【故事成語(こじせいご)】 邯鄲の夢 |
【読み方】 かんたんのゆめ |
【意 味】 人の世の栄枯盛衰(えいこせいすい)のはかないことのたとえ 人の一生のはかなさのたとえのこと ※ 栄枯盛衰(えいこせいすい)・・・栄えとおとろえ |
【由 来】 唐の時代、廬生(ろせい)という人が邯鄲(かんたん)の土地で 呂翁(りょおう)という老人から不思議な枕をかりて茶店でひと 眠りした。すると、自分がたくさんのお金と高い地位を得て、一生 を終える夢を見た。夢から覚めると、自分がねる前に茶店の人が にていたものが、まだできていないほど短い時間の夢だったと いうことを知る。廬生(ろせい)は、このことから人生のはかなさを さとったことから、この語ができた。 (枕中記 ちんちゅうき) |
【備 考】 同じ意味に「邯鄲の枕」(かんたんのまくら) 「廬生(ろせい)の夢」 「一炊の夢」(いっすいのゆめ) |