HARIBOTE4U 〜第四世代型自作機〜

 ここでは、以前のメインマシンであった『HARIBOTE4 Ultra』について少々語ろうと思います。
 もし、あなたがAT機の改造や新しいオプションを導入する場合、もしかして参考になることがあるかもしれないので、暇つぶしに眺めてみるのも一興でしょう。
 ただし、ここに書かれていることは管理人のおうちで発生した事象であり、それらの動作を貴方のおうちで再現出来るとは限りませんので、その辺の非難のメール等は一切無視します。お約束でした。

まず最初…歴史。

 HARIBOTE4U 新生

 HARIBOTE3Gが香ばしいかほりを噴いて昇天してから約1週間後、ちょうど夏休みになったのでアキバ電脳街にパーツを買いに行く。
 しかしこの時期、インテルのCPUは熱いだけで性能良いのが全く無い。マザーが燃える前は「今はパソコン買っちゃイケナイ時期だよなー」と常々思っていたのだが、何でか知らんがこういう時期に限ってモノは良く壊れるのだろう。しかも、マザーボードなんていう取り返しのつかないようなパーツが。
 いつも通りといえばそれまでなのだが、新しいマザーを買おうにもCPUもメモリもビデオカードもコネクタの形が違ったりして使い回しが効かない。一体誰だ、自作機は段階的にパワーアップ出来ますとか言ってるヤツは。いつもCPUとメモリとマザーとビデオカードを買い換えなきゃイケナイじゃないか……(涙)
 それに先ほども書いたが、この時期インテルはダメだ。となると、AMDしかない。しかも、AMDはAthlon64X2とかいうとんでもねーCPUを出している。爆熱電気喰いのPentium4XEと同じ値段で、かなり素晴らしい性能をはじき出す純正デュアルコアだ。
 結局、「一生に一度だな……」等とのたまいつつ、Athlon64X2 4800+を買う。自分、一番ハイエンドなCPU買ったの初めてです! それに、AMDのCPUを新品で買ったのも初めてだなー……
 さてさて、どの程度OC出来るかなー(やめとけって)

 ファン増設

ケース外見
ケース外見
ファン部拡大
ファン部拡大

 後ろにごついファンを貼り付けたりケーブルを細くしてあーだこーだやっているが、如何せんケース内の温度が高いままである。それにサウンドカードが熱暴走起こしたらしく、音が出なくなるという楽しい事態に発展。なので仕方なく、ファンを増設することにした。
 しかしケースにはこれ以上ファンを取り付ける場所はない。ちなみにこのケースの冷却で難点があると言えば、それは側面ファンが付いていないことである。なのでケースの横っ腹に穴をほがし、そこにファンを取り付ける改造を行った。ちなみに径が8cmとか9cmのホールソーなんて無いので、木工用の丸穴をほがす機械を買って、無理矢理やった。まぁ、とりあえず開いたから良しとしよう……。
 そこに9cmの高速ファンを2つ付け、ファンコン経由で元気よく回す。タダでさえうるさいケースが余計うるさくなり、とってもステキだ。よくやった、感動した!!(やけっぱち)
 さてさて、そのおかげで夏の暑いときも落ちることもなくなり、なかなか安定性が増したようにも思える。というか、そう思ってないとイロイロ辛いっす……
 さて、いよいよツブシが効かなくなってきたな……。

 Eye One Display2購入

 最近ディスプレイの色の具合も怪しくなり(つーか余計なところグリグリ弄りすぎ)、とりあえず年賀状の絵を描く前にしっかりカラーキャリブレーションを取ることを考えた。
 なので半年前から欲しかったEye One Display2を買う。とりあえず色合わせてみたけど、なんかナナオの標準の色とびみょーに違う気がするのは何で??(たとえば6500Kの場合、ナナオに比べて黄色っぽい)
 まぁ無いよりかはマシだし、とりあえずこういうのを買ったという気概でもって、例年よりも色に対してシビアに運用出来るだろう……。毎年毎年、適当に描いて印刷すると全然色が違ってショーック!なんてバカなコトしてますから、管理人。
 とはいいつつ、この機械を買ったからってディスプレイの色とプリンタの色がかっちり合うかと言えばそんなことはなく。結局、プリンタの方がマトモにカラーキャリブレーション出来ないから(印刷する紙のプロファイルなんて無いし)所詮は目安程度って事で。
 まぁ、ここまで来れば次は紙自体のキャリブレーションをだな(キサマのボーナスよりも高いから諦めろ)

 我が家の基幹LANをギガビットに

 自鯖からHARIBOTEにデータを移すのにちょっと待たされるので、流行のギガビットを導入。早速トラブって終〜了〜(ぉぃ)
 自鯖にはメルコのLGY-PCI-GTと言う蟹さんチップの張り付いたものを付けてみたが、1時間もすると熱暴走起こしてトランザクションがぴたっと止まる。初期不良かと思ってもう一個買ってみたが、全く変わらず落ちる。OSの所為かと思って他のPCで試すも状況変わらず。最後の仕上げにでかいヒートシンク貼り付けてファンをビンビン回してみたが、3時間動いて止まった。
 うあー、イケてねー……。確かにサーバ運用してるのは悪いかもしれんが、だからといって1日も持たないでOS巻き込んで落ちるってのはどういう事だ?
 ……などとここで愚痴垂れても仕方ないので、後日玄人志向のGbE-PCI2という、その筋の方達ご推薦のボードを買ってきた。とりあえずちっちゃいヒートシンクをお守りがてら貼り付けて回しているが全然落ちない。素晴らしい!! と言うか、これが普通なんだよ……。
 もちろん、ファイルの転送速度はちょっとだけ速くなりましたが……何か?(レジストリ弄ってもっと速くしないとなー)

