〜印象的な日記集〜

ボクシングのゲームの区切り画像

2001年10月以前の日記投稿は
こちらで公開しています。

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俺はこのボロジムの会長だ(ジム名は大車ジム)
もう破産しそうだがなんとか経営している。
いつ入門者くるのかな?
といってるあいだに来た名前は森木 建都(もりきけんと)ためしにミットうちをした。
ズバズババシィ建都はまぎれも無い。天才だ。
俺はこいつを育てる!そしてベルトをとる!
そしてプロデビューしたのはそれから5ヵ月後だった。
デビュー戦 建都の力が出せなかった。しかしドロー。しかしこれから建都の才能が芽生えたのだ。
その後1回負けてしまうものの、そのあと連勝を6にまで伸ばし、ついに世界ランクにまで上り詰めたのだ。
そして遂に連勝を7に伸ばした瞬間現WBC世界チャンピオン、
ジャイアント・イコール・シウバとの試合が実現したのだ!

そして遂に試合が始まった。
第1ラウンド得意のリードジャブでポイントを稼ぐが8ラウンド隙をつかれKO負け。
そして世界ランカー8位金 雷との再起戦が始まった。しかしそこで建都の力が爆発!
一回ダウンを奪いそのまま判定勝ち。しかし次の試合で負け東洋まで落とされてしまった。
しかし東洋の試合でも力が爆発。判定勝ちになったのだ。そして世界ランクに返り咲き。
しかしその次の試合で負けて東洋にまた戻ってしまうが、その後建都の全盛期が来た。
その後連勝。そして現WBA世界チャンピオン マックス・モンスター・シッスとの戦いが始まった。
そして、解説はこういっていた
「典型的速攻型であるチャンピオンは挑戦者のボディを当てれば優位になれるでしょう。当てればですが。」
さて2度目の挑戦でベルトがとれるかどうか!結果は2ラウンドKO負け。そして再起戦は、判定勝利
そのあと連勝して、ついに3度目の世界戦に挑戦する事になった。相手はあのマックスだ。
そして3度目の正直を信じきれば勝てるかもしれないと俺は思った。結果は・・・・そして建都はやった。
10ラウンド速攻型のマックスはスタミナを切らし防御体制。
しかしガードを崩しその瞬間右フックがチャンピオンの顎にテンプルにヒット。そのままマックスは前のめりに倒れた
その時レフリーはストップの合図を出した。勝った。あのハードパンチャーのマックスに勝った。
判定のチャンピオンというあだ名を持っていた建都が勝った。建都の腰に光り輝いている。ベルトがかけられた。
「ニューチャンピオンの誕生です!」
そして1回防衛をはたした。2回目の防衛はカットでのレフリーストップ。
そのあと建都は階級を上げ2階級制覇を目指した。
しかしもうピークを過ぎている建都はKO負けを受け引退。
こうして判定のチャンピオンはリングに戻ってこなかった。

エピローグ〜KOできなくても勝つ方法はある。判定での勝ちはなんの価値も無い。
しかし勝ちという価値はある。挑戦をするのはけっしてやってはいけないことでは無い。
逆にやっていいことなのだ。3度もの挑戦をしついに勝ちとったベルトは一生の宝物だ!
そして建都に盛大な拍手をありがとう!(大車輪筆者より)〜
全成績
30戦20勝(5KO)9敗1分

後書き この日記を今でも読んでくれる人がいるのなら、
この中にでてくる建都も喜んでくれるんでしょう。グラボクはボクシングゲームの巨編です!

