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大引きより上の部分の床組み

 「床組」は広義には「木造建築物の床部分の構造部」全般を指すが、床組みの主な構成部材、「大引き」、「根太」を使った床組みについては 「古民家の土台組み・【束立て床】を参照。

 ここでは、根太とその上に載る床部分(断熱材や下地合板、フローリングなどの床材)関連の工事について書いている。


根太の基礎知識と配置

 古民家で使用されている根太は、機械で均一に作られた角材は使われておらず、太鼓根太(たいこねだ) と呼ばれる、丸太を両端だけ落とした「芯ありの木材」が使われています。  「芯あり」の根太は非常に丈夫です。

 ただ、現代工法では、床下断熱として根太に断熱材を挟む工事を行いますが、古民家の「太鼓根太」は間隔が均等でないため、長方形にカットした断熱材ではスキマが出てしまいます。

 そのため、古民家リフォームで新規に床組みを造る場合は、断熱材を入れ込むため太鼓根太は撤去し、一般的な角材の根太に交換する必要があります。      

根太の基礎知識と配置
【標準的な「根太工法」】

基本的に「根太工法」では、大引きと直行する形で、釘ではなく引き寄せ効果のあるビス止めで根太が張られる。

根太材は最低でも45mm×35mmは必要。 一般的には45mm角。

理想は、45×60mm(一寸五分の二寸)。 60㎜を縦(背使い)で渡す。
【根太の配置間隔は床下地サイズで決まる】

隣り合う根太間の間隔(ピッチ)は303mmが基本。  通常の1820×910の尺モジュール合板だと、1820/303=6.006。 910/303=3.003となり、 303mm間隔で根太を配置していけば、ほぼ等分に収まり、合板端もキッチリ根太の上に載る。

根太材の巾45mmの場合、303-45(22.5+22.5)=258mmが根太と根太の間隔となる。

断熱材を入れるときは、幅263mmにカットすればギチギチに収まる。
【大引きの上に根太を張る】

根太サイズは45×45mm(高さ)。  根太の配置間隔は芯々(部材と部材の中心から中心までの寸法)303mmにすること。

このピッチを守れば910×1820mmの定尺合板を使うと、合板端が根太中心に乗る。

45mm角材をピッチ303mmに配置すれば、根太間の間隔は258mmになる。  断熱材を入れ込む場合、258mmより少し大きめの幅にカットして、根太間にギチギチに嵌め込む。
【根太間の芯々間隔(ピッチ)】

通常の1820×910の尺モジュール合板だと、1820/303=6.006。 910/303=3.003となり、 303mm間隔で根太を配置していけば、ほぼ等分に収まり、合板端もキッチリ根太の上に載る。