 メモリ増設

 何となくというもっともらしい理由で、とりあえずメモリを1Gほど増やしてみる。何かスロットに全部メモリ入れるとDDR333になるっぽかったが、シングルバンクの512MBのヤツを2枚だったのでDDR400で動いてる。良かった良かった。
 ちなみにメモリ増やして何かイイ事あったかと言えば、全然無し(爆) たぶん、不安定要素が増しただけだ……

 NO-PCI購入

 玄人志向の自作版NO-PCIが売ってたので早速制作&取り付け。気分が良くなっただけでなーんも変わりませーん!(落ち着け)
 ちなみに音切れバリバリのSE-150PCIが良くなったかと言えばそんなことはなく、ケース内のエアフローが余計悪くなっただけなんでしょうなぁ。
 つーか、それよりもASC-39320の64Bitなコネクタがサウスブリッジのファンと干渉して取り付け位置を選ぶところに問題があり、結局キャプチャボードをVGAの真下に取り付けるという悲惨なことに。画面に精一杯ノイズが入りまーす!(だから落ち着け)
 地デジ対応の外付チューナーの良いのが出たら、さっさと取り替えよう……。

 HDD取り替え

 年末、管理人は年賀状のCGを描くために臨戦態勢に入りっぱなしである。しかしそういうクソ忙しいときに限ってHDDがぶっ壊れる。HARIBOTE3Gの時と同じように、ガリガリアクセスしてると「ぴきー!」とか言ってスピンダウン。で、青い画面になって管理人の顔も青くなり、次に怒りで真っ赤になる(もうイイって)
 以前より、次に今使ってるHDDがぶっ壊れたらU320のドライブ入れる! と豪語していたため、年末の送料無料キャンペーンでMaxtorのAtlas15K II(8K036L0)を2発買う。当初はハッタリかますために4発とか考えていたのだが、如何せんPCIバスの転送速度に引っ張られて大した速度が出ないだろうとの考察から2発にしておく。たぶんこれくらいが一番ちょうど良い個数だろう……。容量なんて要らないし。
 ちなみにこのHDD、結構静かなのであんまりPCがうるさくなくなった。けど、起動時と停止時に「ぎびっ」とか変な音たてるのだが大丈夫だろうか……? どう考えてもヘッドが盤面削ってる音にしか聞こえない……(涙)

 リムーバブルケース取り替え

 以前は、ラトックのPATA用のケースにSATA-PATA変換基板をくっつけて運用していたのだが、実はあんまり安定していなく(OSが壊れてたのかも知れんが)、時々HDDを時々認識しない事もあった。
 それで初めはPATAのトレイがそのまま使える、SATA-PATA変換付きのドックを買おうと思っていたのだが、如何せんいつまで経ってもPATAに呪縛されるのもアレと思い、トレイ側に変換基板が付いたの(SA-RCIDE-LG)を買う。
 たまたまチップセットがnForce4なのでホットスワップ出来るみたいだし、まさに自分の為にあるような一品である。とりあえず、現時点ではちゃんと動いてる。

 メモリ用ヒートシンク取り付け

 何となくという極めて情熱的理由によって、メモリにヒートシンク(HM-05)を貼り付ける。ぱっと見、RIMMっぽくてかっこいい(意味無し)。
 問題は、こんなモン貼り付けてなんぼのモンかというところだろうが、電源落とした直後のヒートシンクを触ってみたら、あんまり触りたくないくらいに熱かった。という事は、それなりにチップから熱を吸い取ってくれているということだろう。
 ちなみに、DRAMって目立たないけどめちゃくちゃ熱くなるので要注意。そのうちヒートシンク張るのが一般的になるかも知れない……。

 ビデオカード交換

 RADEONのX700はDVIを繋いでいるとブラックアウト(映像信号がとぎれる)を起こすので、かなり頭に来ていた春の週末、高校の同窓会のついでにアキバに逝って、気がついたらX1900XTX(バルク)を買っていた。何か良くわかんないけどXがいっぱい付いてるから速いんだろうなーとか思っていたのだが、今まで紙芝居のように見えていた某3Dベンチが普通にアニメしてるんですが何か?←嬉しくて仕方ないようです
 とりあえずアナログもソコソコ綺麗に映るし、DVIも勝手に切れないので素晴らしい! 3Dの性能なんて、滅多に使わないからどーでもいいです!!(だったらこんな廃endなの買うな)
 さて、何かかわいらしげなお嬢さんの出てくる3Dのゲームでも捜さないと…(ダメすぎ)