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16. 1.17 全くわからぬまま始めるも、屈辱の引退勧告 6戦1勝(0 KO)4敗1分
16. 1.17 さっきよりわりいよ。でも、何かイベントあった。 2戦0勝(0 KO)2敗0分
16. 1.17 出だしは悪かった。が!しかし、それから奮起。引退寸前まで追い込まれながらも
    初の日本ランカー入りを経験。ただ、未だ女性との出会い無し。w 16戦8勝(3 KO)7敗1分
16. 1.17 先ほどの日本ランカー出現に気をよくして望んだが、ダメージの蓄積によりKO負け。
    やはり甘くはない。 3戦1勝(0 KO)1敗1分
16. 1.17 出だし3連勝のスタートで勢いに乗るかと思われたが・・・ 11戦4勝(1 KO)7敗0分
16. 1.17 期待の出来ないスタートから始まったが・・・キャンプなどのイベントを運良くこなし
    ていると、いつの間にか日本ランカーに。で、驚いているとなんとそのまま世界ランカー
    まで、一気!初のタイトル挑戦を果たした。ベルトは取れず。 12戦8勝(3 KO)4敗0分
16. 1.17 ハードパンチャーぽいやつが出た。初戦も無難にこなし、今度こそ!!と期待させたが
    運悪く目のケガに。残念ぽい。 3戦1勝(0 KO)2敗0分
16. 1.17 辰吉っぽいので挑戦。ノーガード戦法炸裂でやはり打たれやすい。強打も持っているが、
    ガードが甘いからか、目をカットされそれが元で引退。 9戦5勝(1 KO)4敗0分
16. 1.17 今回も目のカットが原因でやられる。目のカット・・・ 10戦5勝(2 KO)5敗0分
16. 1.17 どうも・・運が・・・ 5戦2勝(1 KO)2敗1分
16. 1.17 ヤンキーは駄目ぽ 2戦0勝(0 KO)2敗0分
16. 1.17 ヤンキーじゃない方を選んで当たり。勝ち負けを繰り返してはいたものの、最終的には
    東洋ランカーまでいってくれた。 17戦10勝(3 KO)6敗1分
16. 1.17 歌手になって苦労してるらしい。 2戦0勝(0 KO)2敗0分
16. 1.17 口が上手いのか、解説者として大成功してるとのこと 8戦5勝(3 KO)3敗0分
16. 1.17 2度目の世界戦。今までで一番才能を感じたが、3回目の世界挑戦は諦めた。つーか、
    チャンプ強すぎ。 14戦10勝(5 KO)4敗0分
16. 1.17 今までで一番の才能を感じた。でもやっぱ駄目。 11戦8勝(4 KO)3敗0分
16. 1.17 ハッキリ言って才能を感じなかったが、初めて王座を獲得!(日本の)その後何度も引退
    の危機を迎えながらも、一度は燃え尽き引退。しかし、その後復帰。サイド日本王座を獲
    得するも、最後はKOで引退。ちなみに初めて彼女が出来、結婚し、子供が出来る。初めて
    尽くしのイベント満載であった。充実感。 26戦14勝(8 KO)10敗2分
16. 1.17 「息子の挑戦」期待したが運悪すぎ。タクシードライバーに。w 2戦0勝(0 KO)2敗0分
16. 1.17 弱すぎ。 8戦4勝(1 KO)4敗0分
16. 1.17 3連勝の後、判定ながら6連敗。弱っ!と思っていたが、徐々に強くなっていった。蓋
    を開けてみれば、なんと20戦目で初の世界タイトル獲得!防衛戦で負け引退したものの
    初の世界王者と言うことで印象に残るだろう。 22戦14勝(5 KO)8敗0分
16. 1.18 弱すぎ。ピストン堀口??? 12戦5勝(1 KO)7敗0分

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「グラフでボクシング」をプレイした感想


雑誌に載っていたプログラムをインストールしました。

正直言って、私にはボクシングに興味がないといっていいです。
TV(バラエティ等での)露出のある選手がわかるくらいです。
そんな私ですが非常にはまってしまいました。


