない甲児くんってのがまたすさまじいんだけど・・・・・・・・・ その猛攻に周囲のほうが気付いちゃってた感じで、お兄ちゃんのデュークなんかけっこう応援してたフシがありますし。そうやって周りぜんぶがマリアちゃんの恋を応援していって、視聴者をも巻き込んで声援を送るようになっていって、「グレンダイザー」の後半ってほとんどマリアちゃんの恋物語だったのではないでしょうか。
 あんなにいい恋をしたマリアちゃん、きっと将来いい女になりますよねっっ。・・・っつーか、あのときマリアちゃんと甲児くんに出会ったが為わたしゃ人生狂わされた気がするゾ。してみると私にとっては人生誤らせ、今もなお魅了して放さない「魔女」だったのかも(汗)
 結論ーーーー「母さん、くだらん見合い話持ち込むくらいなら、『マリアちゃん』連れて来い」。ちゃんちゃん。                          (注:コノ解説ハタイヘン偏ッテ−以下同文−)
製作スタッフ
放映局 フジテレビ系
放映期間 昭和50年10月5日〜52年2月27日
毎週日曜日午後7時〜7時30分
原作 永井豪とダイナミック企画
企画 春日東 別所孝治 勝田稔男
製作担当 佐伯雅久
音楽 菊池俊輔
選曲 宮下滋
製作進行 佐藤しげ子
記録 安藤まるみ
現像 東映化学

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