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🩸 内科・生活習慣病

血糖値が少し高めと言われたら。
糖尿病予備群から正常に戻すための生活改善

📅 公開 2026-03-06 / 更新 2026-04-19 🩺 院長 矢田篤司 監修 📖 約5分で読める
糖尿病 血糖値 生活習慣病 予防

健診で「血糖値が高い」「HbA1cが基準を超えている」と指摘されて、不安に感じていませんか?

糖尿病予備群(境界型)は、まだ糖尿病と診断される前の段階です。この時期に食事や運動を見直すことで、正常値に戻せる可能性があります。ただし、自覚症状がないからと放置すると、糖尿病へ進行するリスクが高まります。

何科を受診すればいいか迷ったら、まず内科にご相談ください。当院では健診結果をもとに、血糖値の現状と今後の方針をご説明します。

① 血糖値の段階と糖尿病予備群とは

📊 糖尿病の診断基準(参考)

  • 正常:空腹時血糖110mg/dL未満 / HbA1c 5.5%未満
  • 境界型(予備群):空腹時110〜125mg/dL / HbA1c 5.6〜6.4%
  • 糖尿病型:空腹時126mg/dL以上 / HbA1c 6.5%以上

予備群の段階では生活習慣の改善だけで正常化できる可能性が十分あります。一方で放置すると、数年以内に糖尿病へ進行するリスクが高まります。自覚症状がないうちに行動することが重要です。

② 食事改善のポイント

  • 白米・パン・麺などの精製炭水化物を減らし、玄米・全粒粉に置き換える
  • 食物繊維(野菜・きのこ・海藻)を先に食べる「ベジファースト」
  • 甘い飲み物(ジュース・缶コーヒー)をやめる
  • 夜遅い食事を避け、就寝2〜3時間前には食事を終える

急激なカロリー制限よりも、食べる順番・食品の選び方を少しずつ変えることから始めると継続しやすくなります。

③ 運動療法の効果的な取り入れ方

食後1〜2時間後に10〜15分のウォーキングをするだけで、食後血糖値の上昇を大幅に抑えられます。週150分以上の有酸素運動と、週2〜3回の筋力トレーニングの組み合わせが理想的です。

🚶 まず取り組みやすい運動の例

  • 食後のウォーキング 10〜15分(毎食後)
  • エレベーターをやめて階段を使う
  • スクワット 10〜15回 × 週3日

④ 薬物療法との組み合わせ(GLP-1含む)

生活習慣改善だけで十分な改善が見られない場合は、メトホルミンなどの経口薬や、食欲抑制・体重減少効果も期待できるGLP-1受容体作動薬を組み合わせることがあります。

⚠️ 自己判断での制限・断食はおすすめしません

極端な食事制限や断食は低血糖のリスクがあるほか、筋肉量の低下につながることがあります。無理のない範囲で継続できる方法を、ぜひ医師と一緒に考えましょう。

GLP-1メディカルダイエットについて詳しくはGLP-1詳細ページをご覧ください。

⑤ 当院での管理の流れ

3ヶ月ごとのHbA1c・血糖値測定で経過を追いながら、食事・運動指導を行います。改善が見られない場合は薬物療法の検討も含めてご相談します。

通院が難しい方にはオンライン再診にも対応しています。健診結果をお持ちのうえ、まずはお気軽にご相談ください。

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院長 矢田篤司

矢田 篤司

みなとファミリークリニック 院長

三重大学医学部卒。内科・小児科・皮膚科・リハビリ科を擁する地域密着型クリニックの院長。生活習慣病・予防医療・美容医療など幅広い分野で診療を行う。

血糖値が気になる方は
お気軽にご相談ください

健診結果をお持ちいただければ当日に状況を確認できます。
糖尿病予備群の段階での早期対応が、将来の発症リスクを下げる第一歩です。