 焼きドライブ交換

 PX-708もDLなディスクを焼けないし、と、お店でふと見かけたPX-760SAを買う。SATAにすればケーブルが細くなってケースのエアフローに良いからだ。それにジークプレクだし(爆)
 という事で何も考えずに買っていったわけだが、実はこのドライブ、この日に発売日だったりしたわけで(発表からだいぶ経っていたから、既に発売中で枯れていると思いこんでいた)。そしていきなりチップセットと相性が悪くて、ロクに焼けなかったわけで。後になってプレクスターのWebを見ると、なにやらnVIDIAのドライバだと安定しないとか面白いことが書いてあるのだが、RAID使ってるとnVIDIAのドライバ使わないとダメじゃん……
 プレクのドライブは、何かしら節目なものが出たら結構買っていた。家にはPX-W2410TA、PX-708A、PX-760SAがあるのだが、こいつら一度たりとも付けっぱなしでほったらかしでディスクをびしっと焼いてくれたことがない。今まで3台とも、焼き途中でソフトが落ちたりWindowsが青画面出したりと、何枚も高いディスク(管理人は誘電のディスクしか使わない。DLはリコーだけど…)をゴミにしてくれた素晴らしい奴らだ。
 その点NECの焼きドライブは、よっぽど酷いことをやっても焼き損じなど無く、何もケアしてないのにちゃんと動いている。焼き性能が神なのは分かるが、如何せんPCとのインタフェースがヨワヨワだと、家のみたいなヘンな自作機だと全然使いモンにならないじゃないか……
 とりあえず、しばらくはDVD-ROMドライブとして頑張って貰うことにした。

 電源交換

 ちょっと前にニプロンのみなもっとさんの記事を読んでから、何故か惚れた。みなもっとさん。凄まじいネーミングだ(ぉぃ)
 電源は人間の体に例えれば、心臓になるのだろうか。血が来なければ脳がすぐに死んでしまうように、いくら性能の良いCPUやビデオカードをねじ込んでいても、そのエネルギー源たる電源がショボければPCは安定して動かない。だから人の体に触れるパーツ(キーボード、マウス、ディスプレイ)の次に、電源には気を遣っている。
 ちなみにそれまで使っていた電源はENERMAXの460Wのもので、容量自体は問題無いのだが、如何せんメインケーブルが20ピンだ。しかしマザーは24ピンであり、それにX1900XTXなんて不用意に電源を喰うビデオカードも入っているわけで、全体的な底上げをもくろみピーク時650WのePCSA-650P-E2Sを買った。ちなみにみなもっとさんシリーズだとケーブルに無駄が多いので、メーカー直販サイトで電源ユニットとケーブルを必要な分だけチョイスした。嫌な客である。
 早速我が家にやってきたePCSA-650P-E2Sの中身を放熱口から見てみると、なんと恐ろしいことに電解コンデンサが全部日本ケミコンの105℃品だったりする。素晴らしい、さすがMADE IN JAPANの電源だ……!(ちなみにENERMAXは1次側は日立のだけど2次側はワケのわかんないのしか入ってないのでがっかり)
 電源を取っ替えてもPCが速くなったりするわけではないのだが、安心感は極めてグーである。これからも末永く縁の下の力持ちとして頑張って貰いたい。

 i-RAM導入

 PhotoshopをCS2に取り替えてからというもの、ちょっと動かす度にガリガリHDDにアクセスが起こってとてもじゃないけどフィーリングが悪くて仕方ない。
 CPUだってHDD周りだって、割と速いのを積んでいるつもりなのにこんな状況なのだから、他の人の環境ではどうなのだろうか。
 ということで、HostRAIDよりもキビキビしたテンポラリドライブなんて現状i-RAM以外には考えられず、いい加減古くなったキャプチャカードを外してこいつを突っ込んだ。
 まぁ、とりあえずほんの少しだけレスポンスが速くなったような……つーかそう信じないと(涙)
 海の向こうではDDR2で5吋スロットなi-RAMの話題が出てるみたいだけど、せめてメモリは16GB位入れたいもんですなぁ。次世代型(?)は8GBまでみたいだけど。

 SATA I/F導入

 PX-760SAがDVD-ROMのままではあまりにもアレなので、玄人志向のSATA2RI2-PCIeを買った。後でツブシがきくようにRAIDの方を買ったが、ちゃんとDVDドライブも認識している。
 ちなみにマザーにも似たようなチップが貼り付けられてはいるのだが、これを有効化すると起動しない。BIOSのPOSTで止まるというヘビーな状態になる(SCSIのBIOSとケンカしてるらしい)。
 なのでこのカードを買っても同じ状態になることも考えられたのだが、一応Windowsまで起動してくれる。
 とりあえずDVDを一枚焼いてみたけど落ちなかった。果たしてこれからどうなる事やら……

 キャプチャ導入

 i-RAMと交換してしまってPCからキャプチャが無くなっていた。X1900XTXについてるキャプチャは正直使い物にならないし……と困っていたとき、カノープスのMTVX-HF USBが発売され、ほぼ即買いしていた。
 USB接続だからか何か知らないけど、妙にレスポンスのトロい機械であるが、やっぱ画質がナイス。それにSCSIがゴリゴリ動いていても、以前のように画面がグチャグチャにならない。やっぱナイス。
 しかし、FEATHERの右クリックで出てくるメニューって小さいしカーソル外れるとすぐに消えるので、なんだかとっても使いづらい。自分らでUI作る姿勢は良いのだけれど、せめてWindows標準よりも利便性を増すようにして欲しいなぁ。

 MOドライブ交換

 何となく内蔵のMOドライブ(640MB)の調子がアレなので、中古のギガモと交換した。640MBのディスクでも今までのよりも速いというので、一石二鳥である。
 一応USB接続のギガモもあるのだが、『死ぬほど大切なデータはMOで二重保存』という激しいことをやっている管理人の場合、MOドライブが二つ付いてると正副一緒くたにバックアップできるので超便利。
 何度も言うが、一番大切なのはCPUでもHDDでもOC耐性でもない。自分の作ったデータである。それを保存するためには、少々の設備投資をケチってはいけないと思う、過剰投資の今日この頃。