私がプレイした感想ですが、プレイヤーの目に見えないパラメータの影響がわかりにくいです。

グラフというジャンルでボクシングを表現しているならば、
このパラメータもグラフで表示するのはどうでしょうか。
例えば、イベント(特訓や同僚とのやりとり等)や前回の試合内容で、
パラメータの上昇・下降などを目に見えるグラフで表現して、
(もちろん、正確な数値で表現などしないで、あくまでグラフで)
選択式の特訓の場合など、自分(の育てている選手)に何が足りないから補おうとか、
逆に、1点豪華主義で他を捨てて長所のみを極端に伸ばしていく、
というような戦略的なものにしてみては。


何日かプレイしたら秘密のパスワードが表示されました。
( ******** )



8月18日(月曜日)

実生活においてお盆明けの月曜日。仕事が定時までに終わらず残業した。
ディープなゲームをする気力がないのでグラボクをプレイする。
なんと、2人目の入門者が初戦と6回戦に負けたきりであれよあれよと世界王者。
しかも2度防衛という我がボクシング事務所始まって以来の優等生!
しかし、3度目の防衛に失敗したのが運の尽きで、リベンジマッチに失敗して引退。
成績自体は平凡なものとなった。(16戦12勝8KO4敗0分)
勝ち星の数には恵まれなかったが、上位での勝ち星の多さでは他を寄せ付けない。
記録欄で現在6位ということは、記録から消される日も近いだろう。
しかし、私の記憶には焼きついたのだ。(←次の優等生が出現したら忘れてしまいそう)

と言うわけで23人目の入門者が2階級制覇をやってのけた。
フェザー級とSフェザー級。両階級とも防衛は成功しなかった。
Sフェザー級の次にライト級まで階級を上げたが、最後は試合中の怪我に2度も泣かされて引退となった。



8月20日(水曜日)

そう言えば、世界戦には何度か勝ったが、そういうときに限って入籍してないんだよなぁ。
入籍して世界戦に挑んだやつが何人かいたけど、最後で負けちゃったし、何とか結婚式のイベント見てみたいよな。
今回のやつも入籍してから4回も世界に挑戦したのに…。最初の2回は目の上を切ったし、
自分の領域にくることはない試合内容を2回続けて、結局結婚式は挙げられず。



8月21日(木曜日)

今日もグラボクをプレイした。
22人目の入門生がデビュー戦での敗戦を最後にバンタム級世界王者まで負けなしの9連勝。
その後は防衛戦に負けてぱっとしなかったものの、なかなかよい選手であった。

23人目の入門生はもっと強かった。なんと偶然手に入れた世界戦の挑戦で勝利して引き分けを挟んで5連勝。
スーパーベルトを手に入れた。引き分けを挟んではいるものの今回の9連勝は世界戦のレベルの記録なので、
前者の9連勝より、こちらのほうが重みがあるだろう。



8月23日(土曜日)

あまり暇がないので「さくさくっ!」と「グラボク」を。
最近思うのは、負け知らずで成長するより、それこそ負けが先行する選手のほうが長持ちするような気がする。



8月30日(土曜日)

最近、仕事でのトラブル続きでパソコンに向かっていなかったが、
今日は1日公休なのでのんびりと「グラボク」をプレイすることに。(もちろん、それ以外のソフトもね♪)
2人目の挑戦者が世界戦6度の挑戦というある意味幸運な人生を送った。
勝利は僅かに1度。それでも勝てないよりはよいか・・・。
しかし、この挑戦者はKO率が非常に高かった。
8回戦までに3度ほど判定まで持ち込まれたが、それ以降の勝利は基本的にKO勝利。
肉体的に強さが光ったが、精神的には非常に弱かった。
失恋の痛みに負けていけない恋に走り、結婚式のイベントより先にホモのイベント見るとは・・・。



8月31日(日曜日)

