火災調査探偵団 Fire Investigation Reserch Team for Fire Fighters |
火災鑑定の目次 「火災」を考えると、火災そのものの現象、火災現場から見た状況、火災と社会とのつながり、 このような視点が必要不可欠とされる。 ここで、火災を究明する姿勢に立った時に必要とされる「火災鑑定」の立場から 火災の周辺状況を検討する。各項目は、数ページ程度のPDF版に収まるようにしている。 |
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火災は、社会的な“事件”であるがゆえに、消防の火災調査とは離れ、刑事,民亊の裁判が 発生する。刑事裁判では裁判員裁判制度の中で証人となることも多くなっている。民亊 裁判では火災保険金請求訴訟にかかわる裁判(原告=り災者,被告=-保険会社)の文書請求 が多くなっている。 ・中山・米田著「火災と刑事責任」、群馬弁護士会「火災の法律事務」、今村「免罪と裁判」などの図書や 判例タイムズNo.1161「保険金請求訴訟の研究」、日本燃焼学会誌Vol.59,No.188の長谷見氏、佐藤氏の論述がある。 民亊訴訟の火災保険金請求訴訟は、多くが原告-電気火災、被告-放火と画一的な論点の鑑定 で、その論点の多くが放火では偽装とも思える油分分析の検出、電気火災は経緯が曖昧な短 絡,トラッキングが多い。 いずれにして、消防の火災調査段階での詳細な現場見分とそれに基づく論旨の一貫した原因 判定が求められている。 1 火災の事象 「火災」の現象を火災現場の視点で見る。 1.1 火災 (火災とは、を考える) 「火災」 K1-15 1.2 火災はどのような事象か(一般に考えられる火災とは) 「火災鑑定の対象」 K1-07 1.3 火災と人(火災の発見と発生要因から火災を見ると) 「火災時の人の行動」 K1-01 1.4 火災と気象 (火災の発生を気象現象から見ると) 「火災と気象」 K1-06 2 火災と火災現場 火災現場からとらえる時に、火災の様相がリアルとなる。 2.1 火災の進展 (火災現場を再現させ、火災の進展をとらえる) 「火災の進展」 K2-04 2.2 出火原因の多様性(出火原因の多様性こそが、火災そのもの) 「出火原因の多様性」 K2-03 2.3 火災原因の仕組み(火災の原因をその仕組みからとらえる) 「出火原因のしくみ」 K2-09 2.4 火災現場と出火箇所 (火災現場から見た出火箇所のとらえ方) 「出火箇所の判定」 K2-05 3 火災と裁判 実際の社会と密接に結びついてから火災として認知される。 3.1 火災保険金訴訟と火災調査 (火災保険金訴訟の仕組みと免責条項) 「火災と火災保険」 K3-08 3.2 火災保険訴訟の判例から(最近、地裁・高裁で扱われた1事例) 「火災と民亊裁判」K3-02 3.3 防火管理制度と火災 (防火管理制度の火災への実際的な影響) 「防火管理制度の火災」K3-10 3.4 過去の火災裁判の業過による刑事裁判 (業務上過失致死傷) 「火災裁判に見る防火管理」K3-13 3.5 最近の業務上過失致死傷裁判 (渋川老人施設火災) 「最近の火災裁判(業過)と火災」K3-11 3.6 放火の刑事裁判 (放火火災の再審裁判から) 「放火の刑事事件と火災」K3-12 3.7 製造物責任と火災(PL法との関連において) 「製造物責任と火災」K3-14 |
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