バイクを守るのも一種情報戦の様相がこのところ、件数としてのバイク窃盗が減少している気配があり、それは喜ばしいことですが、どうやら、高価な大型バイクは依然として窃盗団のターゲットのようです。しかも、犯行の手口が巧妙です。残念なことに、かつ不思議なことに、いまだ犯行の現場が目撃されずにいます。No.2'866 板橋区のハーレーFXDLさんの被害状況を引用させていただきます。
コブラリンク(ディーラーで買った3万位のものです。)を2本、 クリプトナイトNYロックチェーン?1本を電柱と フレーム(ハイウェイペグ下)で固定、 さらにそれらを絡める形で、前キャストホイールと フレームを通して数珠タイプのクリプトナイトロックで施錠 その上で車体カバーを掛けていました。 4月27日 1:00前に会社から帰宅した際には いつもどおりでした。 持ち帰りの仕事のため6:00まで起きていましたが 出社まで仮眠しようと就寝してすぐの同日 6:20 に、 先に出勤した兄に「お前のバイクがないぞ!」ということで、 階段を下りたところ、車体カバーが外され、 コブラリンク2本と、数珠タイプのクリプトナイトロック が押し切られたような形で切断され放置されていました。 クリプトナイトNYロックチェーンは車体とともに持ちされれていました。 同日6:50 110番通知後、成増交番から警察官が駆けつけ、 事情聴取、盗難届け記入、 同日8:50 高島平警察署受理番号1234として受理されました。 盗難時、15mほど階段上の家の一階にてPCで仕事をしておりましが、 全く気がつきませんでした。 階段下、バイク駐車してある通りに面した隣人に聞いたところ、 3時くらいまではおきていたもののやはり大きな物音はしなかったので 気がつかなかったとのことです。 純正のセキュリティーシステムは装備されていてますが、 運悪くアラームは設定していませんでした。 対策という点においては、駐車場所自体も含め、私にも非があるとは思いますが まさか4本のチェーンを音もなく切断し、短時間のうちに 持ち去るという事実が未だに信じられない思いでおります。 細かい点はいろいろありますが、 取り急ぎ考え付いた点にて報告させていただきました。
『Plan of Attack』メディア操作と情報戦昨日帰りがけに、もう店頭に並んでいるかな、と紀伊国屋書店に立ち寄ったら、ありました。アメリカで発売になったばかりの Bob Woodward の『Plan of Attack』。発売前に、ワシントンポストがその要約を掲載していましたが、
同書をいち早く入手したAP通信によると、大統領はアフガニスタンでの軍事作戦開始から2カ月も立たない2001年11月21日、ラムズフェルド国防長官を呼び寄せ、新たな戦争計画を立案するよう命じたという。 (ロイター ワシントン 4月16日)という衝撃的な事実など、当事者とのインタビューにより、内部の人間でなければ知りえない情報を基に、イラク開戦の舞台裏を描いているとして前評判になっていたものです。ワシントンポストの Bob Woodward というと、私の世代の人間は、まず映画『大統領の陰謀』を思い出します。当時名画座に通って、映画を英語のテキストにしていた私は、映画が単なるエンタテインメントを越えて、社会的政治的なテーマを取り扱えることに驚いたものです。同じころ見た、やはりロバート・レッドフォード主演の『コンドル』も記憶に鮮やかです。
余談ですが、『大統領の陰謀』は真面目すぎる邦題で、もともとの Bob Woodward と Carl Bernstein の著書は『All the President's Men』で、これがマザーグースからとった、ユーモアを込めたタイトルだったことを当時知らないでおりました。『Plan of Attack』にはそういう裏の意味はなさそうですが、逆にこれこそが『大統領の戦争陰謀』とも言えそうです。
ブッシュがアフガニスタンとイラクで戦争を始めるときには、大がかりなマスコミ動員とメディア操作が行われて、戦争に反対する人々は、それこそ今回の人質3人のように、中傷、嫌がらせで村八分にされていました。その一方で、このように政権の内部、またはそれに近いところから『暴露』本とも言えるような著書が突然現れます。
先日引用した<金平茂紀 「ホワイトハウスから徒歩5分」>には、こんなコメントがあります。
ウッドワード記者は、その昔、ウォーターゲート事件の報道でニクソン政権を崩壊させるきっかけをつくった記者だ。その彼は、今では政権インサイダーとして、内側に入り込んでしまい、かつての面影がなくなったという人もいる。けれどもインサイダーでなければ知り得ないこれらの赤裸々なディテールを提示されると、これはひょっとして、ウッドワード記者は、2つの政権を壊した記者になる可能性がなくもないのでは、と思う。そして次の瞬間、いや、これはもっと巨大な情報戦の一環かもしれないな、と思い直す。とにかく、何かが動き出している予感。 [ウッドワード記者の「プラン・オブ・アタック」の衝撃]「表現の自由」がまだアメリカの足元にも及ばないこの日本でも、「何かが動き出している予感」を感じ取っている人はきっといるに違いありません。
アメリカでも『表現の自由』論争これまでイラク戦争の実態を隠すための政策の一環として、イラクで死亡した兵士の棺の帰還を報道させてこなかったアメリカで、その写真がインターネット、さらに新聞に公開されて波紋が広がっています。
Yahoo! ニュース 『死亡兵士のひつぎを掲載 米紙、表現の自由で議論も』記事にある ラス・キック氏のサイトは上記Yahoo! USA のニュースにリンクがありますが、アクセスが殺到しているのか、つながりが悪いようです。Yahoo! USA ニュース Bush: Family Privacy Trumps Photos' Value 『ブッシュ 写真より家族のプライバシーが優先』
The Memory Hole
「表現の自由」への遠い道のり放映が自粛されていたビデオシーンが報道されるや、あれは「演技」だった、とのニュースが流れて、議論が立ち消えになりました。このコラムを読んでくださっている方は、タイミングの良さを不審に思われたのではないかと思います。昨日のYahoo! ニュースのリンク記事には、警察庁が現地に派遣したチームの事情聴取で、武装グループが演技するように強要したものだったことが「20日までに分かった」、三人もそれを「大筋で認めた」とありました。
「分かった」って、20日までなにしていたの、分かったのはこれだけなのか、首をひねります。「大筋で認めた」って、じゃあ細部はどうなっているのかな。でもこれって、犯罪を犯した容疑者に対する尋問で使われる表現です。
引用しようとその記事を捜したのですが、今日はもはやリンクが消えていました。任務完了というところか。
さらに今日は、福田官房長官が参議院での答弁の中で、「被害者を厳しく批判」する始末。まるで、なにかに取りつかれたように、執拗に被害者バッシングを続けています。
いったい、小泉政府はなにを怖がっているんでしょう?