結局真夏日も片手で足りるほどの日数しかなかった今年の夏。
今日も朝から秋を感じさせる非常に涼しい風が吹いている。まるで高原にでもいるようだ。
さて、今日はたっぷりと時間があるのでじっくりやろうと思ったら、途中で用事が入ってしまったために5人で終了。
ところがこの5人のうち3人が世界戦制覇。もう1人も敗れたものの挑戦まではしたという優等生ぞろい。
圧巻は3人目のミニマム級の選手がデビューから世界防衛第2戦までの10戦連続勝利。
麻雀なら役満(八連荘)3連続に値する。素晴らしい!
この選手はイベントにも恵まれた。8回戦付近まで試合のたびに特訓キャンプに参加。
もちろん毎回いい調子で試合望めるというラッキーもあったし、
全体での成功率が2割に満たないコンビネーション特訓がクリア出来たのも要因のひとつであろう。

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戦歴
黒星デビュー。
初戦の敗北以降は一直線で世界へ。
Sフライ級王座獲得。
Sフライ級王座。初防衛に失敗。
階級をバンダムに上げ、ニ階級制覇を狙う。
バンダム級王座に挑むが敗退。
引退危機を乗り越え再び王座に挑むが敗退。引退する。
再起。
東洋からの再チャレンジ。三度目のタイトルマッチを狙う。
三度目の挑戦にして悲願のバンダム級王座獲得。ニ階級制覇達成。
バンダム級王座。またしても初防衛に失敗。
引退危機を乗り越えると階級を更にSバンダムに上げ、三階級制覇を狙う。
Sバンダム級王座獲得。三階級制覇達成。
Sバンダム級王座、七度防衛。
八度目の防衛戦でついに王座を失うと同じに、引退。
二度目の再起。
再び東洋からの再挑戦。階級をフェザー級に上げ、四階級制覇を狙う。
しかし世界前哨戦でまさかの流血。格下選手にKO負けを喫し、完全に引退を表明。

総合成績
37戦26勝(16KO)11敗0分(9連勝を記録)
●○◎○◎◎◎
◎●○○○◎◎●◎◎○●○○○◎◎◎○◎●◎●

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2002年5月23日、一人の天才少年が、我が植枩ボクシングジムの門を叩いた。
吉岡龍司、17歳。茶色に染めた髪に、銀のピアス。典型的な不良少年に見えた。
彼はプロになりたいと言った。それまで通っていた定時制高校を退学し、
両親の反対を当然の如く押し切ってここへ入門しに来たのだ。
私は「来る者拒まず、去る者追わず」をモットーとしていた。
「本当にやれるのか」私は彼に尋ねた。
「俺、こないだのタイトルマッチ見て、決めたんで」
「プロになるだけなら簡単だが」
「世界チャンピオンになりたい」

龍司は紛れもない天才だった。ミットを出す瞬間、出す瞬間に、コンマ一秒の遅れ
もなく的確にターゲットを打ち抜いてくる。そのスピード、反射神経といったら!!
172cmの、スーパーライト級としては小柄ないし平均的なそのフレームには、
圧倒的なレブチューンエンジンと天才パンチャーとしての資質を搭載していた。
私は、幾年ぶりに夢を見た。龍司が世界チャンピオンに上り詰める夢。
最高の夢を。

プロテストに合格したのはその4ヶ月後のことであった。
龍司のデビュー戦は、日本バンタム級タイトルマッチの前座・第一試合目に組まれた。
そしていよいよその日が来た。余裕で計量をクリアし、2時に後楽園入り。
髪は染めたまま、ピアスもつけたまま。鋭い、しかしそれでいてあどけない少年の
表情は、青白い闘争心に揺らいでいた。
「ブッ倒してきます」
「軽く暴れまわってこいよ」
龍司の手にバンテージを巻きながら、私は軽い口調で答えた。だが、胸の鼓動を
隠し切れなかったのはむしろ私の方だった。そしていよいよ、龍司がライトを浴びる瞬間が来た。

圧巻だった。ゴングが鳴るや否や、龍司は軽快なステップでマットの上を支配し、
変幻自在に、そしてしばしば放たれるアイク・クォーティばりの鋭敏なジャブ、体を入れ替えての
コンビネーション、芸術的なタイミングで放たれる、絶妙のレフト・クロス!
衝撃の1RKOで、龍司はデビュー戦勝利を挙げたのだった。