 マウス交換

 前のIntelliMouseExplorer2.0はマウス本体と受信機の距離が5cm以上離れるとマトモに動かないという悲しい現実を毎度直視せなばならず(デスクが鉄だから電波が……)、これじゃワイヤレスってなんでつか? というアレな状況になるわけで、何となく金属に強いそうなBluetoothを使っているWirelessLaserMouse8000を買ってみた。
 そしたら目論見通り無線マウスは良く動くし、クリックの取りこぼしもなくてステキ。けどSmartScrollのドライバがマトモに動かなくなったのが何とも……(ウチの環境だけかも知れんけど)
 ちなみにこのマウスって背中がアルミで出来てるからなの知れんけど、妙に重たいのでそういうのが苦手な人はちょっち要注意。慣れないと手が疲れる。けどカッコイイので好き♪

 モニタ交換

 最近、PCでDVDを見ることが多くなった。PCの周りにはピュア(&プア)な5.1ch環境があるので、音に気を遣った作品はテレビのスピーカーしかないリビングではイケてないのだ。
 ところで最近の映画やアニメと来たらフツーにワイドばっかりだし、4:3のCRTだとすごーくちっちゃい画面で見る羽目になるし、それにそろそろ21インチのモニタは重いし画質もアレになってきたなぁ……という季節だった(意味不明)
 と前置きはイイとして、とりあえず人様並にワイドな液晶ディスプレイが欲しくなりましたよ! ええ、このWebのあちこちに『CRTぢゃなきゃいやぁ〜ん♪』なんて書いていたバカな管理人ですが、寄る年波に逆らえずヘタレました。ええ、私は負けを認める男です。だって最近の液晶ってヘタなCRTよりも綺麗なんだもん!!(X1900XTXなんて使ってるくせに3Dゲームは絶対やらないバカタレは、静止画が綺麗な液晶で十分なのです)
 けれども。前使っていたディスプレイはCRTとはいえ”その辺のヤツが買う最高級品”のT966だ(TOTOKUとかいう廃な人は気にしないで下さい。アナタの逝く道は決して邪魔しませんから)。その辺のつまらんモニタなぞ買おう物なら、永遠に卑怯者の誹りを受け死んでも侮辱されるだろう(落ち着け)
 ならばT966に引けを取らない(かつビミョーにみぃはぁな)液晶を買わねばならんのだ。漢には、やらねばならない時があるのだ。という事で、今回はNECディスプレイソリューションズのLCD2690WUXiを買った。ナナオのS2411Wはどうしたゴルァ!といった向きもいるだろうが、皆様ご存じの通りあの油膜の貼ったようなギラギラ画面はダメです……。会社で買ったけど、やっぱ目がぁ、目がぁ〜〜!(涙)
 そして、ブツ(本体)をそのまま机の上に置いていても全くつまらないので、アーム(ナナオのLA-131-D)を付けた。ちなみにこのアームだと、耐荷重が0.2Kgオーバーしているのでまったくもって危険である。とりあえず今のところは大丈夫だが、そのうち折れるかも知れない(ぉぃ)。ちなみにそれよりも机の強度が気になるが…… 現に机の真ん中くらいに付けたら、天板がグニャグニャしなってモニタの自重でアームが勝手に動いていたし。(なので現状は端の方に付けた。こっちだと大丈夫だ)
 ちなみに蛇足がてらに書いておくと、ドット抜けとか無し! 素晴らしい!! さて、どうやってこの広色域を活かす絵を描くかだなー……それが一番問題だ(汗)

 DR.DAC2導入

 イケたDACが欲しかった。いい音で音楽が聴きたかった。なのでDR.DAC2の発売がリリースされてから、もう買う気満々で予約していた。結果は超満足。カンペキだよ……熱くなければ(汗)
 ちなみに管理人が思うところの、このDACのナイスな点は以下の通り。

  1. 対応サンプリング周波数に88.2や176.4があること。PS3でCDのアプコン(?)がこの周波数なんだけど、ヘボいDACだとそんな周波数付いてなかったりするし。
  2. オペアンプが交換可能。ダメならすぐにハンダごてを持ち出すバカな管理人の夢と野望を叶えるステキ仕様ですよ……。ソケットも板バネじゃなくて丸ピンだし〜♪
  3. 96KHz 24BitのUSB音源内蔵。これでSE-U77を完全にリプレイス出来るし。
  4. ヘッドフォンアンプ内蔵。今度買おうと思ってるプリメインアンプはヘッドフォン端子が無いので、あまりにもステキ。
  5. TOS-Linkと同軸を両方いっぺんに繋ぐ事が可能。入力が先に入った方を優先させるそうなので、二つのS/PDIF出力を繋ぎっぱなしに出来る。

 ただし、気に入らない点もいくつか。一つは値段が高いこと。ここまで高いのならば、もう少し筐体を大きくして熱設計に余裕度を持たせて欲しかった。筐体が触りたくないほど熱くなるので、いつもオペアンプ交換用の蓋を開けて使っている。
 もう一つは、ヘッドフォンのコネクタが金メッキでないこと。接触抵抗がどうたらとかいう以前に、4万以上するんだからもう少し高級感=持つ喜びを満足させないと……。
 あと努力目標としては、TOS-Linkの出力(入力からのパススルー対応)を付けて欲しかった。そうすると、AVアンプにカスケードで繋げられるし。
 とは言いつつ、もう手放せないデバイスになったことは間違いないっす。さて、いつまで焼けずに済むかだな。保証切れたらコンデンサ全部取っ替えよう……(ぉぃ)