気のつくことは、批判されている被害者がほとんど「表現の自由」を奪われていること。「表現の自由」を行使しないと、自らの正当性も危うくされてしまうことがあること。そのためには「表現する能力」も問われること。そんな立場に、ある日とつぜん私たちも、身を置くことにならないとも限りません。表現しなければ敗北になる、それを別名「泣き寝入り」とも言います。
「表現の自由」感覚 その6今夜の、といっても日が替わっているから昨夜というべきか、「報道ステーション」を見ていたら、人質の三人を犯人グループが撮影したビデオで、これまで見ていなかったシーンが紹介されていました。それは、人質のひとりが首にナイフを突きつけられ、恐怖に歪んでいる顔と、その横で女性が手で顔を覆っているシーンです。私が見逃したのではなくて、そもそも放映が「自粛」されていたようです。解放されたからもういいか、と解禁されたものでしょうか。
あまりテレビにしがみついているわけでは無かった私の記憶でも、テレビが執拗に放映していたのは、解放されたとはいえ、このような目にあった女性の、平常ではない精神状態からくる、落ち着きに欠ける様子の映像だったように思います。
たとえ「事実」であっても、その一部だけを切り取って誇張されると、反対物に転化する一例でしょうか。
同じ恐れは、続いて解放された安田さんと渡辺さんのインタビューにもありそうですが、こちらは、渡辺さんの小泉政府に批判的なコメントをカットするのがせいぜいといったところ。ほんとはバグダッドに残って事実を伝えたかった、と言う渡辺さんも筋金入りですが、かれの所属する市民団体『米兵・自衛官人権ホットライン』事務所の次長が、電話で渡辺さんに「胸を張って帰って来い」と話した、というのもあっぱれ。
「表現の自由」感覚 その5解放された五人が帰国すると、しばらくは会見報道やら家族知人のコメント、事件の詳細、政府による事情聴取内容などがマスコミによる報道の主流となることでしょう。けれど、「新事実」はかれらを待つまでもなく、すでに明らかになってきています。
それというのも、事件は単純に日本人がたまたま拘束された、というものではないということ。三人が拘束された4月7日は、ファルージャ市内で米軍と地元の激しい戦闘が続いていた時のことで、この米軍による攻撃は米国人四人が殺害され、遺体が引き回されたことへの報復として行われたものです。その事情を『田中宇の国際ニュース解説』4月13日配信「米イラク統治の崩壊」では、以下の書き出しから分析をしています。
米軍は、元特殊部隊の4人(名目は民間人)の遺体を引き回す騒ぎに加担したファルージャ市民の自宅住所の一覧を作り、彼らの自宅を攻撃する戦闘を展開した。死傷者の多くは女性や子供ら一般市民で、死者は600人以上にのぼった。日本人3人が誘拐された時には、激しい戦闘が3日目に入っていた。(4人は)ファルージャ市内で米軍のための食糧運搬の警備をしている最中にゲリラ攻撃を受けたと発表された。 だが、彼らは実は食糧運搬などしておらず、しかも4人が攻撃され、遺体が引き回されて何時間も騒動が続いていた間、その近くに駐屯していた米軍部隊は全く動かなかった。殺された4人は、ひと目で米占領軍の関係者と分かる白い4輪駆動車に乗り、重武装していた。そのため、殺害事件を誘発するために、米軍がわざと4人を犠牲にしたのではないかという見方が、アメリカの大手マスコミの記事にも出ている。
全文は上記リンクからご一読を奨めます。政府も一部マスコミも、議論がアメリカのイラク占領と自衛隊派兵の問題に波及しないよう必死みたいですが、そのために「自己責任論」やら「おさわがせ迷惑論」に走る醜悪さは、どんななものでしょう。フランスのルモンド紙が、日本人人質問題について長文の評論を掲載して、
「軽率で無邪気すぎるかもしれないが、ネクタイ・スーツ姿と夜遊びギャルの間に、激変する社会に積極的にかかわろうとする者がいることだけは分かった。彼らは自分なりに世界を変えたいと考えている」 (asahi.com)と海外からエールを送っていることと対照的に、国内では、被害者のプライバシー暴露記事で売り上げ増を期待した某週刊誌が、その中吊り広告にシールを張られる始末。私もその中吊りを目にしましたが、マスコミにとって「表現の自由」を標榜することは、しょせん売上至上主義の隠れ蓑のようなものかも。帰国した元人質を迎える親は、日本中を敵に回してでも「イラク人道支援に尽くした息子・娘を誇りに思う」と我が子を守って欲しいものです。
「表現の自由」感覚 その4イラクでの人質問題は国際的な問題であっただけに、「表現の自由」について、考える材料を提供してくれます。
まずは、テロの脅威に屈しないで、人道支援を続けたい、と解放された三人のうちの女性が語ったことについて、おなじくテロに屈しないことを自慢していたはずの小泉首相が
「いかに善意の気持ちであっても、これだけの目に遭っても、これだけ多くの政府の人たちが寝食忘れて努力して、なおかつそういうことを言うのか。自覚をもってもらいたい」と強い不快感を示した。(共同通信)と発言することに違和感がないらしいのもおかしいですが、さらに被害者に経費負担を求めて、「与党内には、3人が退避勧告が出ているイラクに入り人質になったことに対し「(救出のため)大変なお金がかかっており、税金から出している」(冬柴鉄三公明党幹事長)などとして、経費の一部支払いを求める声が上がっていた。(共同通信)とは、情けなさが先にたちます。あるいは、日本政府が、議論が自衛隊派兵へ及ぶことをかわすために、三人への個人攻撃という作戦をとっているとも考えられますが。その一方で、昨夜遅くのTBS『ニュース23』で、パウエル国務長官のインタビューが紹介され、その中でパウエルが「日本の市民が、リスクを省みずに良い目的のために身を挺したことを、嬉しく思う。また日本人は彼らを誇りに思うべきだ」という内容のコメントをしていました。インタビューアーの金平茂紀氏のホームページでは、日本でのマスコミの報道姿勢について、さらにこう付け加えています。一緒に国務省の控え室で待っていたカナダのテレビ局のボスやイタリアのテレビ局の人と話したが、もし政府の人間が、公の席で人質になって困難な状況にある自国民を非難するような発言をしたならば、その人物は職位を解かれるだろう、と言っていた。 (金平茂紀 「ホワイトハウスから徒歩5分」)そのニュース23ではさらに、三人の救出の立役者クバイシ師(アルクベイシ師)のインタビューも放送していて、日本政府の冷ややかな対応について、「日本人の命を大切に思ったのは、日本政府ではなくて、我々だったようだ」と言っていました。ネット上ではその内容全体の報道はないようですが、断片的な引用記事はみつかります。16日の記者会見では、邦人解放をめぐり小泉首相が直接、宗教者委の名を挙げて評価しなかったことに触れ、「我々の努力を日本人の多くが評価してくれている。しかし、日本政府はそうではないようだ」と不快感を示した。解放が遅れた一因は日本政府の対応にあるとも語り、「善意の仲介者」にとどまらないしたたかさを見せた。(asahi.com)ほかに人質になったいろんな国の民間人がいますので、各国のメディアの報道姿勢も追々伝わってくることでしょう。報道する側の表現の自由と、報道される側の表現の自由について、解放された三人のとまどいが予想されます。
「表現の自由」感覚 その3昨夜遅くに帰宅したら、三人の人質解放のニュースをテレビが放映していました。家族の会見を見ていたら、「支えてくれたすべての人に感謝したい」ということが共通していました。けれど、だれひとり、日本政府、小泉政権の名を挙げませんでした。国民から感謝されない政府って、国民の何なんでしょう。
再び、「表現の自由」感覚イラクで拉致された三人の日本人に対して、「あんな危険なところに行くのが悪い」「自業自得」という声があるそうです。そう考える人はいて不思議ではないし、善良なつもりの人でも、そんなふうに考えてはいけない、と自制する心理は、かえって天の邪鬼を呼び起こして、そちらになびくことへと誘われます。