根太材の巾45mmの場合、根太と根太の間隔は、303-45(22.5+22.5)=258mm。

床鳴り防止のため根太端は隣り合う根太や壁とは密着させないこと。
【下地合板の張り出し開始位置】

根太間隔を全て同じにする場合、下地合板の開始位置は根太に半分載る位置となる。

隣り合う根太間の芯々間隔(ピッチ)は303mmが基本。 根太材の巾45mmの場合、303-45(22.5+22.5)=258mmが根太と根太の間隔となる。

【すべての根太間隔を同じにする工法】

根太を並べていくときは、下地合板の端が根太に載っている事。



根太を入れていく

左右の根太掛けに、配置する根太の間隔を墨付けする。  横方向に全体に墨を打っておく。

根太はまず真ん中に墨を打ち、そこから等間隔で張っていく。根太は1尺ピッチで入れる。

左右端の根太間隔は狭くなる。
【根太を張るときの注意点】

根太間のピッチは1尺(303mm)。   根太が曲がっていると断熱材のスキマが出てしまうので、曲がりは下へ膨らむように。

根太を敷居や壁に接触させて固定してしまうと、タワンだ時にキシミ音がするので、擦れないよう隙間を開けておく。

根太の間にカットした小根太を入れると多少は床の軋みを失くせる 
【根太の繋ぎは、少し開ける】

根太を繋いでいく場合は、床鳴り防止のため、材同士はくっつけず少し離しておく。

根太端は、必ず大引き上に載っていること。  際(端)の方にビスを打つと割れるので、下穴が必要な場合がある。根太工法では、根太がシナったとき音がする。

【根太掛け】

根太掛けとは、床板を支える横木である根太の端部を支えるための横架材。   強度のある赤松がよく使われる。

土台の上に壁材が乗ってしまい、根太を乗せる幅がなくなってしまうような場合でも、根太掛けを取り付けることで根太を支えられる。

根太掛け材の寸法は、45×(45,60,70)mm、38×90mm、40×70mmが一般的。





根太の高さ調整

 古民家リフォームでは、既存の腐食している根太を交換したり、床の傾きを修正するため、根太の高さ調整が必要となる。      

【根太を楽に水平に張る方法「根太掛け」】

もし大引き高さがなかなか揃わず、根太の水平を取るのが難しかったら、簡単で楽なのが「根太掛け(高さ調整材)」工法。

根太掛けを使えば、大引きがどんなにデコボコでも根太の水平を出せる。

「根太掛け」上端が目的高さに遭うよう、部屋の端に根太受を固定する。 柱にも固定しておく。
【根太掛けを土台形状に合わせ欠く】

根太掛けは長い材を縦にして、土台形状に合わせ欠いて使って通した方が、高さがきれいに揃う。

根太掛けを土台に固定していくときは、大き目のビスで、上下2本づつ、450mm間隔でしっかり止めていく。

新しい根太の上端は経年沈下に備え5mm程度上げておく。
【根太掛けの上に根太を渡す】

根太材は45×60mm、一寸五分×二寸が標準。 それを背使い(60mm側をタテ)で使う。 60角のヒノキの芯持ち材もある。 

根太は割れ防止が必要なら下穴を開けておく。

根太間の間隔は30mm根太レスで行くなら900mmでもいけるが、450mm程度にしておくのが無難。
【根太高さをスペーサーで合わせる】

根太の両端は根太掛けにより高さがあっているが、中間は水糸を両端に渡し、スペーサーを差し込み高さを合わせる。

そのため、事前にいろんな種類の厚みスペーサーを用意しておく。

【中韓の根太高さを色々な厚みのパッキンで揃える】

根太高さを微調整するため、1~45mmの厚みの異なるパッキンを、何十枚か用意し高さが合ったらビスで固定していく。

全部の大引きとの交差部にスペーサーを挟む必要はない。  間隔は1m前後。 これで十分頑丈な床になる。、
【根太高さをスペーサーで調整したイメージ図】

パッキン(調整材)を入れて水平高さを決めるので、ベニヤのような薄いものから、傾き高さをカバーする高さがあるものまで、 様々な厚みの材を用意しておくと微調整が楽にできる。

根太のパッキン高さ調整は古典的な糸張りのほうが目に見えるので、レーザーよりやりやすい。

目標高さは、(基準スケール)-(床板の厚み)+(断熱材30mm)+(フローリング材30mm)。





太鼓根太の高さ調整

 昔は大引きも根太も既製の角材など使わず、丸太を厚み105mmとか45mmに挽いたもの(太鼓)を使い、その上に床下地を張っていた。  (太鼓材)は大体芯があり強度があるので、傷んでいなければ十分再利用できる。   下がっている箇所は矢を打って微調整する。

 近年では根太を使用せず、下地の合板を厚くし、梁に直接留め付ける床組「剛床工法(根太レス工法)」が用いられるようになっているが、太鼓根太の考えの発展型ともいえるかも。    

【下がっている太鼓根太を上げる】

基準点との段差が大きい箇所は、三角に削った矢を大引きとの間に差し込むことで調整したらビスで固定する。

高さが広範囲に大きく狂っている場合、新たに根太受けを打ち合わせる。

高さ調整した太鼓根太と大引きは、ウレタンボンドを併用して、しっかりビスで固定しておく。  根太専用ビスを使うが100mmあれば内装ビスでもしっかり留まる。

【昔の(太鼓)根太高さ調整」

古民家の(太鼓)根太を持ち上げるときは、高さ調整はクサビ(矢)を打ち込む。








断熱材

          

