細木 数子(ほそき かずこ 1938年4月4日 - ) 占い師。東京都出身。
東京成徳高校中退。 10代でコーヒー店を経営し、20歳で銀座にクラブを開き実業家として活躍。 21歳の時に結婚その後間もなく離婚。波乱万丈の人生を経て1982年から六星占術に関する著作を次々に発表して一躍有名になった。 銀座時代(1983年)に、終戦の詔書に携わったという陽明学者の安岡正篤と、六星占術の禁を犯し、六星占術で言うところの自分の「大殺界」の真っ最中に再婚したが同年死別。 結婚当時、安岡は85歳と高齢だったこともあり、遺族とは訴訟合戦となった。 著書は100冊以上に上り、その売り上げは総計3900万部以上と言われ、「占いの本を世界一売った人」としてギネスブックにも掲載されている。 京都府内に豪邸があり、多数の高価な骨董品やブランド物は『ウンナンの気分は上々。』などテレビ番組で紹介された。 愛のエプロンでは、大変(料理の)腕前がよく、ジャッジマンからも「最高だ!」と言われ評判となっている。 2003年頃からテレビ各局で人生相談を行う特別番組が20%前後の高視聴率を叩き出すようになり、各局が争奪戦を繰り広げ「視聴率の女王」とまで呼ばれる。 |
憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言
![]() |
国際社会の現実を見るべきでは? |
憲法九条のおかげで日本は戦争をしてこなっかのでしょうか。私は、違うと思います。「共産主義の防波堤」としてアメリカの国益にかなったため、日米安保をアメリカが重要視してくれて、全力で日本を守ったので結果的には戦争にならなかったということでしょう。
軍隊の無い国が侵略からみをまもるためにはどうすればいいのでしょうか。この本ある、軍隊の無い国である日本という正しい国が攻撃されたら他国が守ってくれるのでしょうか。
侵略された正しい国は国際社会が善意で守ってくれるのでしょうか。
リベラルで知られるカナダ・ヨーロッパの国々はイラク・イラン戦争のとき、双方に武器を売って紛争を拡大させ莫大な利益を得ようとしたそうです。犠牲者が増えようと、自国の利益のほうが大事なのでしょう。
イラク戦争で出兵しなかったフランス。フランスは平和を愛していたから、善意で出兵をしなかったのでしょうか。 フランスは侵略国家イラクに武器を売って利益を得ていました。核保有国ですから日本のように、自主的な防衛力が無くて(自衛隊は戦力投射能力がありません)アメリカとの関係悪化を心配する必要もありません。
悪だろうが国益のためにはなんだってするのが国家であり、それが現実です。国際社会で点数稼ぎたいからアフリカでおこなわれている人権弾圧を非難する一方で、巨大な市場として魅力的な中国の、人権弾圧にはみてみぬふり。そんなものです。
「国際社会が救ってくれるさ」というのはいい加減にやめるべきです。頼みのアメリカだって、中国の軍拡で、アジアの覇権をあきらめたほうが国益になると判断する(日高氏、伊藤貫氏の著作が詳しいです)かも知れません。自主的な防衛力を構築する一方で、アメリカの日米安保もつなぎとめておくことに努力するべきです。
![]() |
憲法順守 |
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」
憲法第1条を守らねばならない。
だから、今回の佐賀県知事に対する毎日新聞記者の発言には本当に腹が立つ。
![]() |
内容はすばらしいものがありますが・・・ |
私も護憲の立場に立つものである。しかしながら、本書のタイトルに典型的に見られるような「平和国家か、戦争国家か?」といった問いかけ方が、運動論的にどこまで有効なのか少し疑問に思わざるを得ない。
というのも、改憲を唱える人々は、別に「日本を戦争国家にしよう」と叫んでいるわけではないからである。(そういう人もいるけど。)彼らは、「平和を守るために軍事力が必要だ、だから改憲が必要だ。」という議論を展開している。そのような攻勢に正面から対峙するのであれば、平和は軍事力でまもられるものなのか?国際秩序は本当に軍事力で形成・維持されるものなのか?武力によらない秩序構想が可能なのではないか、といった問いが立てられるべきではないだろうか。そのような問いを考えることなくただ「平和国家」と叫ぶだけでは、「テロ」や「北朝鮮」といった言葉の氾濫によって過剰に不安が醸成される現在の日本にあって、世論は改憲論に回収され、護憲論にはついてこないのではないだろうか。
そのような疑問点は、しかしながら本書のみが孕んでいる問題ではない。また、本書の内容が決して問題なのではない。よってその点によって大幅に減点するのはフェアではないだろう。本書に寄稿している18人の方々の、人生経験に基づく憲法への思いは、やはり一読の価値があります。実にコンパクトかつ興味深い本ではあります。よって☆4つとさせていただきます。
![]() |
侵略戦争の帰結 |
中村哲医師のアフガニスタンでの水利工事は、10万人規模の人間を養い、その彼が考えている見通しに説得力を感じる人は多いのでは。
「大量破壊兵器をイラクが持っているから」という理由で米英はイラクを侵略し10万人?30万人の人々が殺されています。占領軍が理由なしで殺し、家庭を襲撃する事例が重なると住民の支持は得られず、占領軍はイラクを支配することに失敗しました。米軍は敗退するという予測が成り立っている状態です。
![]() |
私は何度も戦場を目の当たりにしてきました |
70年?80年代、私は仕事で中東に10年近く住んでいました。
内戦中のレバノンやイスラエルへ数え切れないほど行きました。
私の目の前で子供が撃ち殺されたこともあります。
滞在中のホテルにロケット弾が打ち込まれたり、近くで爆弾テロがあったこともあります。
そういった中東情勢の現実を目の当たりにしてきて分かったこと、
それは、やはり何人であろうと皆が平和を望んでいる、ということなんです。
レバノン人のシーア派もスンニ派もキリスト教マロン派も南レバノン軍もパレスチナ人もユダヤ人も皆全員です。
ではなぜ戦争が起こるのか。
それは、それぞれの人たちの欲する平和が全く違うんです。
言うならば、「平和が対立する」ということです。
ユダヤ人は自分たちを地中海へ叩き落せ!、と叫んでいるパレスチナアラブ人とは共存できない、彼らがいないことが真の平和だと思っています。
アラブ人にとってはユダヤ人のいないパレスチナこそ真の平和が訪れたパレスチナ、なんです。
レバノンのシーア派やマロン派の人たちも同様です。
彼らが皆、真の平和を望めば望むほど戦争が激化するんです。
戦争やテロとはまさに、言いかたを変えれば「平和を望む心が生み出す」ものなんです。
日本はラッキーですね。
多民族国家でもないし、天然の国境にも囲まれてます。
誰かが言ってましたが、米国の作った温室の中でぬくぬくと生ぬるい平和と豊かさを享受してきたラッキーな国ですから。
憲法改正は必要ないかもしれませんね。
このままノーテンキにただひたすらモノを作って米国人に売りまくる。
そして世界中の資源や食料を買いあさって飽食の限りを尽くす。
そんな生活がいつまで続けられるか・・・
18人の作者さん、口先だけなら自由ですから、温室の中から出ないでくださいね。