連日、捕らわれた三人の家族の悲痛な会見がテレビで流されるので、その食傷からくる反発と思われなくもありません。いったいに、このニュースの取り上げ方は、感傷的というか、ひたすら家族の心痛を映像化しようとするメディアの報道姿勢がありました。この問題のありかを正しく指摘していた一例は、13日(火)の『TBSニュース23』での筑紫哲也の多事争論「自国民」でしょうか。
バイクを拉致、ならぬ盗難されて、「年間20万台も盗まれている危険な国でバイクを所有するのがそもそも悪い」「盗まれてしかたのないところに駐輪するのは自業自得」と言われているのとどこが違うでしょう。だから、ライダーは被害に遭っても、泣いてはいけない。泣いていると、追い討ちをかけてくるのはむしろ善人のほうかも知れない。
車体番号からエンジン番号を調べてくれるホンダ相談センターホンダのお客様相談センターでは、車体番号からそこに搭載されたエンジンの製造番号を調べてくれるそうです。ちゃんと記録があるんですね。No.2'832 の APE100DX さんから。
登録番号 2'832 で、登録して頂いている[N]です。 エンジン番号が分かったので、記載願います。 ホンダのお客様相談センターに電話して 車体番号から調べてもらいました。 その際、車体番号が確認できる書類が必要になります。
日本人のユーモア その2『新選組デイリー新聞』お隣の日野市では、NHK大河ドラマ「新選組!」の土方歳三のゆかりの地として、『新選組フェスタin日野』を開催しています。今日は天気が良かったので、その万願寺メイン会場を訪ねたら、中央ステージでいきなり刀道連盟のメンバーによる真剣の演舞がありました。迫真の演技。同時に棒術の格闘演舞もあり、こちらはまず二人でスローモーションでの演技のあと、棒を打ち合いながらのスピーディな実演へと移り、初めて目の前で見る真剣と棒術に興奮しました。とくに、棒術はまるでバレーのようにエレガントな動きで、これは武闘の域を越えてもはや舞踊にまで高められています。
会場の「大河ドラマ館」に入ると、ユニークな展示のなかでもひときわ感心したのが「京都新選組事件簿」という、タブロイド版の新聞を模した立札ニュース『新選組デイリー新聞 号外』。凝った紙面になっていて、見出しが、たとえば「御所焼き打ちテロを未然に防ぐ 池田屋強襲!! 新選組大金星」というぐあいに、ユーモラスに記事をまとめる一方、広告欄までも「週刊尊攘」の特集「今、そこにある危機 第4回 迫り来る異国の脅威」とか、サラ金の幕末版「五十両まで スピードキャッシング 辰の刻から子の刻まで 年中無休」と、細部に凝っている内容。大笑いしました。
誰のアイデアでどこが制作したのか、クレジットがありませんが、これ、まれに見る傑作ユーモア作品です。よくこのような「おふざけ」と思われそうな企画が通ったなあ、と感心します。出口でB4の小さなサイズで印刷されたコピーが1セット100円で配布されています。これから見学される方はお見逃しなく。
改憲・護憲ではなくて遵憲の視座イラクの日本人人質事件の勃発で、いささかニュースとして影をひそめた感がありますが、小泉首相の靖国参拝を違憲と断じた福岡地裁の判決とその影響は、もっと注目されなければならないニュースでしょう。
Yahoo! ニュース『首相の靖国参拝は「違憲」、福岡地裁が初判断』
それは、裁判所の判決に対して、小泉首相が「なぜ憲法違反かわからない」と、まるで自身が法であるかのような発言をして、「今後も参拝を続けるか」との質問に、「参拝します」と述べたことです。 本人は自分が致命的となるかも知れない放言をしていることに、ぜんぜん気づいていないようです。
そのことを、当日の 『TBSニュース23』の筑紫キャスターが「多事争論」で、小泉首相が旗を振っている改憲の動きについて、「守るあてのない憲法を作ったり、改正したりして何の役に立つのか 」と正鵠を射た批評をしていました。
現在のルールを遵守している人が、そのルールの不都合を知って、それを改正しようとするならわかるけど、気に入らないからといってその法を破っている当人が法を改正しようというのは、まるで「泥棒が警察」のたとえそのものです。だから、そんなルール破りの「改憲」勢力に対抗して「護憲」を対置するのは、ブッシュの「テロの側につくか、アメリカの側につくか」という、ほとんど自由度のない二者択一の問題の立て方に似ています。
遵法ということばがありますから、「遵憲」という言い方もできるでしょうか。イラクの人質問題で小泉首相を悩ませるのは、つまるところ自衛隊派兵が遵憲なのかどうか、という問題ではないかと私は見ています。
やはり狙われる駐輪中の大型バイク秋葉原で頻発した路上駐輪を狙った犯行は、手口が知れたためか、最近は被害が減っているようです。けれど、出先での短時間の駐輪が狙われるケースは依然として後を絶ちません。No.2'839 水戸ナンバーの HARLEY DAVIDSON FXSTC さんは、さいたま市で被害に遭われています。
近所の図書館の敷地内に駐車し、20分ほどその場を離れていたところ、 1t〜2tのトラックの荷台に積まれて持ち去られた。
日本人のユーモア前回とりあげたブッシュについてのジョークを掲載している『About > Arts & Entertainment > Political Humor』には、Bush Jokes が大盛況です。たいてい口伝えに広まったりするものなので、原作者が分からなかったり、語る人によって若干の異同があったりします。でも、口承によって、無駄な部分が削られ、語り口が洗練され、また状況に合わせて細部を加工したりと、生きている文学のようなものなので、いったんテキストが固定されてしまうと、自由に枝を伸ばせない支障もないわけでもありません。
上記の Bush Jokes には佳作も駄作も集められていますが、そのなかの Famous Last Words には、じつは元ネタがって、それは日本人のジョークです。外国の人と会食するときに、私もよく使った小話です。まず、日本のことわざ「地震、雷、火事、親父」を説明してから、語り始めます。
Fire を火事と撃つにかけているので、日本語で表現しきれませんが、これ、外国の人によく受けました。というのは、日本人は生まじめすぎて、自分をジョークの対象にすることがほとんどない、というのです。アフリカのさる国でクーデタが起こり、たまたま滞在中の外国人ビジネスマン3人が、スパイ容疑 で逮捕、裁判も無しで銃殺刑の宣告を受ける。 最初に執行されるのはドイツ人のビジネスマン。一列に並んだ兵士が銃口を向けたそのとき、 大地が揺れ始めた。ビジネスマンが大声で「Earthquake!」と叫んだ瞬間、兵士の足元の地面が 割けて、一人が落ちて死んでしまう。 これは、神のメッセージに違いない、と思った執行人は、ドイツ人を釈放。彼は命拾いする。 次は、イギリス人のビジネスマン。一列に並んだ兵士が銃口を向けたそのとき、にわかに空が かき曇り、雷鳴が轟く。ビジネスマンが大声で「Thunder!」と叫んだ瞬間、稲妻が走り、兵士の 一人を直撃、死んでしまう。 これは、神のメッセージに違いない、と思った執行人は、イギリス人を釈放。彼は命拾いする。 さて三人目は日本人のビジネスマン。壁に立った彼は考えた。「ドイツ人は『地震だ』と叫んで 助かった。イギリス人は『雷だ』と叫んで助かった。そうすると...」一列に並んだ兵士が 銃口を向けたそのとき、ビジネスマンは大声で叫んだ。「Fire!」 そして命拾いできなかった。私はそれを聞いて、そっか、そういや、英語ができると自慢する学校秀才も、外交を仕事とする外務大臣や商社マンも、あまりユーモアのセンスの持ち主ではないかも、それに比べると、私の付き合う各国の営業マンは、食事のときなどよくジョークを連発して、場をうまく盛り上げるものだ、と感心したものです。
でも、日本には、落語や漫才など、ユーモアと風刺の話芸の伝統がありますから、日本人にユーモアの感覚がないわけでは必ずしもありません。ただ、ユーモアというのは、対話的というかインタラクティブな場で育つものですから、詰め込みと暗記中心の教育の現状では、期待できそうもないのは確かです。