その後、龍司は4つのナックアウト勝ちを含む6戦全勝で、あれよあれよという間に世界の
桧舞台に駆け上がった。
新聞には「彗星、和製ボハド・吉岡龍司」のテンポイント文字が。
BM誌では、既に「柴田国明の再来」「18歳の天才パンチャー、WBA王座を視野に」と大騒ぎ。
私も鼻高々だったのだが・・・

その浮かれ様に神様仏様、ロビンソン様が天罰を下したのか、龍司は世界挑戦までに
思わぬ遠回りをする事になる。7戦目の世界前哨戦、龍司はWBA6位のサムエル・ウインストン
を相手に己の若さ・未熟さを露呈し、前半の猛攻がたたってスタミナ切れ、後半を上手く
コントロールされた末の判定負けという結果を招いたのだ。龍司の連勝はストップした。
その後の再起戦でタイ王者のイノムチャイ・スレンサックを大差判定で破って復帰するが、
次の試合でWBA4位のアーネスト・シュペルヴィエルに6ラウンドナックアウト負けを喫する。
「世界には強いやつがたくさんいる」
わたしは龍司の率直な言葉に大いにうなづき、世界タイトル奪取を胸に再出発を誓ったのだ。

シュペルヴィエル戦から5ヶ月後、龍司は東洋7位、WBC5位を連続撃破し、再び表舞台へ
帰ってきた。そして遂に、現WBC世界スーパーライト級チャンピオン、ドナルド・"サニーボーイ"・
ヒギンズが、次期挑戦者に龍司を指名した!
すなわち龍司の世界タイトル初挑戦が実現したのである。

「あの遠回りは高い授業料になったな。今日はその授業料を倍返しでやっこさんにぶつけてやれ」
「あいつブッ倒せば俺が世界チャンピオンなんすよね」
「そうだ!後のことなんか考えるな、初回から全力で倒しにいけ!お前がチャンピオンだ」

WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ・12回戦のゴングは、真夏の有明コロシアムに鳴り響いた。
客席を埋め尽くす超満員に、日本中も沸いた。
試合は初回から壮絶な打撃戦にもつれこんだ。両者の強打が至近距離で飛び交い、遂にその
タイミングを掴んだ龍司が、先制して左のフックをカウンターで叩き込み、あの「サニーボーイ」から
ダウンを奪ったのだ!しかし第5ラウンド、龍司のスピーディーなボクシングに一瞬のエアポケットが
発生し、ドナルド・ヒギンズはその隙を逃さなかった。龍司のテンプルを打ち抜いた、強烈な
右ストレート。力なくマットに伏した龍司は、両手を高々と上げるサニーボーイを上目で見上げながら、
静かにテンカウントのゴングを聞いたのだった・・・・

「俺絶対に諦めませんよ。会長だって、俺がチャンピオン獲れるって何度も言ってくれたし」
あの敗戦から数日後、ジムに顔を出した龍司の開口一番がそれであった。
「サニーボーイは強すぎた。ありゃあバケモンだよ。だがWBAのミハイルならお前にもチャンスはある」
「俺はドナルドとやりますよ。途中まで試合をコントロールしてたのは俺のほうでしょう。今度は絶対
勝ちます、サニーボーイに引導を渡すのはこの俺なんだ」

龍司は再起した。世界ランカーとの2連戦を、全勝(1KO)で切って捨てて、再び「サニーボーイ」
ドナルド・ヒギンズに挑戦する権利を獲得したのだ。
二度目の挑戦。我が弱小ジムにはこれが精一杯、最後のチャンスに等しかった。
龍司がここへ戻ってくる間に、チャンプは超特急で王座を4度も防衛し、連続防衛のテープを7まで
伸ばしていた。負けられない一戦で、龍司は再び怪物への挑戦を選んだのだ。

