【故事成語(こじせいご)】 会稽(かいけい)の恥 |
【読み方】 かいけいのはじ |
【意 味】 それまで経験したことがないほどのはずかしい思いのこと 屈辱的(くつじょくてきな)な恥(はじ)のこと |
【由 来】 越(えつ)の国の王の勾践(こうせん)は呉(ご)の国との戦いに 負け、会稽山(かいけいざん)に逃げた。そして、自分は呉(ご) の王の夫差(ふさ)の家臣になるということで、恥(はじ)を しのんで生きのびた。その後、越(えつ)の国に帰った勾践 (こうせん)は、動物の苦い胆(きも)をなめて、会稽(かいけい) での恥(はじ)を忘れず、呉(ご)の王に復讐(ふくしゅう)しようと 心に決めたということから、この語ができた。 (一八史略) |
【備 考】 同じ意味に「会稽(かいけい)の恥をそそぐ」というものがある。 臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の「嘗胆(しょうたん)」の部分にあたる。 ※ 臥薪嘗胆・・・将来のために苦労をしてがまんすることの意味 |