文春の差し止め問題で、高裁が取り消しの決定をしたのは当然のことですが、それについて文春側が会見で、 「我が国における表現の自由が崩壊の瀬戸際で守られた」と読み上げたのは、ジョークかと思いました。
ブッシュの二つのジョークひとつはブッシュ大統領が放ったジョーク。全米のジャーナリストとの晩餐会で、イラクの大量破壊兵器が見つからないことをジョークにしたことが批判と怒りを買っています。その様子がTBSのサイトのストリーミング配信で見ることができます。
これには、さすがのアメリカのメディアも批判的な記事を書かざるを得なくなっていますが、イギリスBBCの記事"Bush's Iraq WMDs joke backfires"では、そこに同席していたアメリカのメディアが触れにくいことに言及して、次のような皮肉の矢を放っています。
水曜日に催された、今年60回目を数える全米ラジオ・テレビ記者協会ディナーの 出席者には、このジョークが大受けして、会場は笑いに包まれた。ところが、一夜 明けて冷静に考えると、ことは笑い話ではすまなくなった。二つめのジョークは、ブッシュに放たれたジョーク。政治を風刺したり、鋭く批判するジョークはたくさん目にしますが、なかにはこんな傑作もあります。上のブッシュのジョークとちょうどペアになるような。
ブッシュとパウエルがバーで飲んでいるところに、男の客が入ってきて二人に気 づき、バーテンに「あれは、ひょっとしてブッシュとパウエル?」 そうだ、とバーテンが応えると、男は二人に近づいて「やあ、お二人さん、何して いるんだい?」ブッシュが「第三次世界大戦の画策さ」と言うと、男は「ほんとかい、 それでどうなっちゃうんだ?」 ブッシュが「まあ、そうだな、イラク人を一千万人と、自転車修理屋を一人殺すこと になるな」それを聞いた男は、声を張り上げて「なんで自転車修理屋を殺さないとなら ないんだ!?」 すると、ブッシュはパウエルに向き直って「な、言ったとおりだろ、だれもイラク人 一千万など気にかけやしないって」「表現の自由」について考えさせられます。
他県ナンバー狙いに監視の目をこのコーナーの3月14日で引用させていただいた、No.2'813 野田ナンバーで兵庫で被害に遭われた XS650 さんの発見のお知らせを紹介します。
本日三時すぎ兵庫県内で無事発見されたとの一報ありました! 現場まで遠くまだ詳しい状況はわからないのですが鍵穴を壊さ れていた以外は無事だったようです。 皆様の捜査協力の思いが通じたのだと思います。 本当にありがとうございました! 今後は周囲に盗難予防を呼びかけ、また捜査に協力したいと思 います。 詳しい発見時の状況わかりましたらまた報告させていただきます。 まずはご報告まで。
マスコミの「表現の自由」感覚週刊文春の出版差し止め問題は「表現の自由」の問題としておおいに議論すべきことですが、それは文春が「表現の自由」の旗手という意味では全然ないですね。東京地裁が東京地裁なら、文春も文春で、大切な表現の自由と権利がつまらない記事のためにわい小化されていくのを見ているようで、私は不快感が先にたってしまいます。
先日、女子マラソンのオリンピック代表選考を話題にしました。高橋尚子が外されたことについては、単なる賛否両論を越えて、いろんな見方、意見、分析が多方面でありました。それに比べて、私が変に思っているのは、脳梗塞という重病で入院している長嶋監督の五輪代表問題。
なぜ治療と休養を優先させないで、回復のめどもはっきりしない病人を、それもストレスと緊張が襲いかかるオリンピックに、出陣させようとするのでしょう。長嶋さんを「はずす」ことの議論がまるでタブーであるかのように、「長嶋ジャパンでいく」ことに固執することを、無言で強要している空気をマスコミに感じます。これに疑問を呈する記事は、まだ目にしていません。
人の命とスポーツゲームと、どちらが大切なのか。スポーツは命のためにあるのであって、逆ではない。マスコミの「表現の自由」と国民の権利としての「表現の自由」のギャップを感じるのは私だけではないでしょう。
狙われる大型バイクバイク窃盗のターゲットが大型バイクに絞られている気配があります。No.2'819 海老名市 FZS1000 FAZER さんのケース。
セプトゥーの13mm焼入れチェーンで柱に固定していたのですが、 チェーンは切られ、アラームイモビライザーも機能しなかったようです。 はがしたカバーと切ったチェーンを人目につきにくい場所に隠し、 明けたはずの門扉もちゃんと閉めてあったので、近所の人が盗難に 気が付きにくいように工作したものと思われます。 チェーンの切り口は巾5mm程度で2mm程つぶれた後、破断したように見えますので 非常に強い力でつぶす工具を使用したものと思われます。
アメリカン・デモクラシースペインの新政権のイラク政策に対して、早速アメリカが『撤退表明のスペインけん制 米大統領、イラク政策で』。「牽制」とはシモジモのことばでいう「脅し」とか「いじめ」の外交用語ですね。それにしても、スペインが兵をひきあげることは、「テロリストへの誤ったメッセージになる」とはうまいことをいうものだ、と感心します。たしかに、優秀なコピーライターではあります。
この「けん制」で思いだすのが、80年代半ばだったでしょうか、ニュージーランドで労働党が非核政策を掲げて政権をとったときの話。非核とは、アメリカの原潜も寄港させない、という意味です。日本のマスメディアは揃って「いくら非核を公約にしていても、実行はできっこない」という論調で軽く流していたものです。当然、日本の政治家の「公約」と同じものと早合点していたようです。
ちょうどそのころ、オーストラリアに出張していた私は、現地の営業マンと食事していたときに、何気なく、「ねえ、ねえ、ニュージーランドはほんとにアメリカの原潜の寄港を拒否できるのかなあ」と聞くと、ごく普通の市民である彼は考え込むこともなくさらりと、「そりゃ、選挙で公約を掲げて当選したのだから、その公約を実行するのは当たり前のこと、でしょ」さらに付け加えて「だって、それがデモクラシーというものじゃない。」そうして、公約に忠実だったニュージーランドの労働党政権はアメリカの制裁を受けて、ついに交代させられました。
スペインの社会労働党サバテロ書記長は選挙公約として「国連が中心的な役割を果たさなければ、派遣部隊を撤退させる」と表明していたものです。イラクに民主主義をもたらしたと自讃するアメリカですが、そのアメリカン・デモクラシーとはいかなるものか、スペインから目が離せません。
16日の新聞第一面会社でYahoo! News を見ていたら、 『リナックスPCを一斉発売 米HP、2-3割安く 』のニュースが入っていました。そこで同僚に「ねえ、ねえ、そろそろパソコン買い替えでしょ、いいものが出るよ」と話しかけたら、「それ、今日の日経の一面トップにあったよ。」
「えーっ、日経産業じゃなくて、日経に?」ほんとに一面トップでした。これは、いわゆるニュース性よりも、大きな変化の胎動として日経編集部が判断した結果でしょう。私はIBMかSONYがまずLinuxパソコンを発売するだろう、と踏んでいたのですが、中国市場を見据えたHPの戦略のようです。それにしても、Windowsがプレインストールされたパソコンを買うユーザーは、その代金の「2-3割」をマイクロソフト税として払わされていることになるのかな。
今日の新聞の第一面は、他に興味深いニュースがふたつありました。スペインがイラクから兵を引き上げると発表したこと、そして女子マラソンのオリンピック代表選考の波紋。高橋尚子の記者会見は、テレビニュースのこま切れシーンでも好感のもてるものでしたが、それに対して陸連の釈明はどうもどこか感覚がずれている印象でした。
シドニーの金メダリストとして、他のランナーの目標とされて挑戦を受ける存在なのだから、タイムの順位がどうのこうのよりも、オリンピックそのものを盛り上げるためにも、高橋尚子に走ってもらうことがオリンピックの精神にも合うものだと思うけどね。日本一国の問題ではない国際祭典。陸連の選考委員の面々も、必ずしも点数と順位で人生を渡ってきた学校秀才だけではないでしょうに。
