【故事成語(こじせいご)】 完璧 |
【読み方】 かんぺき |
【意 味】 @ 少しも欠点がなく完全なこと A 他人から借りたものをきずをつけずに返すこと |
【由 来】 趙(ちょう)の国に「和氏の璧(かしのへき)」と呼ばれる名宝が あった。秦(しん)の国の昭王(しょうおう)は、この璧がほしくな り、これを秦(しん)の一五の城と交換しようと話を持ちかけた。 強国の秦(しん)からの話に趙(ちょう)の国の王は、この璧をわ たすべきか、わたさないべきか迷った。この時、趙(ちょう)の国 家臣の藺相如(りんそうじょ)が璧(へき)をもって秦への使いに たった。秦(しん)の国の昭王(しょうおう)が璧だけをうばい取り 一五の城を趙(ちょう)の国にわたす気持ちがないと見ると、藺 相如(りんそうじょ)は秦の国の昭王をあざむいて、無事に璧を 趙(ちょう)の国に持ち帰ったことから、この語ができた。 (一八史略) |
【備 考】 ※ 璧(へき)・・・輪の形をした平らな宝玉 |