 キーボード交換

 以前より、HARIBOTE4UとXPC100をぱちぱち切り替えるDVIとUSBに対応した切り替え機(KVMスイッチ)が欲しかった。今まではUSB切り替え機とモニタの入力切り替えを使っていたのだけれど、時々間違えるし色々面倒だったのだ。
 人間、まずめんどくさがって堕落しようとするから色々な技術が開発され、科学の発展に寄与するのだ。
 ……等という言い訳は良いとして、コレガのCG-PC2UDAという切り替え機を導入、キーボードもUSB必須なのでWindowsキーの付いたRealforce108UHにした。
 さて、この状態で以下のような悲劇に襲われたわけだが……。
 常々思うに、管理人は1楽しようとして10の苦労を金を出して買ってくる質であるとかなり凹む。若い頃の苦労は買ってでもしろとか言うが、そういうのは心と時間にゆとりがあるヤツがやればいいことで、管理人みたいに心も時間も財布もゆとりがないダメ人間はとにかくまったり過ごしたいだけなのだ。
 苦労はまだ続くのだろうか……。

 ビデオカード交換

 CPUページでやってるグラボ分解写真の為に、ジャンクのGeForce8800GTSをヤフオクでゲット。一部チップコンデンサが取れてたりするので見た目的にも十分ジャンクだったのだが、PCに付けたら残念ながらちゃんと動くし。
 管理人は今までGeForceをマトモに使ったことが無いので、試しX1900XTXと交換して使ってみることに。まぁ、普通に使う分じゃ余り変わりませんな。動画もこのPCだとCPUが足を引っ張ってどうにもならんし(涙)
 とりあえず3Dのベンチを5時間程度回しっぱなしにしても問題がないので、しばらく活躍して貰おう。

 SSD導入

整然と並ぶDIMMが漢らしさ120%
QikDRIVE 8G
43.5cmの延長が可能!こんな悲惨な姿でも動くんだから、PCIバスは偉大だ。ちなみに途中の黒いテープは、スレイブ側のIDEコネクタを引っぺがした痕
PCI-43.5CM(笑)

 SSDと言っても流行物のフラッシュメモリを使ったヤツではなく、ヤフオクでQikDRIVEというゲテモノをゲットしたのでこれを使ってみることに。
 ちなみにQikDRIVEとはDBサーバあたりにぶっ込んでおくとステキ!てな感じで売られていたD-RAMを使ったRAMDISK(システムからはSCSIディスクとして認識される)で、写真の如くPCIバスに8Gバイト分のSDRAMが突き刺さっているという何とも漢らしいお姿をされている逸品である。10年位前に、たぶん200万円くらいで売られていたような気がする。
 容量が少なめのi-RAMの4Gバイトと違い、8Gバイトもあれば十分にテンポラリ領域として使えるので、根性入れてパソコンにねじ込んだ。ちなみにQikDRIVEは2スロット使うのでi-RAMがそのままでは刺さらず、玄人志向のPCI-6.5CMを魔改造してPCI-43.5CMを作成。ちょうど80ピンのIDEケーブルとピッチが同じなので何とかなった。
 QikDRIVEはシステムやPhotoshopのテンポラリ、i-RAMにはスワップファイルを配置した。なお、nVIDIA RAIDを使うとシステムの起動が異様に遅いので、デュアルコアとかでイケイケなHDD(WD1001FALS)を1コだけ突っ込んで単なるIDEにした。
 とりあえずOSとかアプリの動きが異様にキリキリして楽しい。このままぶっ壊れずに動いてくれればいいのだが……

 ちなみに以下は、HD BENCHで測ったQikDRIVEの速さ。爆速である。

ReadWrite
SequentialRandamSequentialRandam
MB/sec11110611154

 カラーキャリブレーター交換

 絵描きにとって、モニタの色合いをそのまんま印刷するというのは根源からわき出る欲求の一つなのである。
 それを叶えるためにキャリブレーターを買って色合せに勤しんでいたのだが、前のはやたらと故障が多くかなりうんざりしていた。(買って1年3ヶ月で故障。そして有償交換して貰ったのは1回使っただけで故障。以降も有償だと…。)
 せっかくモニタもハードキャリブレーション出来るのを買ったのに(別売りソフトも)、このままじゃあまりにも切ない事態であるのは間違い無く、そして年賀状の絵もモニタの色がずれていたらしく、印刷してもかなり色合いが違う有様。いい加減我慢の限界を超えていた。
 そんなある日、アマゾンでColorMunki Photoがえらく安売りしていたので、勢いでポチった。後悔はしていない。
 今のところ添付のソフトを使って簡易的に色合せをして楽しんでいるが、そのうちモニタのハードキャリブレーションのセンサとして使えるようにならないかと、独り楽しみにしている毎日である。ナナオは既に対応しているし、オトナの事情だと大丈夫なのかなぁ?
 で。これ以上何も言わないから、せめて10年間は動いて欲しいと切実に思う今日この頃。前のヤツ二個分と今回ので、既に14万円くらい掛かってるんだから……。また壊れようものなら、普通にi1 Proが買えるっちゅーの。