他県ナンバー狙いか昨日引用したXJR400さんは、バイクは鹿児島ナンバーで、被害にあったのは熊本、というように、他県ナンバーが狙われるケースが連続しています。以下に紹介するのは、兵庫県で盗難された千葉県ナンバーのNo.2'813 XS650SPさんです。
平成16年3月13日金曜日午前3:30〜6:00の間に 兵庫県加古郡播磨町の民家ガレージより盗難。 ハンドルロックのみ。 一緒に置いてあったBMW、ディオ、ゼファー750、マジェス ティなどは無事でした。 寝室のすぐ前で敷地内ということで安心しきっており普段つけ ている警報機も作動させてませんでした。今思えば完全に自分 の不注意です。やはり出先でこそ気をつけなくてはいけないの ですね。多分近所の暴走族ではないかと盗難届けを出した警察 の方が言ってました。 お手数ですが掲載をよろしくお願いします。
旅先、一時駐輪でも二重・三重の防犯対策をおもに大都市圏で横行する、密輸目的の組織的窃盗団による犯行をここで取り上げることが多いのですが、一方で、地方都市などでの、暴走族や愉快犯による盗難も後を絶ちません。以下はNo.2'809 熊本市のXJR400さんの被害状況です。このページ冒頭の検索画面で「XJR400」と入力するとどんな地域で盗難が頻発しているか分かります。ご利用ください。
つい先日3月10日熊本水前寺近くの姉のアパートに泊まりに行き、翌日11日盗難に 気付きました。すぐに盗難届を出し現場検証も行いました。中古の30万弱のバイクで すが、免許取ってすぐ山陰四国を10日間キャンプツーリングした思い出のバイクだし アルバイトして稼いだ金でやっと買えた私にとっては高価なバイクです。おそらく警察 は何もしてくれない、諦めていましたがこのサイトを知り、多少望みが湧いてきました。 登録お願いします。
物のセキュリティ・情報のセキュリティセキュリティというカタカナ語は、防犯とか安全対策とか、なにか意識的に努力して安全を確保している含みがあります。東京のような大都市では、近所づきあいも希薄になっていますので、空き巣狙いにしろ、バイクの盗難対策にしろ、つい「個人責任」の問題として捉えられがちです。カタチあるものは、それが盗まれて無くなることにリアリティがありますが、情報については、まだセキュリティ意識が低いと言えます。それは、情報の「価値」が量りにくいこと、それを悪用されることは「個人責任」では防ぎようがない、と漠然考えられているせいかも知れません。
『中村正三郎のホットコーナー』のMS Watch コーナーにはOutlook、Yahoo!BB、住基ネットの個人情報のセキュリティについて「リアル」な話があります。
バイク盗難は減っているか「楽しいバイクライフのために」でバイク窃盗にかんする最新統計資料をとりあげました。ご参照ください。
ノートパソコンがワインを飲んでPowerBookG4のキーボードにワイングラスが倒れて、慌てて拭いとっているうちに、画面が消えて電源も落ちてしまった。真っ青。これ以上ショートしないよう、すぐにバッテリーを抜きとり、キーボードを外して水滴を拭く。ケースの裏ぶたも外して内部に達した水滴を拭き取る。ハードディスクをみると、これは濡れていないから、最悪データは回復できそう。メインボードはあまり濡れていないけど、念のため温風をしばらく当てて強制乾燥させる。
コーヒーをこぼして壊れた場合でも補償してくれる保険をかけているから、いよいよ起動しないようなら修理はできるけど、気分がよくないなあ、と恐る恐る電源を入れてみると、まあ嬉し、動いてくれた。でも、もろにワインをかぶったキーのタッチが鈍い。キーボードがこのままもつかどうか。意外と水に強いように設計されているらしいPowerBookG4。その手軽さ故に、どこにでも置いてしまう。やはり、飲み物をこぼす事故ってあるんだ。皆さんもお気をつけあれ。
テレビ朝日『スクープスペシャル』で「検証!警察の裏金 第2弾」今日14:00から15:30に第6回『スクープスペシャル』が放映されました。内容は、前回11月の第5回で放送した「警察の裏金」の続編で、前回を見ていなかった私には衝撃的な内容でした。この『スクープスペシャル』はいつもすばらしい内容ですが、それが昔のような一方通行的な報道ではなくて、ちょうどテレビがインターネットになったように、双方向、インタラクティブというか、番組を見た人からの情報提供、または内部告発がフィードバックされています。その意味で、テレビの、とくにニュース報道特集のありかたの一例を示唆しているとも言えます。
バイク盗難が組織的窃盗団によるものでありながら「軽」犯罪視されてまともに捜査されない、現場警察官は犯罪の多発に対応しきれない、そんな状況の中で個々の警察署と派出所のバイクの盗難届の受理の仕方と対応もいろいろです。私は現場の多くの警察官は正義感に燃えて懸命に職務をこなそうと励んでいると信じています。けれど、この番組が明らかにしたように、幹部やエリート官僚が腐敗していては、まじめな警察官はやめていくか、モラルハザードを起こしてしまうようになると危惧します。それは警察に限らず、一般の会社でも同じことです。
この『スクープスペシャル』は、放送した番組を翌日からインターネットで動画配信します。第4回の原爆を扱った内容もこのコーナーの03/8/17付けで紹介したことがありますが、残念ながら、あの回の分だけはアメリカ側の映像の著作権の関係で、動画配信ができなかったそうです。今回の分は配信されると思いますので、見逃された方は是非どうぞ。
緊急特集! 上野・秋葉原で何が起こっているのか その3このコーナーの23日付けで取り上げた、22日の日曜日に秋葉原で被害にあったNo.2'790 ハヤブサさんから。
お世話になっております。 このたびは私の盗難バイク情報を登録をして頂き、本当に有難うございます。 盗難された私のバイクに付いて下記のサイトにまとめましたので、 お手数ですが、できれば私の欄の画像へのLINKをこちらに変更して頂けないでしょうか。 盗難届を出した時に少し聞いた話ですが、上野・秋葉原近辺は 以前から盗難が多く、最近やっと外国人窃盗団を検挙したばかりだったとの事で、 担当の刑事の方も、また新しいのが現れたかと言っておりました。 それと、No.2'788 DUCATI M400 さんの話では、 交番では受理番号の発行まで1週間程度かかるとの事でしたが、 私が届出を出した万世橋警察署では2〜3日程度で出るとの事で、 実際に2日後の朝の時点で受理番号が出ました。 ですので、移動手段であるバイクが無く大変かと思いますが、 盗難届を出すならなるべく所轄の警察署で提出する方が良いと思います。 次の休みに友人と盗難車および犯人探しと、 警察所へ盗難されたバイクの写真を提出してこようと思っていますので、 その時にまた何か話が聞けましたらご報告いたします。 それではこれからもよろしくお願いします。 失礼いたします。リストをご覧の方はお気づきのように、登録者のHPの該当ページ(バイクの写真や詳しい情報)にリンクを付けています。このHPを開設しているプロバイダーのSo-netのディスクスペースが限られているので、画像を多く保存掲載できません。でも、最近は個人でも簡単にHPをもてますので、当サイトで扱っている以上の情報や画像を公開されている方は、リンクを張りますのでURLをお知らせください。
緊急特集! 上野・秋葉原で何が起こっているのか 続き上野・秋葉原での連続窃盗にかんする情報は大きな反響をいただいています。とくにNo.2'789 GSX-R600さんがまず、客観的に被害状況を伝えてくださったことも他のライダーのヒントになっております。そのGSX-R600さんから、DUCATI M400さんのレポートを受けての続報です。
