引用する表現

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引用(いんよう)(しめ)(かた)

(ほか)文献(ぶんけん)資料(しりょう)から(ぶん)語句(ごく)などの表現(ひょうげん)()りることを引用(いんよう)という。

ここでは引用(いんよう)をする(さい)(もち)いられる表現(ひょうげん)文型(ぶんけい)について説明(せつめい)する。なお、引用(いんよう)のルールについては【→引用の方法】を参照(さんしょう)せよ。

引用(いんよう)する表現(ひょうげん)には、(おお)きく(つぎ)の3つのパターンがある。

  1. 引用(いんよう)(あら)わす動詞(どうし)使(つか)
  2. 伝聞(でんぶん)表現(ひょうげん)使(つか)
  3. 出典(しゅってん)だけを(しめ)

引用(いんよう)(あら)わす動詞(どうし)使(つか)場合(ばあい)

引用(いんよう)(あら)わす動詞(どうし)使(つか)うときは、(つぎ)(かたち)基本(きほん)になる。

  1. [著者名]([発行年]:[ページ])は「………」と[引用を表わす動詞]。
    引用(いんよう)場合(ばあい)はカギカッコ(「」)でくくる
  2. [著者名]([発行年]:[ページ])は………と[引用を表わす動詞]。
    参照(さんしょう)場合(ばあい)はカギカッコ(「」)でくくらない

引用(いんよう)場合(ばあい)は、引用(いんよう)部分(ぶぶん)(かなら)ずカギカッコ(「」)でくくる。ただし、参照(さんしょう)場合(ばあい)はカギカッコでくくってはいけない。なお、引用(いんよう)参照(さんしょう)(ちが)いについては、【→参照の方法】を参照(さんしょう)せよ。

段落(だんらく)での引用(いんよう)など、引用(いんよう)(なが)くなる場合(ばあい)には、(つぎ)のようになる。

引用(いんよう)(あら)わす動詞(どうし)には、(つぎ)のようなものがある。引用(いんよう)内容(ないよう)(おう)じて使(つか)()けるようにする。

なお、引用(いんよう)(あら)わす動詞(どうし)敬語(けいご)にしてはいけない。

著者名(ちょしゃめい)引用(いんよう)(あと)()場合(ばあい)

著者名(ちょしゃめい)引用(いんよう)(あと)()場合(ばあい)(つぎ)のようになる。

なお、『引用(いんよう)(あら)わす動詞の()()(けい)』とは、(つぎ)のようなものである。

(…と)言われている/(…と)考えられている/(…と)指摘されている/(…と)されている

伝聞(でんぶん)表現(ひょうげん)使(つか)場合(ばあい)

伝聞(でんぶん)表現(ひょうげん)使(つか)うときは、(つぎ)(かたち)基本(きほん)になる。

  1. [著者名]([発行年]:[ページ])によると「………」である。
    引用(いんよう)場合(ばあい)
  2. [著者名]([発行年]:[ページ])によると………である。
    参照(さんしょう)場合(ばあい)

なお、「によると」は「によれば」に、「である。」は「という。」になることがある。

また、伝聞(でんぶん)表現(ひょうげん)であっても「…らしい」「…だそうだ」「…ようだ」「…ということだ」などの表現(ひょうげん)使(つか)ってはいけない。

出典(しゅってん)だけを(しめ)場合(ばあい)

出典(しゅってん)だけを(しめ)場合(ばあい)には、(つぎ)(かたち)基本(きほん)になる。

  1. 「………([著者名][発行年]:[ページ])」。
    引用(いんよう)場合(ばあい)
  2. ………([著者名][発行年]:[ページ])。
    参照(さんしょう)場合(ばあい)

出典(しゅってん)(しめ)(かた)については、【→引用の出典の示し方】および【→参照での出典の示し方】を参照。

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