 RAMDISK交換

 前回導入したQikDRIVE+iRAMでは容量がやや少ないため、将来への拡張を考慮して流行物のANS-9010に交換した。
 とりあえず2GBのメモリモジュール(SanMax SMD-4G88HP-8E-D)でお茶を濁したが、そのうち4GBのモジュールが安くなったら入れ替えようと思う。というか、現状でギリギリの容量。早めに2台目を入れた方が良いのかしらん?(汗)
 なお、CFにいちいち書き出したりする必要性がないのと、PC起動時にCFからリカバリ掛けるとやたら遅くなるらしいので、常時給電にした。用途はスワップファイル置き場とテンポラリー領域であるので、万が一電源が落ちて中身はすっ飛んでも全く問題ないのだ。
 ちなみにその辺のパーツ屋さんに売っている安ACアダプタやらHDD用の安スイッチング電源なぞ何時火を噴くか分からないので、コーセルのPBA75F-12というそれなりの電源を買った。推定寿命は、ウチの環境だと10年くらい。それぐらい保てば全然問題ない。特に日本製って辺りが素晴らしく安心感を醸し出す。
 という事で、お金が貯まったら2台目逝こう……。あと、速さはシーケンシャルで188MB/s、4kランダムで75MB/sくらい。特に問題なしですにゃ。

 ヤフヲクを覗いていたら、DDR2のメモリが安く売っていたので衝動買い。ついつい8枚買って気がついたらANS-9010も注文していた。
 まぁ、元々ANS二つ買うつもりだったし、外付の電源も二つまかなえるように75Wのを買っていたし、特に問題なし!! 単にサイフからお金が出ていっただけさ……(反省しろ)
 で、nVIDIA RAIDを使うと起動が異常に遅くなるので、OSのダイナミックディスクでストライプったらどうかなー?と考え、色々試して見るも見事に撃沈。
 もちろんドライブはちゃんと出来上がるのだが、管理人が期待しているスワップファイルが作成されない……。やはり、スワップは最悪シンプルボリュームでないとダメらしい。なんてこった、せっかくシーケンシャルリードで354MB/sも出てたのでウハウハしていたのに。
 仕方なく、RAMDISKは2ドライブに分けて運用中。まぁ、そのうち何とかするから良いやぁ……。

☆おまけ CrystalDiskMark 2.2の測定結果 いずれもファイルは100MB

■ANS-9010 1Port
ReadWrite
SeqRnd 512kRnd 4kSeqRnd 512kRnd 4k
MB/sec189.305188.77583.477161.967161.74877.712
■ANS-9010 1Portx2 ダイナミックディスクのストライプ
ReadWrite
SeqRnd 512kRnd 4kSeqRnd 512kRnd 4k
MB/sec354.991354.35580.513313.372311.44175.195
■ご参考 ASC-39320-RのHostRAIDとMaxtor 8K036L02発のストライプ
ReadWrite
SeqRnd 512kRnd 4kSeqRnd 512kRnd 4k
MB/sec118.21648.2421.262112.42274.4535.226
■ご参考 WD WD1001FALSx1
ReadWrite
SeqRnd 512kRnd 4kSeqRnd 512kRnd 4k
MB/sec116.50859.6070.981102.71895.8002.548
■ご参考 QikDRIVE 8G
ReadWrite
SeqRnd 512kRnd 4kSeqRnd 512kRnd 4k
MB/sec115.464115.40174.908114.420114.52379.285

 以上が管理人とHARIBOTE4Uの共に歩んできた歴史をざっとまとめてみたものです。妙に詳しい日付がありますが、こーいう時は長年溜めているレシートがものを言います(笑)
 では、現在のHARIBOTE4Uの環境について、少々語っていきましょう。

次…HARIBOTE4Uとその仲間たち

 まずは、システム上にある適当なデバイスを載せておきます。

ジャンルモノの名前モノの説明
CPUAMD Athlon64X2 4800+
メモリPC3200 4GBytes
マザーMSI K8N Neo4 Platinum※1
ビデオPOINT OF VIEW GeForce8800GTS 640MB
SCSI I/FAdaptec ASC-39320-R
SATA I/F玄人志向 SATA2RI2-PCIe
U320 SCSI-HD x2Maxtor 8E036L0※3
S-ATA HDWD WD1001FALS
DVD±RWPlextor PX-760SA
DVD±RWNEC ND-3520A
MO(SCSI)富士通 MCE3130SS
MO(USB)富士通 HMO-1300USB2
FDTOMCAT TC-FD35M-3B
メインモニタNEC LCD2690WUXi
サブモニタナナオ FlexScan S190
USB音源AUDIOTRACK DR.DAC2
キーボード東プレ Realforce108UH(SA0100)
マウスMicrosoft Wireless Laser Mouse 8000
ケースSOLDAM MT-PRO 3000IIΩ
タブレットWACOM intuos3 PTZ-630
ジョイスティックSONY DUALSHOCK2 + ELECOM JC-PS101USV
プリンタEPSON PX-G920
シールプリンタCASIO EL-700
スキャナEPSON GT-9800F
UPSOMRON BX50XF
UPSAPC SmartUPS1000J
電源ニプロン ePCSA-650P-E2S
ファンコントローラZALMAN ZM-MFC1F
メモリヒートシンクAINEX HM-05
リームバブルベイRATOC IDE-MDK1
RAMDISKACARD ANS-9010(16GB)

 上記のようなデ バイスがHARIBOTE4Uにはくっついていました。
 しかし、ちゃんと動かすにはぼちぼち苦労と工夫がいったもんです。"モノの説明"にリンクが貼ってあるので、もし興味があればのぞいてみてください。

マザーあれこれ

安定動作の魂はコンデンサに宿る?

