普通な、でもここにしかない家

心がけていることは、昔からある入手しやすい材料と（その方が経済的で手入れしやすい）、作りやすい工法で（大工さんも気持ちよく仕事が出来る）、自然を上手く取り入れて（新しい技術もちゃんと取り入れて）、すっきりと片付いた（収納は大切）気持ち良い家を造ること。
でも一軒一軒が違うのは、その家が建つ場所のもつ空気感と、クライアントのキャラクターが掛け合わされた結果です。
楽しく、美しく、そして末永く住める。そんなひとつだけの普通の家を設計します。

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シンメトリー（左右対称）へのこだわり

今までの仕事を振り返ると、「シンメトリー＝左右対称」の形の家がほとんどです。
家の外だけでなく、インテリアにも「左右対称」の構図が現れます。
建物の姿勢を良くして、地震や風でかかる力を素直に地面に流すことや、部材の種類を少なくしてコストを抑える利点もありますが、色や物が多い複雑な現代の家にこそ、ドンと背景になる「空間の軸」が必要だと考えています。
昔からの民家や町屋のような、素朴な「家」の姿を現代住宅の中に求めているのかも知れません。

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設計の進め方

計画当初から手作りの模型やスケッチを交え分かりやすく説明しながら進めます。
設計過程では、クライアントとの対話の中で案がどんどん変わることも多々あります。
いろんな条件を解決する引き出しの多さは自負していますが、難しいことは難しいと伝えることもプロの仕事だと考えています（もちろん代案と共に）。
小さな設計室なので設計から現場監理まで一貫して自ら対応しています。楽ではありませんが、スタッフの質に左右されず、クライアントの感覚をつかみ、住宅全体を把握できるメリットは確実にあります。性に合ってることはもちろんですが。

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