しかし現実はやはり甘くなかった。試合を中盤までコントロールしきった龍司のボクシングに疲れが
見え始めた7回、ドナルドの強打が燐として彼に襲い掛かり、形勢は逆転。何度ものピンチを
凌いだ結果、12ラウンド判定負けで、またしても龍司はサニーボーイの前に伏したのである。
控え室で、龍司は茫然自失としていた。記者の質問にもまともに答えられないほどに。
龍司が引退を口にするのでは、と、私も心の底で考えてはいたが、そっけない態度で着替えを
すますと、龍司は私とチーフトレーナーの秋山に「すいません」という一言を残して帰っていった。

だが不屈の闘志で、天才はリングに戻ってきた。ジムに金はなかったが、私は既に龍司を
自分の息子のように思っていたので、どうしても彼にチャンピオンベルトを巻かせてやりたかった。
WBC9位の趙永宗を破り、龍司は三たびサニーボーイへの挑戦を表明したのだが・・・・・・・
正直、私は龍司をサニーボーイに挑戦させたくはなかった。
アレは強い。近年稀に見るスーパーチャンプの一人だ。アレに勝てる人間が世界に何人存在する
だろうか?しかし、それでも龍司はドナルド・ヒギンズの持つWBCのベルトに執着した。
相手は、既に初来日した当時のサニーボーイではない。10度の防衛を果たし、本家・ラスベガスの
リングで縦横無尽に暴れまわる、ドル箱チャンピオンだ。我が植枩ジムが彼を三たびここへ呼び寄せ
るとすれば、いったいい幾ら銭が必要になるというのだろう。だが、私はバカだった。借金をしてまで、
龍司のためにあのスーパー・チャンプに三度目の来日を許可させたのである。
ありえない話かもしれないが、龍司は既に私の息子以上の存在になっていたのだ。

三度目の正直、という言葉がある。だが、規格外の怪物相手に、その古い言葉の効力がかかるとは
考えられなかった。予想はあからさまに龍司の圧倒的不利。BM誌もWB誌も「中盤までが勝負」
「左クロスが早い回に当たれば勝機はある」等と、遠まわしな発言に徹底していた。
両国国技館は、龍司見たさではなく、「怪物」サニーボーイを目的とする群衆で埋まっていた。
龍司の表情は冷静だった。とっくに消えうせたと思っていた、あのギラギラした少年の炎が、今再び
龍司の体を包み、燃え上がり、焼け焦がしたのだ。
運命のゴングが鳴り、人々は奇跡を見た。初回、龍司の目を見張る素晴らしいボクシングが爆発
し、なんとサニーボーイが先に尻もちををついたのだ!いや、尻もちどころではなく、龍司の芸術的な
クロスを真っ向に浴びた怪物は、白目を向き、二度と立ち上がる気配がないほどに大の字になって
マットを覆っていた。カウントはなく、主審が龍司の右手を点に突き刺すように掲げあげた。
「やった・・・」
「や、やった!遂にやったぞ!!龍司、夢にまで見た世界チャンピオンだぞ!!しかもサニーボーイ
をぶっ倒したんだ、歴史に残るチャンプだ!!やったぞ!!!あっはっはっはっは!!!」
「ベルト・・・ベルトは・・・」
龍司を肩車してリングを駆け回る秋山と、ロープをくぐって押しかけてくる人々の大歓声。国技館、
いや列島が震撼した。翌日の新聞には、一面でデカデカと「三度目の正直」。
「サニーボーイ、敗れる」のニュースは、海を渡って各地へ轟き、ことボクシング界において、
典型的な不良少年が二度の挫折を経て伝説にまで上り詰めた瞬間だった。
我がトレーナー人生の中でも、最高の思い出をプレゼントしてくれたのだ。借金が帳消しになるほど、
龍司の人気は国内でうなぎのぼり。ジムは大いに潤ったのだ。龍司は一番の息子、いや、戦友
であると、今私は心の奥底からそう発せられるのであった。