 のっけからわけの分からんタイトルですが、マザーにロクでもないコンデンサが張り付いてるとイロイロ問題があるものです。
 最近のCPUは電気喰いで、レギュレータ回路についてるコンデンサは特にストレスが掛かります。しかしショボいマザーはショボいコンデンサが張り付いていて、今まで結構苦労した記憶があります(張り替えの楽しさはありますが)←この辺ハンダ付けへち
 さて、このマザーのコンデンサは、驚くことに全部日本(メーカー)製! ニチコンとルビコンと松下のコンデンサが張り付いていました。んー、素晴らしい、これでコンデンサが原因でおかしな事が起こる可能性はかなり低くなるでしょう。というか、気分がいいっす(笑)
 ところで、以前ならばレギュレータの2次側くらいしか日本製コンデンサが張ってなかった自作用マザーボードに、こうも多く日本製のコンデンサが載るようになった理由は何なんでしょうか。それだけコンデンサに対するストレスが激しくなっているのか、それとも日本製コンデンサ搭載という事がものの価値を高めているのか。
 なんにしても良い傾向であるといえましょう。

BIOS変えるたびに……

 さて、このマザーは如何せんまだまだ枯れていないので、イロイロ問題があったりします(たとえば下にあるサウンドボードのノイズとか)
 なのでBIOSが出るたびに変えて様子を見ているわけですが、その度に(COMSクリアするたびに)全然起動しなくなります。
 結局は、マザーの何か大切なBIOSとSCSIのBIOSが思いっきりコンフリクト起こしてるらしく、ビデオBIOSの初期化前辺りで失敗こいて止まってるようです。
 なので一旦SCSIカードを引っこ抜いて起動し、BIOSの設定でSilliconImageのRAIDコントローラとかのBIOSをDisableにすると、SCSI刺したままでも何とか起動するようになります。
 ただし、nVidia RIADのBIOSはWarningメッセージを出して全然読み込まれませんが……
 んー、やっぱSCSIが一番の元凶なのだろうか……。本物のRAIDカードみたいに変なプロセッサ(ぉぃ)積んでないから、オーバーヘッドが少なくて速いんですけどねぇ……。
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この期に及んで音切れ……(涙)

 SE-150PCI、音切れしまくりです。
 どうやら、ASC-39320-R(SCSI HBA)がPCIバスを思いっきり占有してくれるらしく、HDDがゴリゴリ動くのに同期(?)して「バリバリバリバリ!!」って、ちょうどCDを指でつんつんいじりながら音楽聞いてるような感じになります。
 前のP4B533の時には全然そんなこと無かったので、きっとnForce4との相性でしょうなぁ……。オンキヨーのWebにはCool'n Quiet使うとチリチリノイズが入りますとか書いてますが、Cool'nQuiet使ってないし、それにチリチリではなくバリバリっす、バリバリ。
 PCIバスの位置をいろいろ変えたけどダメ、BIOSでPCIのセッティングを弄ろうにも、K8N Neo4 Platinumにはなぜ故かメモリの設定しか無い。つまり弄れない、と……。
 こりゃ、PCIE接続のSCSI HBAかサウンドボードを買うしかないですなぁ……。
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Host RAIDの速さ

 Host RAIDでベンチを測った情報ってあんまり公開されていないような気がするので、適当な表で載っけてみます。
 まず、測ったソフトはSandra2005とHD BENCHです。たまたまHDに入ってたんです。重要な理由ですよ?
 測定内容は、Adaptec ASC-39320-Rに接続したMaxtorの8K036L02発をストライピングにした時のブロックサイズによるベンチ結果の比較です。
 ついでに昔使ってたHGSTのUltrastar36Z15相当のヤツ4発をストライピングったの(Old)と、nForce4でIC35L080AVVA07-0を2発でストライピングしたヤツ(ATA)の速さも載っけておきます。

Sandra2005HD BENCH 100MB
Stripe
Size
ReadWriteSeek
Time
ReadWrite
BufferSeq.Rand.BufferSeq.Rand.Seq.Rand.Seq.Rand.
16K43115451010169141172510245
32K83119522011072111233011248
64K11612266331158471233411851
(Old)64K51105665088756--------
(ATA)64K18390561359148776208134

 一番速いのは、8K036L0の64kのヤツですね。ATAのは今となってはボロいドライブですが、まぁ速さもボチボチ出ているので普通に使う分ではあまり問題にはならないかと。
 SCSIのドライブを導入する一番の利点というのは、CPUに負荷が掛からない点と圧倒的に速いシークタイムだと思われます。SandoraのSeekTimeの数字だけ見てるとあまり違いはないように見受けられますが、各のランダムアクセス時の数値を比べてみたら一目瞭然であるといえましょう。
 OSやアプリの起動ではとにかくランダムアクセスが起こるわけですが、こういうときにどれだけ速度が出せるかというのがマシンの底力に大きく関わるわけです。シーケンシャルアクセスの速度なぞ、100MB/secでも出てればあんまり困りません。それよりも、たとえばOffice如き起動するのに2秒近くゴリゴリHDがなるのは大変屈辱的なわけで、HARIBOTE4Uなら1秒もかからずスバッと起動を完了します。
 ちなみに某社のウイルスソフトでリアルタイムスキャンでもカマした時には、Raptor2発でストライピングしたドライブですら、3世代前のオンボロHDと同等の速度しか出なくなります。実際に試したわけではありませんが、こういう状況でSCSIぶち込んだら少しはマシな状態になるのではないでしょうか。
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PC切り替え機にまつわる苦労話

