2004-011

「イノセンス」

ストーリー

 ネットの海に意識を直結できるようになった未来。
 ヒトと機械の境界線は曖昧になりつつあった。
 公安9課の刑事・バトーはわずかな脳以外は機械でできたサイボーグである。
 彼の前に新たに起こったのは人形の暴走事件だった。
 彼の前で自壊する人形。
 断末魔の言葉は「助けて」というものだった。
 なぜ人形は助けを求めたのか、なぜ暴走するのか。
 人間と人形の狭間に揺れながら、バトーは事件の謎を追う。
 


師範代の格言

 押井守監督最新作は、「これでもか」と押し寄せる映像美の数々である。
 個人的にキライではないが、哲学的なセリフが多く押井ファン以外には敷居が高そうだ。
 どこかで「押井守がエンターテインメントに徹した」と言っていた。
 個人的な感想は全く逆で、更に「一見さんお断り」感が加速している。 


  



2004年2月21日  明治安田生命ホール