その後、龍司は指名挑戦者のレオナルド・イッコムに敗れるまで、4連続KO防衛に成功した。
タイトルを失った後、引退をかけた試合に勝ち劇的な再起を飾るが、その後のKO負けで網膜はく離
を発祥、「永遠のチャレンジャー」は、遂にリングを後にする事となった。

挑戦を諦めることは、決して悪い事ではない。むしろ、それに挑みつづける事は、「愚かだ」という
逆説すらはらんでいる。美談ばかりで語れない言葉であることは確かだが、だがそれでも、もし
本当に愚かなものであったとしても、私は龍司のスピリッツを永遠に忘れる事はなく、また「愚か」
だと思うようなことは決してありえないだろう。吉岡龍司に乾杯。

吉岡龍司 全戦績

2002
樋田 孝雄 〇1R  KO
西山 隆文                     〇3R  KO
井ノ川 啓介                    〇8R  判定
ラタナチャイ ランディジム 〇7R  KO
張 棋淋                       〇10R 判定
レニー ハーンズ                  〇3R  TKO
サムエル ウインストン               ●12R 判定
イノムチャイ スレンサック            〇10R 判定
アーネスト シュペルヴィエル ●6R KO
アルムレド ガルシア               〇2R KO
ジュニア ブライアンズ             〇12R 判定
ドナルド ヒギンズ(WBC世界S・ライト級王座挑戦)                ●5R KO
ドミニコ アルアン 〇12R 判定
アラン マスケス                  〇10R TKO
ドナルド ヒギンズ(WBC世界S・ライト級王座挑戦)                ●12R 判定
趙 永宗                       〇12R 判定
ドナルド ヒギンズ(WBC世界S・ライト級王座獲得)                〇1R KO
イーヨ バルガス(WBC世界S・ライト級王座防衛@)                〇6R KO
飯島 陽平(WBC世界S・ライト級王座防衛A)                  〇3R TKO
クレメンス アダムス(WBC世界S・ライト級王座防衛B)              〇11R KO
ジョージ ダニエル(WBC世界S・ライト級王座防衛C)        〇8R KO
レオナルド イッコム(WBC世界S・ライト級王座失う) ●12R KO
クラウス ハワード                                    〇12R 判定
金莫呈                                           ●9R KO

通算24戦18勝(12KO)6敗

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42戦25勝(7KO)15敗2分 2001年5月13日 日曜日

1 やった初戦白星だ、俺は無敗だ。

2 会長早くも危険な相手とか言いやがる、まだ4回戦なのに。もちろん断った。
  負け気味だったが何とかドローだ。俺は無敗だ。

3 ここ最近のちんぴらは強い。早めに負けておいた。いいんだこれで。

4 キャンプは自信がある。間違ってもオーバーワークしなければいいんだ。
  3だ、結構根性あるぜ俺も。
−やったぜKOだ。

5 6回戦にあがった。ここでも俺はきっと強い。前の負けはちんぴらのせいだ。
  あんな大勢、あんな早さにはついていけない。
−むう負けちまった。

6 寂しがりの女の子をゲットだぜ。これで上昇気流か。
−うーん、ひどい負け方だ。俺が弱いせいか。

7 4回戦であまり負けてばかりはいられない。
そろそろ協会の奴がなんか言ってくるかもな。
−劣勢のうえ目の上をカット、最悪の負けだ。

8 すまない、君とはもうつきあえない。このまま引退したくないんだ。
  できれば夜の12回戦までいきたかった。さようなら。
−どうにか勝った。拳を痛めたがな。痛めたのは拳だけじゃないんだ。

9 今3勝4敗だ。なんだか勝利の予感。つきは変わったかも。
−相手に頭突きをかましてやった。終わる寸前で無意味だったよ、ぐう…

10 このままだと勝っても協会がなんか言ってきそうだ。まさに瀬戸際だ。
−ぎりぎり勝った。場数は踏んでるもんな。でも骨折した。

11 ジムのやつがちんぴらを救えだの言っている。
じゃあおまえやってみろ。俺の骨折した手が震えた。
−またカットだ。負けたが協会も会長も何も言ってこない。忘れられたか。

