ファースト キス。高校生のキスはダメ
キスと愛と好き。あなたのファースト キスは?
これは非常に難しく、重要な、問題なので、上手く説明できるかどうか、わかりません。自分なりに考えてください。
人を好きになること
誰かの写真(例えば、お見合い写真)を見て、その人を好きになる事ができますか。なかなか難しいでしょう。
TVのドラマのヒロイン(女性)あるいはヒーロー(男性)を好きになることはあります。私は大原麗子が好きです。
でも、それは大原麗子そのものでなく、大原麗子が演じる架空の人物が好きなだけです。小説の主人公を好きになるのも同じ。
実物の人を好きになるにはどうしたら良いでしょう。
文通相手を好きになることはあります。しかし、それには長い時間がかかります。
初めてあった他人を好きになることは非常に難しい反面、身近な人、毎日話をする人を好きになることは易しい。
つまり、関わることが人を好きにさせる。
体に触れるということも関わることです。体が触れると、同性でも異性でも好きになる。だから試合の前にスクラムを組むのです。
『触れ合うと、好きになる』★結論1。
触れ合いは好意の確認。キスは必要なのか。
知らない誰かに(たとえ、若くてハンサムな人でも)触れられたら、気持ち悪いでしょ。
「何すんのよ」って言ってしまうかもしれせん。
つまり、触れ合うということは、最低「あなたは嫌いではないよ。」というメッセージを交換することになるのです。
場合によっては「あなたを好きだ」というメッセージです。これが必要な時もあります。
例えば、さっきのスクラムのように。言葉で好意を持っていることを説明するのは時間がかかります。
それに比べれば、触れ合うのは一瞬ですみます。
それが西洋の握手でしょう。でも、これは非常に安直なやり方です。
時間をかければ、言葉でも好意の確認はできます。1週間もあれば、十分でしょう。
恋人どうしには、そんな時間いくらでもあります。
キスは必要ないのです。★結論2。
「キスをするな」とは言ってません。「必要はない」と言ってるだけです。
触りたいという気持ちはnaturalな本能
かわいい赤ちゃんがいます。ほおずりしたり、ほっぺにキスしたくなるでしょう。抱いてみたいと思うでしょう。
これは、いやらしい感情ではなく、naturalな感情です。というか、本能です。
この本能が無ければ、無力な赤ちゃんは死んでしまいます。人類はとっくの昔に絶滅していたでしょう。
この本能が形を変えて、同年代の人間(男同士が友情の証として抱き合うことは希にあります。)
にも働くのではないかと思います。
また、猿どうしが毛づくろいをします。あれは敵意のないことを表現しています。
この本能も人間に受け継がれているかもしれません。
そんな動物的なのはイヤということはありません。人間は動物です。それは受け入れなければなりません。
『触りたいという気持ちは、naturalな感情なのだ。』★結論3
ということだけ、言っておきます。
キスはダメ。本論
結論を先に言うと、『絶対ダメ』と自信を持って言えないのが(コンサーバティブ=保守的な)人間としては残念です。
それほど難しい、「人類の起源」に関わる問題です。「人とは何か」にせまる問題です。
しかし、次のようなことは自信を持って言えます。
『無理やりするものではない。』
キスをする事で、二人の関係を近づけようとするのは、ダメです。
それは二人の関係を冒涜(ぼうとく)することになります。
また『キスしなくても恋人どうしになれる。』
つまり、必ずしも必要なものではないのです。
「好きならキスぐらいいいだろ。」と言うのは、まだまだ若い証拠。
恋人同士がお互いの感情を確認したい気持ちは分かります。
しかし、それを「キス」という行為で確認する必要はありません。
私の経験から言えば、そういう人は相手のことを本当に好きかどうか怪しいと思います。
怪しいと言っているだけで、ウソつきとは言ってません。
たぶん、本人も「愛」という事がどういう事か、解っていないのです。
難しい問題です。あとは以下の説明を読んで、自分で考えてください。
あなたのファースト キスを阻止することは不可能だからです。
ファースト キスと思い出。本当に好き。
キスをしたり、触れ合ったりすると、好きの度合が高まるという結論1があります。
図PmK 好きのパターン。Pプラトニック型 m中間型
好きの度合い→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
P 思い出−>想い出 −−>思い出−>想い出 −−−−>デート
m 思い出−>想い出 −−−−>思い出−>ファースト キス−>デート
K 思い出−>ファースト キス−>キス−−>キス−−−−−−>想い出
↑薄い思い出
このPMKの中でどれが一番好きなのでしょうか。Pだと答える人がいるかも知れませんが、そうでもない。
どれも同じです。自分の心の中での好きさ加減はみんな、同じです。
結論2『キスは必要ないのです。』
あってはいけないのではなく、キスはあっても無くてもいいのです。
では、どれでもいいのでしょうか。考えてみてください。
ウソではないのです。
思い出を一つ作るのに、どれくらいの時間がかかりますか。
キスを1回するのに、どれくらいの時間がかかりますか。
時間を積み重ねて、できあがった感情はなかなか、壊れないものです。
それは愛情だけでなく、憎しみも同じです。
習慣も、知識も、同じです。脳のしくみからして、そうなります。
傷つく乙女心
今、一番下のKのタイプで雅夫君が美穂さんを好きだとします。これは本当に好きなのです。
ウソではありません。
そこに洋子さんがあらわれました。雅夫君はまた、Kのタイプで洋子さんを好きになりました。
これも 本当に好きなのです。ウソではありません。
ただ、そうなるのに、そんな時間はかからないかもしれません。この時、美穂さんはどう思うでしょう。
短時間に好きな相手が変わったら、
「私を好きだと言ったのはウソだったのね。」
と思うかも知れません。
実はウソではないのです。
しかし、それがわからない乙女心は傷つくでしょう。
それでも、傷つく乙女心
今、Pのタイプで雅夫君が優香さんを好きだとします。これは本当に好きなのです。
ウソではありません。
そこに洋子さんがあらわれました。雅夫君はまた、Pのタイプで洋子さんを好きになりそうになりました。
でも、それには時間がかかります。…。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
1998年モンゴルのツァスト峰へ