 CG-PC2UDAを導入して色々試してみた結果、以下に挙げる問題点に出くわしました。
 もちろんこの事象は日頃の行いとタイミングと運が悪い管理人のお家のみで発生する相性問題であり、各社の優れたハードウェアに対する罵詈雑言ではないことを先にお断りしておきます。

1.PCからの映像信号が止まっても、モニタ(LCD2690WUXi)がサスペンドにならない(電源入りっぱなし)。

《原因》
 切り替え機から何かしら信号が出っぱなしになっていると思われる。どうせなら全部の端子をPCと繋げてくれりゃあいいのに……
《解決策》
 いちいちモニタの電源を落とすのもシャクなので(てゆーかすぐに切り忘れる)、切り替え機の電源を落とせばモニタも大人しくサスペンドになるからPC連動タップを使うことを思いつく。
 最初は電流値を測って電源を入りきりしてくれるエレコムのT-Y10Aのパソコン用コンセントに、HARIBOTE4UとXPC100を並列に繋げた。けどHARIBOTE4Uの電源(ePCSA-650P-E2S)は電源が切れていても電流値の変動(0.18〜0.26A)が結構あるし、XPC100はそもそも異様に電気喰わないし(最大0.68A)と、電流値でどうこうするタップは誤作動が激しく使い物にならなかった。(どっちか片方なら全然問題ないのに……)
 なのでUSBで電源を入りきりするUSB連動タップ(オーディオテクニカの古いの)の、USB端子を増設することを考える(2台のPCで、どちらかが動いてれば電源入らなければならないため)。中を明けてみれば、単にフォトカプラが付いてるだけなので、ジャンクのスイッチング電源から取っ払ったフォトカプラを使って改造改造♪
 しかしHARIBOTE4Uがサスペンドに入ったときにモニタの電源が入ったままになるため、USBではなくパワーLEDに並列に繋いでPCの動作状態を連動タップに伝えることにした。
《結果》
 PCの電源が落ちてるときやサスペンド・休止に入ってるときにはモニタがサスペンドに入ってくれるので何とかなった。

2.切り替え機で選択されていない方のPCを起動したら、デスクトップの解像度が1024x768になる。

《原因》
 選択されていない端子からのEDID情報が1024x768になっている(切り替え機に内蔵)。どうせならモニタのEDID情報覚えてくれりゃあいいのに……
《解決策》
 いちいちCCC起動してデスクトップの解像度をグリグリいじるのも屈辱なので(てゆーかPCが不安定になる)、切り替え機のEDIDが記憶されているシリアルEEPROMの中身を書き換えた。
 ソフトはPonyProg、書き換え用のハードは、PonyProgのWebに出ているEasy I2C Bus Interfaceを適当(トランジスタはジャンク基板から引っぺがした2SC945、コンデンサはその辺に落ちてた10uF)に作って切り替え機のEEPROMを適当に引っぺがし(DVIコネクタが張り付いてる下段の基板に付いてる、管理人の切り替え機だと24BC02てな型番のチップ。256バイトの2402シリーズ)、Monitor Asset Managerで適当に吸い出したLCD2690WUXiのEDID情報を適当に書き込んだ。
 ちなみにEasy I2C Bus InterfaceはPCによっては信号のエッジがなまってたりノイズが激しくて誤動作するので、適当に電源とかパラレルケーブルにフェライトコアを付けた方が良いかも。
《結果》
 裏でPCを選択しても、ちゃんと1920x1200で起動するようになった。あと、メーカー保障が効かなくなった

3.マウスやキーボードの調子が悪くなる。

《原因》
 チップセット(nForce4とか)と相性が悪いらしい。どうせならUSB2.0に対応してりゃあまだ良かったのに……
《解決策》
 適当にUSBハブを咬ますと調子が良くなる(改善する)との噂も。管理人の環境では、キーボードは問題が出ていないが、マウス(M$のWireless Laser Mouse 8000)が10分に1回くらい反応しなくなる。運が悪いとPC再起動するまで動かなくなる。
《結果》
 切り替え機とマウスのレシーバの間にUSB1.1のハブを咬ましたら、何となく調子が悪くなるのが1/3になった気がしなくもなく。

4.PCをスタンバイにしても、瞬間的に復帰する。

《原因》
 切り替え機がなにやら延々と信号を送っているらしい。どうにかならんのか、もう……!
《解決策》
 諦める。そしてキーボードのプロパティで、電源管理をしないようにする。スタンバイの復帰はもう一度PCの電源ボタンを押すようにでも設定する。
《結果》
 とりあえず運用で何とか。ホントはキーボードで復帰する方が面倒が無くていいんだけどなぁ……。

 世の中には、何でモニタのEDID情報覚えてくれて、USB2.0で、公式に1920x1200に対応していて、PCのサスペンドがしっかり効いて、なおかつモニタのサスペンドもしっかり制御してくれる切り替え機が無いのでしょうか……。
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