こんにちは、先日 GSX-R600 を登録していただいた[Y]です。ありがとうございま した。CBX様のアドバイス通り、友人たちに車体番号だけでなくエンジン番号も確認 させました。やはり私と同様その控えをもっていない場合が多かったです。 ドゥカティ M400 の方の話を受け、本日私も自分の登録を確認してまいりました。 登録の変更は無かったです。今後変更されるのを避けるため、その際に登録の抹消を しました。私は盗難保険には入っていなかったので、所有権を渡さずに廃車すること を決めました。ただ、その判断が正しかったのかが分かりません。是非CBX様初め皆 様のご意見をお聞かせ下さい。 また、CBX様のホームページを拝見して、当方で刑事告訴を検討しております。も し同様の体験談などありましたら、お聞かせ下さい。 それにしても品川陸運局での対応は悲しいものがありました。システムが1月に新 しくはなったものの、盗難車情報はありませんでした。盗難届けが出ていても、住民 票があれば名義変更されてしまうのですね。私は廃車をえらんだのですが、これでも 廃車証明書がなくても認印があれば登録できてしまいます。つまり住民票を元に認印 を作れば、ナンバーを貰えるのがやりきれません。廃車手続はすぐしたほうがいいのか、保険はどうしたらいいのか、お問い合わせのメールも他にいただいております。私のケースをまず報告しますと、CBXを盗まれた98年当時、バイク屋さんに相談したところ、「すぐ廃車手続はできるけど、陸運局に行くと、2,3ヶ月待ってからにしてくれないか、と言われるかも知れません」と聞きました。なぜかというと、暴走族とか愉快犯の犯行だと、乗り回したあげく事故を起こすことが多い、廃車して自賠責も切れたバイクで事故を起こすと、犯人ばかりか、事故の相手までケガをさせたとき、保険が下りない。事故を起こしたり、乗り捨てられるのは2,3ヶ月以内のケースが多い、というのです。それに、一度廃車すると、発見されたときに再登録するのが少し面倒な手続きになる、とも聞きました。
たしかに、犯人が事故るのは自業自得と思えなくもないけど、いくら悪人でも治療費は出してあげたい、それよりなにより、もし通行人などを巻き添えにして、犯人にその賠償ができなければ被害者が泣くことになる、そう思ってしばらく待つことにしました。そしたら、2,3ヶ月のはずが、いまだ廃車しないままとうとう今日まできてしまいました。廃車しなかったのは、そうすることがまるで私のCBXに死亡宣告を下すような気がして、たとえ川底に沈められていても、いつか見つかって欲しい、という他人からするとバカかと思われるこだわりがあるんでしょうね。そのため、自賠責は切れていますが、軽自動車税は払っています。
これはちょっと感傷的な話に走ってしまいました。
実際問題としては、軽自動車税は3月末の時点での登録車に課税されます(注)ので、それを考慮した上で、早めに廃車するのが現実的のように思います。ただ、犯人が勝手に廃車したり名義変更することを許すシステムの欠陥があるようですので、それが判明したら記録があるわけですから、刑事告訴の手続きをとるしかないでしょうか。
(注) NO.2'793 GSX-R750さんから以下の情報をいただきました。ありがとうございます。(04/2/28)刑事告訴について、ほかの登録者の方でも検討している方がいらっしゃいますので、体験談などいただいたら紹介して行く予定です。 それにしても、問題とすべきは、盗難届のデータが陸運局や税関のシステムに連動していないことでしょう。昨日のDUCATIさんからも、以下の続報をいただきました。
お話に上がっていた軽自動車税の件で一つ。 盗難の被害に合った後、バイク屋さんから2.3ヶ月は廃車にできないと言われたので 何とかならないものかと税理関係の方に調べてもらいました。
盗難被害で手元に車両がない場合”課税保留の申し立て”が可能だそうです。 手続きは警察に出した盗難届けの控えと印鑑を持って市役所へ行き、 軽自動車税の担当課で「課税保留の申し立てをしたいのです」 と言えば用紙が出てくるとのお話でした。
課税の保留ですから、手元に車両が戻ってくれば 税金を収めなければなりませんが、 戻らない場合はそのまま免除となるそうです。
以上ご参考までに。お世話になっております。DUCATI-M400の[S]です。 昨日、上野へ出向いたことが功を奏したのか、本日上野警察署から八王子陸運局に電 話にて問い合わせしていただいたようです。 その際、陸運局では昨日は「品川ナンバーで名義変更」のものが本日は「所沢ナン バーで名義変更」との電話が警察担当者からあり、情報が混乱していた為詳しく調べ ていただいようです。 結果、私のバイクは名義変更はされていながったことが判明いたしました。 (先ほど受けた電話では『名義変更されていなければ走っていれば見つかる』ような ニュアンスで説明を受けたため、未だ窃盗団などの犯罪ではないという認識みたいで すが・・・)たしかに、警察の対応もいろいろです。きっと直談判が効いたのでしょうね。私が以前原付きを盗まれて、それが見つかったときに回収を手伝ってくれた若い警察官は親切な対応をしてくれましたが、組織としての警察もいろんな問題をかかえているようです。ここでは深入りしませんが、名義変更がされていたという情報が人によるミスだとしたら、盗難情報をどうしてコンピュータを使ってすぐに処理かつ活用できるようにしないんでしょうね。これでいて住基ネットは強行するIT国家です。
緊急特集! 上野・秋葉原で何が起こっているのかNo.2'788 DUCATI M400 さんは21日に上野丸井CITY前で20:30〜22:30の間に盗難にあわれたのですが、その後の陸運局と警察の対応について、「盗難されてとても悔しい思いをされている方の為に少しでも情報提供」をと、次のレポートをいただきました。
[CBX]様 このたびは私の盗難バイク(DucatiM400)の情報登録をして頂き、本当に有難うござ います。 自分でも対応できることをと思い立ち、無理に仕事を休んで本日八王子の陸運局に廃 車申請に出向きました。その際の話です。 バイクに乗り始めて10年以上になりますが、バイクを盗難されたのは今回が初めて で、なにが必要なのかも分からず、事前に行き着けのバイクショップへ確認して印鑑 と身分書(運転免許)を持ち陸運局へ向かいました。 陸運局内の代書屋でバイクを盗難され廃車手続きをしたい旨伝えたのですが、 「盗難届に記載される受理番号が必要になる。」 と教えられました。 そこで盗難された上野の警察署に問い合わせたたのですが、 「派出所で受理された盗難届については本署(上野警察署)で受理するのは1週間く らいかかります。また一週間後に電話を下さい!」 と軽くあしらわれ、仕方なく廃車申請をあきらめるつもりで、代書屋の受付の方に話 しお礼を言い帰ろうとしたところ、 「車検証紛失になるから再発行してみたら」 と言われ、それでバイクが見つかればと思い多摩の陸運局への問い合わせを御願いした所 「既に品川ナンバーに名義変更されているのでこちらではどうしようもないです。」 と伝えられました。 その時点で、急いで上野警察署へ連絡して『勝手に名義変更をされている』と警務課 の方に伝えた所 「これから上野警察署まで来て欲しい。」 と話があり、急いで上野まで向かったのですが、対応した警察官の同僚(上司?)と 思しき人に 「その場で名義変更をしている現場であれば捜索も出来るけど、既に名義変更された 物はどうしようもない。」 「書類を回してから、警察署長まで行く正式な手続きが必要なので1週間以上かかる!」 「気持ちはわかるがどうしようもないね!」 と言われ、挙句の果てには 「あなたの知人でそのバイクを欲しがっていた人とかがいるんじゃないの???」 と聞いてきて、まるで私の交友関係が悪いような言い方までされました。 最近、彼女に何もしてあげられない自分が歯痒くて、たまには前に一緒に来たことが ある上野で食事でもと思い出向いただけなのに大事な愛車を盗難に遭った上、よもや 警察署でそんなこと言われるとは正直思いもしませんでした。 