2003-142
BLUE
ジュンとテヒョンは少年時代からの親友であり、同時にライバルでもあった。
海難救助隊SSUに入隊し潜水技術を競っていた二人は、同じく救助隊員であるスジンに想いを寄せていた。
不器用なテヒョンの彼女への想いを知ったジュンは、スジンと心を通わせながらも自ら身を引いてしまった。
数年後、スジンは上官として彼らの前に現れ、にわかに三人の心は揺れ動く。
そんな時、スジンの指揮で行われていた深海作戦で事故が発生した。
日本で韓国映画をメジャーにした「シュリ」のカン・ジェギュ監督の新作である。
政治的駆け引き+ラブストーリーという構成が得意なのだろう。
二つの要素が絡み合わず、空回りしているように思う。
救助隊内だけの小さい世界でまとめた方が楽しめたはずだ。
2003年9月24日 有楽町朝日ホール