根太の配置
【根太と断熱材の高さを揃える】

背高さ60mmの根太に45mmの断熱材を使う場合、空気の通り道を床材側でなく、床下側にするため、スペーサーで天端高さを揃える。

特に寒冷地では床下に空気の通り道が出来てしまうと、断熱効果が落ちる。   施工の手間もかかるので、出来れば根太と断熱材の高さを揃えたい。

根太高さ60mmなら、30mm断熱材を二枚重ねする。断熱材厚みが足らないときは、断熱材の下にベニヤなどを立て裂きにしqスペーサーを入れて調整。
【断熱材を入れる】

板状断熱材は、両端を大引きの上に乗せれば落ちないが、大引きにかかっていないと、床組みの間にはめ込むサイズが合っていなければ少しづつ落下して落ちてしまう。

落下防止の専用の金物を根太に取り付けたり、ワイヤーメッシュを張って支える方法もある。

簡便な方法として、腐りにくいプラバンなど薄い板を根太の底に打ち付けておくやり方もある。 
【】





【スタイロフォームの受け金具】

断熱材が落下しないよう受け金具を使うか端材で支える。

専用の「WZピン」という金具があり、二つに折って使うこともできる。

スタイロフォームを長くして使えば、大引きの上に載せられるので、支え材がなくても落ちることはないし、 手間を惜しまないなら、端材を使って支えを自作するのもアリ。
【「断熱材」と野縁の高さを合わせる方法】

「断熱材(スタイロフォーム)」は30mm厚を使う。 根太(胴縁)が高さ足らずの場合、下にベニヤをスペーサーとして入れ高さを揃える。

 野縁の高さがスタイロフォームより低かったら、高さ合わせとして、下に薄いベニヤを細く割りスペーサーとして敷いてやる。

  施工時は根太部以外の断熱材に乗ると踏み抜くので足元に注意。  移動するときはかならず根太の上に足をかける。

【断熱材を定尺にカットする】

図のようにカッターの刃をセットし、必要幅にセットした材に沿って断熱材を送れば、定尺にカットできる。








太鼓根太に断熱材を張る

 古民家リフォームでは、まだ使える「太鼓根太」をワザワザ撤去しているが、その理由は腐食など以外に、「太鼓根太」の形状が不ぞろいなので「断熱材」をハメられない、というのもあるよう。

 今回は「太鼓根太」はそのまま残し、床下地を外し、その代わりに「胴縁+断熱材」を新たな床下地にするというイメージ。  下地合板は床板材を取り付ける安定した土台となるが、 丈夫な「太鼓根太」を上手く代用する。

 外した既存の床下地材は、カンナ掛けして他の箇所で有効利用できる。    

【古民家の根太は「太鼓根太」】

床下地工事で使われる床材を支える根太(ねだ)材は、一般的に45mm×60mmの角材を使用するが、古民家の根太は1本の丸太の芯を切り出した芯持ち根太が使用されている。

これを「太鼓根太」と呼び、堅くたわみに強いため、床鳴りも防ぎ、重量がある家具なども補強なしで置くことができる丈夫な床となる。  「太鼓根太」は一般的には厚み45~60mmのスギ材が多く使われる。

 
【太鼓根太に断熱材を押し込む】

ある程度太鼓根太が真っ直ぐなら、根太間に断熱材受けを固定して、断熱材をムリヤリ押し込む。

ただ、この方法はあまりに太鼓根太が曲がっていては無理。

【断熱材を押し込む】

カッターで出来るだけ隙間の形状に合わせ、断熱材をカットしていく。

補強材が断熱材受けの役目もあるので、断熱材を受けるよう位置に注意。

太鼓根太と断熱材の隙間が大きかったら、テープで塞ぐ。
【作業イメージ】

床下地板を外し、その代わりに「根太+断熱材」を新たな床下地にするというイメージ。 形状が異なる「太鼓根太」にクロスさせて根太を張れば、「断熱材」をキッチリ収められる。

