一応完成したファイルケースPCですが、1時間ほどの連続運転でも、かなりの熱をもちます。低消費電力のC3とは言っても、10W弱の電力を消費しており、チップセットやHDD、電源などもそれなりに熱を出しているわけですから、それなりの熱対策が必要なようです。そこで、各種の熱対策を行うことにしました。
右の写真を見てもらえるとわかりますが、電源の吸気口がファイルケースによって完全に塞がれています。これでは電源やファイルケース内の熱を排気できません。 | |
そこで、電源のシャーシの一部を切り取って、新たに吸気口を設けることにしました。 |
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新吸気口は、ファイルケースに収めたときに上に来るようになっており、マザーボードからの廃熱をうまく吸気できるようにしました。 |
CPUファンも強化することにします。使ったファンは、たぶんCeleron用と思われるジャンク品です。 | |
ファイルケース側にも、ファンの吸気口がちょうど収まる大きさの丸穴をあけて、外気が直接CPUの放熱板に当たるようにします。 |
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組み上げるとこんな感じです。なかなかいい感じに仕上がりました。 |
熱対策ではないですが、ファイルケース側面をかなり削ったため、CD-ROM開口部の強度が不足して、右の写真の通りたわんでいます。かなりみっともないです。 |
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そこで、たわんでいる部分に透明アクリル板を貼って強度を確保し、たわまないようにしました。 |
再び組み上げます。右の写真はファイルケース正面です。 |
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CPUファン吸気口は、右の写真のようにファイルケース裏面になります。 |
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Windows98SEをインストールして、HDBench3.30でベンチマークをとっているところです。 インストールやベンチマークで4時間ぐらい動作させましたが、電源部がほのかに暖かくなる程度でした。熱対策が効果をあげたようです。 |
やっと実用になるレベルまでこぎつけました。
まあ、劣性能のC3でクロックもわずか733MHz、さらにチップセットも数世代前のi810ということで、性能的にはあまり期待できそうにはありませんが・・・。近々ベンチマークを取って、その辺を検証したいと思います。