2003-059
江戸時代の初め、徳川勢が「関が原」の合戦に勝利して幕府を開いたとはいえ、まだまだ平和と呼ぶには火種のくすぶる世の中。
10人の孤児を集め山奥で暗殺術を仕込んでいく月斎(原田芳雄)の元、あずみ(上戸彩)は着実に強くなっていった。
修行を始めてから10年、いよいよ山を降りることになった日、月斎が出した指示は「仲の良い者同士が斬り合うこと」だった。
純真無垢でありながら最強の子供たちが最後の試練を終えて山を降りた時、使命が与えられる。
「徳川に仇なさんとする浅野長政、加藤清正、真田昌幸を暗殺せよ」。
見事に浅野長政の暗殺に成功する一行だったが、事態を察知した加藤清正の重臣・勘兵衛が刺客を放ってきた。
あずみは、使命を果たすため、そして、生き延びるために闘う。
長い長い原作の、どこまでを映画化するのかと思ったら、「美女丸」との対決まで。
ま、妥当な線ですね。
上戸彩が主演ということで、大きいお兄さん達が数多く見に来るだろう。
しかし、脇を固める仲間達が、これからブレイク必死のいい男揃い。
ストーリーだって多くの人が楽しめるようになってるし、実は女性受けする映画になったりして。
2003年4月20日 よみうりホール