下地合板はないので、床板をタッカーで釘止めする際、根太(野縁)の位置は判るようにしておく。

もし床板に30mm厚杉材を使うと、断熱材を使わなくても床が冷えないという話もある。  
【既存の床板の上に根太を張る方法もある】

今回はやらないが、既存下地の上に根太を敷き「断熱材」を入れるという方法もある。

この場合、床の水平は大引きで取るのではなく、既存の床に並べた根太の下にスペーサーを咬ませ、それで根太の高さを水平にする。 少し床は高くなる。

 
【「断熱材」の施工】

「断熱材」は、ギチギチに収まるよう、胴縁間の寸法より1~2ミリ程度大きくカットしておく。

「断熱材(スタイロフォーム)」を規定幅にカットしておき、それを「野縁」で挟むように張ると隙間も生じずキチッと敷き詰められる。

「野縁」は主に天井の施工に使用される下地材でおおむね30×40mm前後。  「胴縁」は柱や梁に設けられ、壁に羽目板やボードを取り付けるための下地材で30~60mm前後。
【「太鼓根太」と同方向に根太を貼る工法】

既存の太鼓根太は間隔は不定だが、「太鼓根太」は予め等間隔にカットしておき張っていく方が楽。

そこで「太鼓根太」と同じ向きにキチッと収まり隙間が出ないよう、出来るだけ等間隔で胴縁を張る。

また野縁の下には幅の広い太鼓根太があるので、専用の「WZピン」をつかわなくても落下しない。
【芯持ち「太鼓根太」は腐りにくく、丈夫】

一般的な製材した幅45mm程度の根太は、芯はなくあまり強度は期待できないが、「太鼓根太」は芯持ち材なので、芯に近づくほど硬く、 白蟻被害等でも腐りにくいので、丈夫な床下地となる。

しかも、今回は140年以上も経過しているので、バッチリ乾燥している。  
【「太鼓根太」を一般的な根太に替えるのはモッタイない】

そのため今でもわざわざ1本丸太を加工し、芯持ち根太として使う業者もいるほど。

殆どの古民家リフォーム動画では、わざわざ「太鼓根太」を撤去し一般的な根太に変えているが、「太鼓根太」が腐食していない限りこれはモッタイない。   今回はこの上に床下地材を張る。  





「床下地(下地合板)」を張る

 「下地合板(6~12mm)」は、床板や壁板などの表面材の下に敷かれる、根太の上に張られる合板で、材質は木の薄い板を接着剤で重ねて作られており、 フローリング等がキレイに貼れるよう平らで丈夫な面を作り出す役目がある。   つまり、あくまで仕上げのための安定した土台作りのための部材であり、 構造の強度を特に求められない箇所に用いられるものだった。

 これに対し、近年では根太を使用せず、「構造用合板」を使って下地の合板を厚くし、大引きに直接留め付ける床組「剛床工法(根太レス工法)」が用いられるようになっている。

 「構造用合板(12~28mm以上)」は、名前の通り、建物の力を支える構造材として使用され、地震や風など様々な負荷に耐えるための補強に使わる、建物の中で強度を持つ重要な部材。   下地合板よりも厚くて頑丈で、力がかかっても割れにくいのが特徴。  設計図にも「構造用合板を使うこと」と指定される。

   

【「真壁」の下地合板の収めかた】

古民家は、柱が内壁面中に隠れる「大壁」ではなく、柱が見える「真壁」工法。

「真壁」に下地合板をキレイに張るには、柱の出っ張り部分をきちんと測って出隅・入隅加工する必要がある。

下地合板を敷居や壁に接触させて固定してしまうと、タワンだ時にキシミ音がするので、擦れないよう隙間を少し開けておく。

【床下地合板】

合板を敷いたら、まず四隅を打ち留めしておく。

千鳥張りで張った合板の根太位置には、隅線を引いておきネイラーで固定していく目標ラインとする。

太のラインをチョークラインでマーキングし、その上から32ミリのコーススレッドをインパクトドライバーで留めていく。
【下地合板は12mmを使う】

断熱材の上に12mmの下地合板を張る。  12㎜は薄いとされ15もしくは24mm厚が基本だが、「太鼓根太」は丈夫なのでOK。

張っていくときは湿気による伸縮を考慮し、床鳴防止のためギチギチより数ミリ間隔を開ける。 上にフローリング材を敷くので問題無し。

【根太と下地合板は接着剤で固定】

住居でない物置の床ならともかく、住宅の場合床鳴りや床の浮き防止のため、根太と下地合板は水性の木工用ボンドで接着する。

ただ、木工用ボンドは弾性がなく水分に弱いので、フローリングを張るときはウレタン系弾性接着剤を使用するのが鉄則。

木工用ボンドもアクリル系の水性根太ボンドも、弾性がないため硬化後割れて音が出る。
【根太の配置間隔は床下地サイズで決まる】

隣り合う根太間の間隔(ピッチ)は303mmが基本。  通常の1820×910の尺モジュール合板だと、1820/303=6.006。 910/303=3.003となり、 303mm間隔で根太を配置していけば、ほぼ等分に収まり、合板端もキッチリ根太の上に載る。