その時点で時計は午後4時30分を指していたので、急いで多摩陸運局に電話をすれ ばすぐにでも確認できるし、昨日今日の話なので場合によっては多摩の陸運局の受付 の方が犯人の人相/特徴を覚えているかもしれないのに 「管轄の問題があるから」 「それはプライバシーの侵害になるからそんなこと出来ない!」 とあしらわれ、その時点で頭の中が真っ白になってしまいました。 少しでも早いほうが良いと思い高速道路に乗ってまで上野まで向かったのに、 「何も出来ないね!」 とまで言われて怒りを通りこして、その対応に正直愕然とするしか有りませんでした。 帰りに、いつもお世話になっているバイクショップへ出向き話を聞いたところ、 『名義変更だったら住民票だけで出来るから、警察がモタついでる間に犯人は多分名 義変更をしまくる。 まして県を跨いで名義変更されたら警察は真剣に探さないだろうし、警察がそんな状 態じゃあ、そうこうしている間にバイクは解体されるか売り飛ばされるから、もう対 応の仕様がないかも』 との話でした。 バイクでは事故も何度か経験し辛い思いもしてきたけど、正直、今回ほど悔しい思い をしたことはありません。 なんでもかんでも「1週間はかかる!」なんて言う 警察の対応では、愛車を無事な状態で取り戻すのは、 もうあきらめるしかないかもしれません。 盗難されてとても悔しい思いをされている方の為に 少しでも情報提供の場になる、このようなサイトが あることが今の私にとって唯一の救いです。 今までは、ネット上で人に愛車の写真を見せるのは 好きじゃなかったのですが、今回は愛車の写真を送 ります。是非とも見てやってください。 重ねて情報登録の件、本当に有難うございました。
DUCATIさんとは対策を相談中ですが、今日はいただいている情報をまずは紹介させていただきます。以下はNo.2'792 CB1000SFさん、やはり秋葉原で20日の金曜日の被害です。
はじめまして、[K]ともうします。 先週バイクの盗難にあい、web にて検索してみたところ、こちらの web を見つけました。 いままで他人事と思い注意してみてなかったですがバイクの盗難の多さにびっくりしております。 私は、No. 2790の GSX-R600 さんと同じ場所で、2月20金曜日にやられています。 どうも同じ犯人の犯行ではないかと思われますが、ちょうど21日(土)は一日盗難場所を一日 張込んでおりましたが、2790 さんの事件現場は目撃できませんでした。ほんと残念です。 私がやられた当日20日ですが、もう1台BMW 1150 も盗難されたと万世橋警察の警官が言ってました。 その2日前ころはCBR400 (先週だけでもweb で調べてみたら、同じ付近で CBR400, X4 , BMW, CB1000,GSXR 等5台も盗難されたという情報があります。中央通りの上野側路上三菱銀行ちょい手前〜 カクタソフマップ間のあたりらしいです。) 私も、かみさん、子供たちをやっと説得して購入したバイクだったのでとても愛着があり、 盗難より数日がたちましたが、盗難された時よりも数日たった今日の方がじわじわと自分のバイク を失ったショックが実感となっております。 ぜひCBX さんのページに私のバイクも登録していただきたくメールいたします。 よろしくお願いします。(早期に犯人が捕まり、バイクが戻ることを切に期待してやみません。) 以下、盗難時の情報です。 秋葉原中央通り路上 上野方面側(ヤマギワ火災現場前あたり) 平成16年2月20日(金) 夕方6時〜7時半の間 キーロックのみ秋葉原ではありませんが、No.2'793 GSX-R750さんは近くの上野で、やはりわずかな駐輪時間を狙われました。
はじめましてCBX管理人様 当方2月12日にバイクを盗まれました[K]と申します。 日数は幾分過ぎてしまいましたが最近になってこのサイトにたどり着き、 盗難防止の一旦を担えればと思いメールいたしました。 バイクの特徴、被害状況など: 個人HPにて掲載しております。 上野4号線沿いバイク街コンビニ前にて盗難されました。 前日までの一ヶ月間は乗ってきておりませんので下調べ等の無い通りすがりの犯行と推測しております。 時間帯は20時〜21時の約1時間の間です。 人通り、車通りとかなり多いほうなのでNo.2'789のGSX-R600さんの盗難状況とかなり酷似していると思います。 5年間通い続けている職場前の路上で初めてです。そのせいもあって油断しておりました。 とても悔しく悲しい思いです。 車種からするに海外へ出てしまう可能性が高く9割方発見は難しいと考えています。 バイク街には秋葉原同様多くのバイクが止まっていますので、 少しでもみなさんの危機意識を上げていただければと思いメールを書かせていただきました。 少しでも盗難が減ることを願っています。それでは。 駄文長文失礼いたしました。
秋葉原 緊急警報!22日の日曜日にはNo.2'790 ハヤブサさんも被害にあっています。必ず誰かが目撃しているはずですので、心当たりのある方はご一報おねがいします。
秋葉原では窃盗グループがバイクを待ちかまえていますまたも秋葉原での犯行です。No.2'789 GSX-R600さんからくわしい状況をいただきました。確かに中央通りには大型バイクが並んでいます。友人のバイク乗りに危険をお伝えください。
こんにちは、昨日までバイクに乗っていた[Y]と申します。自分のバイクが盗 まれてしまい、力をお借りしたくメールしました。 昨日2月21日、秋葉原の路上にバイクを路上駐車し、すぐ戻ってくるとすでに盗 まれた後でした。残っていたのは冷却水が零れた跡があるだけで、他は何もありませ んでした。バイクを降りた時が昼の2時40分、戻ってきたのが2時50分です。盗難防止 装置は振動で鳴る物が付いていましたが効かなかったです。 車種は SUZUKI の GSX-R600、2001年式です。色は青白です。目立つ外見はモリワ キマフラー(虹色)と、右側に走行中の転倒跡が残っている点です。登録番号は品川 け9471、車体番号はJS1BG121300100362 です。申し訳ないですが、エンジン番号は控 えておりませんでした。盗難届けは警視庁万世橋警察署に04年2月に出しています。 場所は千代田区になります。 場所は秋葉原中央通りのマックコレクション前です。土曜昼には人通りが絶えない ですし、常に売り込みの人間がいるのでしたが、それも関係なかったです。盗難状況 記号はGb15です。 以上で自分の事は終わりですが、気になる点があるので一つ。トラックの運転手が 駐車中に私のバイクが走っていくのを目撃されていました。乗っていったのは二人組 だったようです。その時メットはかぶっていたらしいです。また警察の方の話による と、一時は減ったが、年明けから中央通りでの盗難がまた増えているそうです。以下 は私の想像なのですが、私が到着前に窃盗グループはバイクが来るのをまっていて、 人が居なくなると取り掛かかったのではないでしょうか? 秋葉原をご利用の方、中央通りではお気をつけください。 どうか見かけた方おりましたらご連絡お願いします。
ファミレスと秋葉原での被害No.2'775 ハヤブサさんは『大田区東六郷2-19-10ファミリーレストラン「ジョナサン」の前の歩道に駐車。 午後7時半から8時10分頃の間』での被害でした。
またNo.2783 V-MAXさんは秋葉原近くの路上駐輪中の被害です。当サイトでも繰り返し注意を呼びかけておりますが、路上駐車が狙われるケースが激増しています。これは短時間の駐輪のために、しばしばハンドルロックだけであることに犯人グループが目を付けているものと思われます。かならず、他のロック、警報装置を併用してください。
オーストラリアの警察だったらNo.2'784 CBR1100XXさんはオーストラリアからの方ですが、その奥さんによると
