メインマシンをアップグレードしたのは以前書きましたが、マザーボードがA8N SLI Deluxueということで、グラフィックボードもAGPからPCI Expressに移行することになりました。AGPビデオカードを使い始めたのが1999年なので、7年ぶりに新規格へ移行ということになります。
当然今まで使用していたAGPビデオカードは使えなくなるわけで、この際整理しようと昔のカードを掘り起こしているうち、同じ条件で比較をしたらどうなのか知りたくなりました。ちょうど以前使っていて修理したマザーボードが空いていたので、これまで使ってきたAGPビデオカードの性能をベンチマークしてみることにします。
エントリーしたAGPビデオカードについて、ちょっと紹介。
今は亡き3dfx社のグラフィックカード。Voodooと言えばゲーマー御用達のビデオカードでしたが、この頃になるとDirectX対応ビデオカードの性能向上や、DirectX自体の進化もあって、独自API(Glide)が特徴のVoodooも斜陽化を迎えていました。結局、このVoodoo4/Voodoo5を最後に、3dfx社はnVidia社に売却されて、消えてしまうことになります。性能的には当時の平均値と言った印象でした。
ATI社の初のRADEONブランドのグラフィックカード。この頃はまだRADEONの後に数字はなく、ビデオメモリーの容量と種類を表示していました。それまでのRAGEシリーズがあまりぱっとしなかったのに対して、RADEONはGeForceを凌ぐ性能で話題になりました。
I-O DATAが販売していた、RADEON8500LE搭載のビデオカードです。数字の後のLEは低クロック版ということを示しています。ただこれは知り合いからの借り物だったので、何ヶ月か使わせてもらった後、下で紹介するLeadtek Winfast A250に交換しました。今回この記事のために再び貸してもらいエントリー。
Leadtek社製、nVidia GeForce4Ti4400搭載のビデオカード。某掲示板において、DirectX8対応低価格ビデオカードの中で最高の評価を受けていたGeForce4Ti4200。その上位バージョンです。ついこの間まで使っていたグラフィックカードで、今でも性能的に不満は感じられません(ただしDirectX9対応のソフトは除きますが)。
ELSA社製、nVidia GeForce6600GT搭載のビデオカード。執筆時における中堅機種です。実は知り合いの持ち物なのですが、最新機種とも比較したいと言うことで一時的に貸してもらったものです。
グラフィックカードのスペック一覧です。
製品名 | コア名 | コアクロック | メモリ種類 | メモリ容量 | メモリークロック |
ELSA GLADIAC 743GT | GeForce 6600GT | 500MHz | GDDR3 | 128MB | 900MHz |
Leadtek Winfast A250 | GeForce4 Ti4400 | 275MHz | DDR | 128MB | 550MHz |
GA-R8500/AGP | RADEON 8500LE | 250MHz | DDR | 64MB | 250MHz |
RADEON 64MB DDR | RADEON(7200) | 200MHz | DDR | 64MB | 183MHz |
3dfx Voodoo4 4500 | VSA-100 | 166MHz | SDR | 32MB | 166MHz |
文章が長くなったので、ベンチマーク結果は次の記事で(つづく)。