2004-027
戦場で戦い続ける女・デュナン。
強化服に身を包む謎の一段に眠らされ、平和な都市・オリュンポスに連れてこられた。
そこで出会ったのは、クローン技術の応用によりヒトと同じ姿をしながらヒトよりも優れた能力を持つようになった「バイオ・ロイド」だった。
バイオ・ロイドであるヒトミによれば、デュナンが知らぬうちに凄惨を極めた世界大戦は終結し、オリュンポスが世界を統治することになったというのだ。
オリュンポスでは、バイオ・ロイドの感情と生殖をすることでヒトとバイオ・ロイドの共存を実現している。
しかし、バイオ・ロイドの潜在的能力に不安を抱く一部のヒトは、バイオ・ロイドの殲滅とヒトの復権を唱え、オリュンポス内でテロを起こしていた。
そんなオリュンポスに来て早々、デュナンは命を狙われる。
その時に彼女は「アップルシード」という言葉を耳にする。
それはヒトとバイオ・ロイドの運命を左右するキーワードだった。
ヒトの敵は、ヒトか、バイオ・ロイドか。
デュナンは未来のため、再び戦いに身を投じる。
キャラの動きにはモーション・キャプチャーを使用したフルCGアニメ。
公開前から海外配給だの続編制作だの、周辺が騒がしかった。
良くも悪くも、デキのいいCGを見せてもらった。
残念ながら人物までCGにするメリットまでは見出せなかったが。
2004年4月29日 シネリーブル池袋