親潮は陽炎型駆逐艦の4番艦である。
艦名は海象。 千島海流の別名。 ベーリング海から発し、千島列島に沿って南下し、三陸海岸沖または房総沖まで流れて来る寒流。(1)
新造時 | 1943年頃 | |
---|---|---|
艦種 | 一等駆逐艦 | |
建造所 | 舞鶴海軍工廠 | |
基準排水量 ※1 | 2,000トン | |
公試排水量 ※2 | 2,500トン | |
垂線間長 | 111.00m | |
水線長 | 116.20m | |
全長 | 118.5m | |
水線最大幅 | 10.80m | |
喫水 | 3.76m | |
主缶 | ロ号艦本式水管缶(重油専焼)3基 | |
主機 | 艦本式オール・ギヤード・タービン2基 | |
推進器軸 | 2軸 | |
出力 | 52,000馬力 | |
速力 | 35.0ノット | |
燃料 | 重油:622トン | |
航続力 | 18ノットで5,000浬 | |
兵装 | 50口径三年式12.7cm連装砲C型3基 九六式25mm連装機銃2基 61cm九二式4連装発射管二型2基 九三式魚雷16本 | 50口径三年式12.7cm連装砲C型3基 九六式25mm3連装機銃2基 同連装機銃1基 61cm九二式4連装発射管二型2基 |
乗員 | 239名 | |
その他 |
※1:英トン(1.016メートルトン)、※2:メートルトン
年月日 | 履歴 |
---|---|
1938年(昭和13年)3月29日 | 舞鶴海軍工廠において起工。 |
1938年(昭和13年)11月29日 | 進水。 |
1940年(昭和15年)8月20日 | 竣工。 呉鎮守府籍に編入。 第十五駆逐隊に編入。 |
1941年(昭和16年)12月6日 | パラオ発。 ダバオ空襲作戦協力。 |
1941年(昭和16年)12月17日 | パラオ発。 ダバオ、ホロ攻略作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)1月9日 | ダバオ発。 メナド攻略作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)1月21日 | バンカ泊地発。 ケンダリー攻略作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)1月30日 | ケンダリー発。 アンボン攻略作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)2月6日 | ケンダリー発。 マカッサル攻略作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)2月16日 | アンボン発。 クーパン攻略作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)2月26日 | クーパン発。 ジャワ南方機動作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)3月15日 | スターリング湾発。 加賀を護衛。 |
1942年(昭和17年)3月23日 | 呉着。 |
1942年(昭和17年)4月4日 | 呉発。 カガヤン攻略作戦に従事。 |
1942年(昭和17年)5月10日 | マニラ発。 翔鶴を護衛。 |
1942年(昭和17年)5月21日 | 呉発。 |
1942年(昭和17年)5月26日 | サイパン発。 ミッドウェー作戦に参加。 |
1942年(昭和17年)6月20日 | 柱島着。 |
1942年(昭和17年)7月15日 | 呉発。 ペナン沖で対潜警戒に従事。 |
1942年(昭和17年)8月21日 | トラック発。 ガダルカナル島輸送作戦に10回従事。 |
1942年(昭和17年)10月26日 | 南太平洋海戦に参加。 |
1942年(昭和17年)11月14日 | 第三次ソロモン海戦に参加。 |
1942年(昭和17年)11月17日 | ラバウル発。 ブナ輸送作戦に従事。 |
1942年(昭和17年)11月30日 | ルンガ沖夜戦に参加。 |
1943年(昭和18年)1月17日 | トラック着。 |
1943年(昭和18年)2月9日 | 呉着。 修理。 |
1943年(昭和18年)4月4日 | 横須賀発。 大鷹、冲鷹を護衛。 |
1943年(昭和18年)4月10日 | トラック着。 |
1943年(昭和18年)4月28日 | ラバウル発。 |
1943年(昭和18年)5月8日 | コロンバンガラ輸送の帰途、同島南岸西方で触雷。 航行不能となった後、アメリカ海軍機の爆撃を受け沈没 |
1943年(昭和18年)6月30日 | 除籍。 |
コンテンツは特に記載されてない限り、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンスのもとで利用できます。