2003-148
時は物の怪が跳梁跋扈する平安時代、安倍晴明(野村萬斎)は鬼退治を生業とする陰陽師である。
男勝りの日美子姫(深田恭子)の前に、琵琶弾きのスサ(市原隼人)が現れた。
同じ頃、都では体の一部を鬼に食いちぎられる事件が連続していた。
晴明の力によって、どちらも術士・幻角と出雲の国に関係があるらしいことがわかってきた。
平安時代の鬼退治と古事記のミックスは多少無理があるが、十分に面白い。
野村萬斎の「舞い」もさすがに本物なので見応えがある。
難点は着ぐるみがチープなことだ。
回数を重ねるとマンネリ化しやすそうなので、シリーズ化は賛成しかねる。
2003年10月11日 渋東シネタワー