昨日[16日]14:00〜14:15分の間に新代田駅近くの美容室の前で盗まれました。 美容師の方がヘルメットをかぶった人が押して持っていくところを見ています。 大好きなマイケル・ドゥーハンのヘルメット(特注Sサイズ)をいすの横につけていて、 それごともって行かれてしましました。 警察にすぐに届出をしましたが、書類がまわらないと、探すのはスタートできないと言われ、 そんなことしている間に海の向こうに持っていかれるのではないかと思い こちらを利用させていただきました。 私は妻(日本人)ですが、憤慨してどこにぶつけていいのやら。。。。 昨日夜遅くまで歩き回って探してみましたが、やはりそう簡単にはみつかりませんでした。 東京は危ないのでしょうか・・・・・ 我が子のように大切にそしてまめに掃除もしてきれいに乗っていたので、本当に残念でなりません。 警察に行った再に「書類の手続きに数日かかるからさー」っと 人事のようだったので、もう警察じゃだめだと思いまして、こちらにお願いしました。 主人の国のオーストラリアではすぐに無線で警察から、警察中に知らせて、 書類より先に道路等不審車を調べ上げるそうです。 まったく日本の警察は・・・・ よろしくお願いいたします。
帰国したとたんにひどい風邪をひいて寝込んでしまいました。病院で診てもらったら、幸いインフルエンザではないようで、ひとまず安静にしています。いろんな情報をいただいていますが、後ほど紹介させていただきます。
チューリヒ便り その4 Twilight Samuraiひと月のチューリヒ滞在も、もうすぐ終わりで、週末に帰国します。更新が遅れ気味で、とくに新規に登録の方にはご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。帰国の準備にはいりますので、チューリヒからはこれまで。
書きたいこともたくさんあるのですが、時間がないので、日本映画の話題をひとつ。こちらの若い社員が、週末「Twilight Samurai」を見てきた、というので、Last Samuraiがこちらではタイトルが違うのか、と一瞬思いましたが、貧乏侍の話というので、ああ、「たそがれ清兵衛」のことか、とわかりました。とても良かったとコメントしていました。面白いのは、上映館のサイトにある映画のポスターで、これはヨーロッパのデザイナーによる作品でしょうか。なかなか粋だなあと思います。チューリヒでは夜遅い時間からの上映もあるので、ゆっくり食事してから映画館に行くのが当たり前になっています。映画館の数も、人口の割に多いほうでしょうか。次に来るときがあったら、映画館と劇場を巡ってみましょう。それでは、たそがれのチューリヒから、さようなら。
車の奥に保管のバイクNo.2'770 岩槻市 CBR1100XX さんの被害状況を引用します。
自宅の駐車場で車の裏に停めて置きましたが、盗難に遭いまし た。間口3m、奥行き10m程の駐車場が自宅の前にあり、間 口側(入口側)に車を置き、その裏に駐車して置きました。フ ェンスと車の間1m程の隙間から引き出されました。大変ショ ックで、何にもする気になれません。なんでも構いませんので 情報お願いいたします。
『いろいろ調べて分かりました』No.2'767 CRM250AR さんから、調査された報告をいただきました。ありがとうございます。実際に被害にあった方々が直接陸運局や管轄当局にコンタクトすることは効力があることと思います。輸出の管理は公安の一部のように誤解されている方もいるかも知れませんが、じつはかつての大蔵省、今の財務省管轄の税関です。検索で各地の税関のホームページがヒットします。
今回,いろいろ調べて分かったんですが,私のバイクの大きさ250ccの場合だけで 申し訳ありませんが.軽自動車届出済証が手元にあった場合でも,犯人は再発行でき てしまうという事,また,名義変更も簡単にできるという事. っで,結局取られた人が取るべき行動は,軽自動車届出済証が無ければ再発行,あれ ばそれを使用して,犯人よりも早く廃車手続きをする事. そうすれば,堂々と中古市場に持ち込む事は少なくとも防げるという事です. 海外,犯人自体の利用,また,個人売買は防げませんが,自分の物のように国内人気 車種には有効な手段と思いました. 根本の原因である,陸運局でのチェック体制の無い事に関しては,国土交通省にメー ルをしましたが,まだ返信はありません. 中古市場,輸出の際はどこの管轄か分からず,まだ,メールを出してはいません.警 察がCBXのサイトのようなData Base化ができて公開すれば中古市場は確実に確認する と思うんですがね. 盗まれて分かったSystemができていない様に驚いています. いい機会なので,クレームぐらいは出しておこうかと思っています. それでは,これからもよいサイトをお作りください.
チューリヒ便り その3仕事で海外へ出る有り難さは、観光名所を訪れることよりも、そこの人々や暮らしなどに直に触れることができることでしょうか。また、欧米人が当たり前と思っていることに私が疑問や質問を投げるときの反応も、観光ガイドにはないものです。
たとえば、スイスの国旗は赤地に白十字。何気なく、あの旗の意味は何なの?と、うちの社員に聞いたら、だれも知らない。さて、これは我が社の社員の程度が低いのかと思いきや、かれらが友人に聞いてみてもだれも知らないという。意外ですね。これまでそんなこと聞いてくる「外国人」がいなかったらしい。これは恥ずかしい、とばかりに、かれらは調べ初めています。
これはただ知識の問題ではなくて、国旗がなにかのシンボルとして意味をもった歴史が、他の国よりも希薄なせいでしょう。とくに戦争の歴史が。
私が理解できないでいることのひとつが、チューリヒではドイツ語が公用語でありながら、もともとの方言としてのSwiss German が話されていること。つまり、ドイツ語に取って代わられることなく、生きた言語として続いているのだけれど、話されるだけで、文学がない。つづり方が決まっていないので、アルファベットで無理やり書いても、人によってスペルがまちまち。読み上げないと理解できないらしい。日本語の標準語と方言の違いと同様なのかどうなのか、まだ深く詮索はしてないけど。
日本語だとチューリッヒとかチューリヒとか言いますが、こちらの人達は略してチューリと呼ぶのが普通だそうです。市電(トラム)のロゴもZuri-Linie(チューリ・リニエ)です。英語でズーリックはなかなか馴染めない語感ではあります。
このトラムは快適です。私は1ヶ月のトラム(と列車)のフリーパスを使っているので、どこへ行くにも路線地図だけ持って出かけます。数分おきに来るので、待ち時間のイライラはありません。女性のドライバーが多いですね。私は中心街近くのホテルから郊外のオフィスまでの通勤も、このトラムと鉄道を使っています。鉄道も快適。思うに、この公共交通網の完備が山国スイスの生命線なのでしょう。チューリヒ空港にJALかLXで到着すると、ゲートからターミナルへは短い地下鉄のシャトルに乗ります。これは、停止してドアがあくまでちょっと時間がかかりすぎておかしいのですが、なんでも、この地下鉄はある種試験運用も兼ねていて、うまくめどがつくようなら、スイスの都市と都市の間を結ぶ地下鉄を掘るのだとか。そんな遠大な構想の第一歩だそうです。
最後に、一般の旅行者には知られれていない名所をひとつ。日本人もそうですが、ヨーロッパの人々もフランス印象派の絵が大好き。チューリヒ美術館(Kunsthaus)も常設展示に印象派絵画の比重を大きく置いていますが、もっとすばらしいのは、ビューレ・コレクション館( Foundation Emilk G. Buhrle Collection)です。これは美術館としての建築物ではなくて、かつての実業家のコレクションを、改造した邸宅(左写真)で展示公開しているもの。入り口には表札があるだけで、美術館の看板などありません。開館時間も短くて、かつ番地表示を頼りに見つけることになりますので、美術ファンでなければ足を運ぶこともありません。でも、印刷物などで馴染だった作品を見つけると、ここにあったのか、と驚きやら、懐かしさが湧いてきます。しかも、窓からの自然光で見られますから、天気次第で、見える色が違うことでしょう。印象派絵画に興味のある方は、チューリヒにお出での際には是非訪れてみては。