2002年末PC改装−RADEON8500LE編

2002年11月19日公開

きっかけはUnreal Tournament 2003
 昨年の夏(2001年8月)、グラフィックカードをATIのRADEON 64MB DDRに変えて以来、さほど不満もなく今に至っていました。しかしUnreal Tournament 2003を買ってそれが一変。秀麗なグラフィックを楽しもうと画像のクオリティ設定を高くすると、フレームレートが激しく落ちてしまい、とても快適にプレーできません。
 そんなわけで、もうすぐ年末ということもあり、久しぶりにメインPCのアップグレードを図ることにしました。
 Unreal Tournament 2003を快適にプレーできるスペックを目標に、色々パーツを吟味していたのですが(これがなかなか楽しい)、タイムリーなことにRADEON 8500LE搭載のビデオカード(I-O DATA社GA-R8500/AGP)を借り受けることが出来ました。ATIの最新ビデオチップRADEON9700より一世代前にはなりますが、それでもRADEON 64MB DDRより二世代も進んだビデオカードであり、性能的にはかなり期待できそうです。
 そこで、VoodooからRADEONに乗り換えたときと同様、詳細なベンチマークを取ってみることにしました。

初代RADEON vs RADEON8500LE
HDBench
 最初は、定番中の定番HDBench3.30。
 円とDirectDrawはほぼ同じ、矩形、テキスト、BitBltで約3割程度速いという結果となりました。
 2Dに関しては若干速いかなと言ったところです。

3DMark  次は、3D系の定番3DMark。
 昔のベンチマークでは3割程度の速度比にとどまっていますが、最も新しい3DMark2001SEでは、さすがにグラフィック機能を酷使するだけあって、速度比は2倍に届きそうです。

SLBench  次は少し前に流行ったSLBench。
 上限値(Fastest)はほぼ互角ですが、平均値(Average)は約3割程度の改善となっています。FPSはFastestもAverageも約3割の改善です。

Unreal Tournament 2003  最後は、一番肝心なUnreal Tournament 2003によるベンチマーク。
 これは、Unreal Tournament 2003をインストールしたフォルダの中のBenchmarkフォルダーにある、flyby-antalus.batとbotmatch-antalus.batを実行することで計測できます。
 画質設定はいつもプレーする状態でということで、デフォルトよりも高く設定されています。
 CPU能力が加味されるbotmatchでは3割程度にとどまっていますが、画像表示能力がもろに効くflybyでは2.5倍も速くなっています。効果は絶大といえましょう。

まとめ
 総合すると速度比3割程度の改善ということになります。2世代も後のグラフィックカードにしてはいまいちかなという気もしますが、新しいソフトほど効果が大きいことや、一番重要なUnreal Tournament 2003のグラフィックで2.5倍もの性能を出したということで、交換する価値は十分あるという結論になりました。
 交渉したところ何ヶ月か貸してくれると言うことなので、しばらくRADEON8500LEを使うつもりです。返す頃には、最新世代のRADEON9700やGeForce4Ti4600を積んだグラフィックカードの値段もこなれてくるでしょう。


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