さっそくベンチマークを行います。エントリーしたグラフィックカードの紹介は前の記事を参考にしてください。
ベンチマークに使ったマシンのスペックを下に示します。
CPU | Mother Board | Memory | HDD | OS |
AthlonXP 2500+ (1.8GHz) | Leadtek K7NCR18D-Pro | DDR(PC2700) 1GB Dual Channel | ATA133-IDE 80MG | Windows2000 (SP4) |
まずは定番HDBench3.4beta6で2Dグラフィック性能をチェック。グラフはRADEON8500LEを100%としたときの相対性能です。
Voodoo4のEllipseのみが極端に良い他は、おおむね新しいボードほど性能が良くなっているのが見て取れます。2Dグラフィックの性能はもう飽和状態にあるのではと思っていましたが、いまでも進歩を続けているようです。
次に本命の3Dグラフィックをテスト。
ソフトは、定番3DMarkから03、2001SE、2000の各バージョン。3DMark99Maxもテストしたかったのですが、残念ながらWindows2000では動きませんでした。そのかわりに同世代のFinal Realityでテスト。洋物だけでは何なので、和製ソフトとしてFinal Fantasy XI Official Benchmarkから1から3までの全バージョンも使用しました。グラフは2Dと同様に、RADEON8500LEを1.0としたときの相対性能です。
これもおおむね新しいカードが良い結果を出しています。古いベンチマークほど差が少なくなる傾向もあるようです。3DMark03でボード間の差が極端に大きいのは、古いカードほどテスト不能な項目が多くなって、スコアが大きく下がってしまうのが原因です。
RADEON8500LEとGeForce4Ti4400は、HDBenchではかなり差がついていましたが、3Dベンチマークソフトではあまり差は出ませんでした。
Voodoo4に関してはサポートしている3D機能が少ないためか、Final Fantasy XIベンチマークは全滅状態で、かろうじて3DMark2001SE、2000、Final Realityのみが動作しました。まあ5年前のボードなのでしょうがないでしょう。
テストする前は、古いカードがあんがい健闘するのではと期待しましたが、やはり新しいものほど良い結果と言う順当な結論となりました。古いソフトほど差は少なくなると言う傾向も見えていることから、古いソフトやゲームに使う分にはグラフィックカード交換の必要性は低く、新しいソフトを使う際にカード交換を考えると言うのが、最も効果的ということになります。
実はもっと古いRivaTNTとかVoodoo3と言ったグラフィックカードも持っているので、これらも一緒にテストしたかったのですが、AGPの規格が合わなかったため今回は断念しました。そのうちもう少し古いマザーボードを使って、これらのクラシックなグラフィックカードとの比較もやってみたいと思います。