根太材の巾45mmの場合、303-45(22.5+22.5)=258mmが根太と根太の間隔となる。

断熱材を入れるときは、幅263mmにカットすればギチギチに収まる。
【基本的な床下地合板の捨て貼り】

床下地合板を『千鳥張り』つまり一列ごとに合端をずらして張る。 床下地板のことを「捨て貼り」と言い、根太の上に「床下地」を貼っていくやり方を「捨て貼り工法」と呼ぶ。

継ぎ目の根太に打ち込むビス穴が1ヶ所に集中しない、などの理由で、捨て貼りの構造用合板は、継ぎ目が交互になる「千鳥張り」が基本。  単純に並べて張る方法もある。
【床全面をエアネイルで釘留め】

建築基準法では床下地の固定は釘を使用するのが前提となっている。  釘打ち機用の初期の釘は、「NC釘」と呼ばれ、JIS認定ではないので構造部に使用できない。

12mm厚合板はCN50(太め鉄丸釘)を使い150mm間隔で打つことが決められている。 24mm厚ならCN75以上、ただし、根太が45mmなら長さ69mm以下が必要。  めり込ましすぎると構造耐力が低下する。
【床下地板を支える根太ピッチは303mm】

根太の芯々間隔は303mmピッチが基本。  通常の1820×910の尺モジュール合板だと、1820/303=6.006。 910/303=3.003となり、 ほぼ等分に配置される。

根太材の巾45mmの場合、303-45(22.5+22.5)=258mmが根太と根太の間隔となる。

このピッチを守れば、各下地合板の端が根太上にキッチリ載る。 合板端は20mm以上乗せる。
【下地合板は土台芯まで伸ばしておく】

柱との取り合いはマルチソーで不要部分を欠く。

壁下地桟を設けたい場合、下地端を柱で止めず、柱芯まで入れ込んでおくと、上から桟を脳天打ちで止められるので楽。

伸ばすのを忘れると、イザ壁下地桟を設けようとすると、柱間隔やなんやらで時間が取られてしまう。

【】







【剛床工法の床合板張り】

剛床工法のように、下地合板を柱の形状に合わせ切り欠き、土台の芯まで伸ばしピッタリ密着させる施工方法なら、多少は改善が望める。

隙間が出ないよう加工・設置したら、さらに気密シートを貼って気密性を確保する。

最近は、内部結露の原因の一つ、室内の水蒸気を壁の中に入れないようにするためにも、気密シートを貼るようになってきた。
【「剛床工法」は断熱性も高い】

床合板を間仕切り壁よりも先に施工し、床合板の上に間仕切り壁をつくれば、床下の冷気の流入を防ぐことができる。

柱芯まで入れると隙間風が直接きにくく、断熱効果が高まる。

合板は出隅・入隅の加工が必要になるが、マルチツールがあると便利。
【下地合板か下地合板レスか、剛床工法か】

床板の厚み30mmであれば下地合板は使わず、根太にそのまま張っていく。 固定はタッカでは無理でビスで固定していく。

15mm厚のフローリング材を使う場合、下地合板を張る必要がある。  その場合固定は4mmタッカー長さ38mmを使う。
【下地合板と柱の取り合い】

柱が内壁面中に隠れる「大壁」工法は、通常は下地合板は柱の面と揃える。

断熱効果を高めるため、下地合板の柱と当たる部分を出隅・入隅加工して、下地合板の端を柱芯まで入れるのが一般的。

ただ、後で床張り替えとなると、壁下も手を加える必要が出てくる。
【床下地の隙間に気密テープ】

下地合板の継ぎ目を気密テープで塞ぎ気密性を高める。

断熱材を敷き詰めたら、貼り合わせ部を気密テープで塞ぐ。

直接隙間風が当たらない場合は、コスト削減で養生テープで代用しても可。






アイランドキッチンの床組み

 太鼓根太が張られているが、痛みはないのでこのまま使用する。 太鼓根太のクセを拾って断熱材を組み込み、そのうえに下地合板を張る。

 広さは、奥行き・4400×幅・2620mm ≒ 12㎡

 坪数自動計算ツールで計算すると...《3.63》壺。 【7.4】畳。

 必要下地合板の枚数計算ツールで計算すると....《8》枚。       

【現状のアイランドキッチンの床組み】

自然石の束石にしっかりした大引きが載り、傷んでいない太鼓根太が張られている。

地面には防湿シートは敷かれていないが、南向きなので湿気は大丈夫。

広さは、奥行き4400mm、幅は2620mm。
【太鼓根太に断熱材を入れ込む】

根太間に断熱材を受ける断熱材受けを、900mm間隔で差し込む。 根太補強材にもなる。

太鼓根太に曲がりがあるので、断熱材の入れ込みは苦労しそう。

太鼓根太が曲がっている箇所は丁寧に形状を合わせ、出来るだけスキマを塞ぐ。
【太鼓根太に断熱材を入れ込む】

太鼓根太は真っ直ぐではないので、極力真っ直ぐになるよう、マルノコで加工する。



【床下地座合板・横張り】

「床下地(下地合板)」を張る。

1820×910×12㎜の合板、7.5枚≒8枚。

1408円×8枚=11,264円

【床下地座合板・縦張り】

1820×910×12㎜の合板、7.5枚≒8枚で、横張りと変わらない。










断熱材を入れ床下地を張る

 基本は90㎜から105㎜角の「大引き」を910㎜間隔に配置し、その上に45㎜角の「根太」を303㎜間隔で並べ、 その上に、厚さ12㎜の「下地用合板」、さらに12㎜厚の「床材」を張る。

     

断熱材を入れ床下地を張る
断熱材を収める

図は床下地板を外し、その代わりに「根太+断熱材」を新たな床下地にするというイメージ。 形状が異なる「太鼓根太」にクロスさせて根太を張れば、 「断熱材」をキッチリ収められる。

下地合板はないので、床板をタッカーで釘止めする際、根太(野縁)の位置は判るようにしておく。 もし床板に30mm厚杉材を使うと、 断熱材を使わなくても床が冷えないという話もある。

室内に空気が入らないよう気密シートで遮蔽する。    既存の太鼓根太に挟む場合、断熱材高さを揃えるようスペーサーを入れる。   
床下地合板を張る

断熱材の上に12mmの下地合板を張る。  12㎜は薄いとされ15もしくは24mm厚が基本だが、「太鼓根太」は丈夫なのでOK。

張っていくときは湿気による伸縮を考慮し、床鳴防止のためギチギチより数ミリ間隔を開ける。 上にフローリング材を敷くので問題無し。

フローリングを張る

一般的な合板フローリングは、1ケースに1.818mm×303mmのサイズのフローリング材が6枚入っており、1ケース分を施工する面積に換算すると 3.3平米 約1坪分の大きさになる。

杉の厚さ30mm、幅180mmのフローリング材だと厚みがあり根太の上に直貼りが可能となり、下貼りが不要な分、手間とコストが抑えられる。 平米当たり4800円が最安値か。






床下点検口

 床下点検口の設置位置は、梁や補強材の位置に注意し、かつ、点検がスムーズに行え開口部の前後に作業スペースを確保しておくことが重要。

 床下点検口は、開口寸法が450mmサイズが基本。 他に303mm、606mmサイズがある。  フローリングの割付にも関係する。

   

【太鼓根太に点検口を作る】

太鼓根太に点検口を作るとき、予め点検口枠を作っておき、太鼓根太をその寸法に合わせ切り欠き、点検口枠嵌め込む。

必要に応じて、不要な太鼓根太をカットする。 補強用根太が必要なら取り付ける。 強度的に問題がある場合は床束を追加しておく、

【一般的な手順】

幅38×高さ89mm以上の補強材で、開口寸法606×606mmの下地枠を作る。

目地幅3ミリのサイズに、下地合板の開口部を開ける。

隙間は気密テープで塞いでおく。
【カットしていた下地合板を取り付ける】

開口部周囲には、しっかりビスを打ちまわしておく。



【補強根太(受桟)を取り付ける】

使用する点検口の説明書に応じて、床仕上げラインから規定分下げた位置に、補助根太を4方向に取り付ける。

物によっては、断熱材付きの補助根太が付属している。

補助根太不要の「プラ受け」式のものもある。
【フローリングを張り終えたら枠の取付】

フローリングを張り終えたら、開口部に購入した外枠を取り付ける。

所定の穴に応じて付属のビスで固定しておく。

【蓋をする】

開口部に合わせて張ったフローリング材を、本体枠に取り付けビスで固定する。

ツマミ部分の施工は型紙に開口部がマークされている。  裏面に補強材を貼り付ける。






書斎の床組み

 広さは、奥行き・4400×幅・2620mm ≒ 12㎡

 坪数自動計算ツールで計算すると...《3.63》壺。 【7.4】畳。

 必要下地合板の枚数計算ツールで計算すると....《8》枚。    

【北側納戸床】

こちらは北側で湿気が多いため、途中で地面に防湿シートを敷いたようだが、150年も経つと完全に土台と床板が朽ちている。

土台、大引きは全て腐食しているので、新規に土台から床組みを行う。
【根太工法の大引き配置(1)】

大引き(A) 2400mm×2本。  大引き(B) 2899mm×2本。

大引き(C) 2903mm×2本。 大引き(D) 2903mm×1本。

95×95×3000mm 2,080円×6本=12,480円。

105×105×3000mm 3,780円×1本=3,780円





囲炉裏の床組み

 広さは、奥行き・2400×幅・3300mm ≒ 8㎡

 坪数自動計算ツールで計算すると...《2.42》壺。 【4.9】畳。

 必要下地合板の枚数計算ツールで計算すると....《5》枚。    

【根太工法の大引き配置(2)】

大引き(A) 2400mm×3本。  大引き(B) 2899mm×2本。

大引き(C) 2903mm×2本。

3000mm 2,080円×7本=14,560円。

【根太を配置】

45×45mm根太材 2400mm×20本。 市販されている根太材は長さが2000か4000mmなので、一本材として使う場合、4000mmを使うしかない。

価格は(杉)45×45×4000mm=748円。  端材は出るが748円×20本=14,960円。

分割すれば1500㎜と900㎜となり、(赤松)45×45×1985mm=480円×20本=9,600円。

900mmは、(赤松)45×45×1985mm=480円×10本=4,800円。
【床下地合板】

「下地合板」はフローリングの下や壁の内部に使われ、仕上げの安定が主目的で強度は控えめ。

「構造用合板」は下地合板よりも厚くて頑丈で、力がかかっても割れにくく、建物の強度を上げる重要な部材。

「下地合板」  1820×910×12㎜が9枚×1,400円=12,600円。
【大引きに合板が載る】

下地合板は端が大引き、土台に載るように。

大引きには45mm、土台には20mm端を載るように組む。



【使用する下地合板】

1820×910×12㎜の合板、10枚。










パントリールームの床組み

 パントリールームとは、キッチンやその近くに設けられる収納スペそひースで、主に常温で保存できる食品や飲料、日用品を保管するための場所。     キッチンからの動線が長いと、効率が悪くなってしまう。 パントリーのサイズは0.5~3帖前後が一般的。 棚の奥行きは30cm程度が目安。  入れる物に合わせて棚の高さを変えられる可動棚がおすすめ。      既存の台所スペースをパントリールームにする。 

 広さは、奥行き・4000×幅・2700mm ≒ 11㎡

 坪数自動計算ツールで計算すると...《3.32》壺。 【6.7】畳。

 必要下地合板の枚数計算ツールで計算すると....《8》枚。      

【パントリールームにする古い台所】

ここに配管されている排水管や給水管を、新しい台所へ延長する。



【古い台所の床下】

太い梁の上に、太鼓根太が張られている。

北向きなので、地面には防湿シートが敷かれているが、太鼓根太の痛みはなさそう。

広さは、奥行き4000mm、幅は2620mm。
【パントリールーム 床下地座合板・横張り】

1820×910×12㎜の合板、≒7枚。

1408円×7枚=9,856円



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