12 11戦4勝6敗1分1KO。結構粘るな俺も。派手なトランクスで自分をほめてやりたい。
−勝つときはいつもぎりぎりだ。でもまた骨折した。カルシウム不足だ。

13 俺は独身、一匹狼だ。一人ふっただけなのにな。
同僚は強くなったとか言うが本当はどうだか。
−オッと連勝だ。俺の得意パンチってガードのうえからのフックだったんだ。
忘れてた。また骨折した、老化が始まってるのか。

14 5割復帰だ。先輩が引退した。俺にまだ先輩がいたとは知らなかったぜ。
−しめしめ、まぶたが切れてますよ。ごちそうさまでした。でも骨折した。牛乳飲もう。

15 目下3連勝だ。記者が取材にきた。恥ずかしいので断った。だって俺は4回戦なんだ。
−また勝った。KOはないが最近負ける気がしない。骨折したが慣れっこだ。

16 階級をあげることにした。もうこのクラスに俺の敵はいないからだ、ワッハッハ。
−今日も勝った。この階級でも俺はひときわ強い。骨も丈夫だ。次はついに6回戦だ。

17 俺の強さを聞きつけて流れ者のトレーナーが来た。
   結構自信がある種目だが残念、可クリアーだ。華麗なフットワークを身につけた。
−序盤のリードを2回のスウェーで守り勝った。チキンじゃない老獪なんだよ。

18 現在6連勝中17戦10勝6敗1分1KOだ。こんな俺にやっと固定のファンがついた。
   正直もっと人気者だと思ってた。ちんぴらに伸されたからしょうがないか。
−今回は余裕があったので打って出た、相打ちだった。勝利、日本ランクに。

19 会長のじじいがミットを持って張り切っている。俺は頭文字だけ覚える作戦だ。
   いつもはここは難なくクリアーだが、しまった、どじったぜ。おのれじじい。
−初っぱなに1発入った。これでハンデはちゃらだ。俺はもう昔の俺ではない。
"I'm not what I was"だ。これで8連勝だ。

20 よしキャンプか、それなら得意だぜ。
俺がリーダーだって、ほかに誰が?0か。もらったな。
−初回KOだ。すまん、おれ強いんだ、隠してたけど。

21 タイトルマッチの話が来た。世界か、何だ日本か。まあいい、受けようじゃないかその話。
−この位置でもじわじわとリードできるようになってきた。俺ってテクニシャン。
 10連勝だ。俺が日本チャンピオンなんだ。ひとりでに涙が。

22 防衛戦だ。世界ランクには入らなかった。トレーナーの奴、俺のジャブにけちをつけやがる。
   今頃なんだ。何戦やってると思ってるんだ。でも教えてね、基本は大事だし。
−序盤からもうだめだと思った。じじいはタオルを握りしめていた。でも投げなかった。
 中盤に一発入ったが返された。8ラウンドにペースをとり最終ラウンド倒すしかないところを倒した。
 まさに奇跡だ。

23 また防衛戦だ。誰か忘れちゃいやしませんかってんだ。待ってろ世界。
−負けた。11連勝でストップだ。このまま突き進むと思ってたよ、俺、、、

24 まだショックを引きずってるみたいなんだ。同僚が田舎に帰るって言ってる。
   俺一匹狼だしな。なんか悪いよ。でも間男するなよ、元気でな。
−連敗だ。ついにじじいがやめろと言ってきた。次は絶対勝つ。

25 現役続行を賭けて俺は日本チャンピオンとやることにした。
   花道だと?勝つのは俺だ。早速キャンプだ。3だ、よしいける。
−見たかじじい、KOだ。俺はまだやれる。日本チャンプなんだ。

26 ついに世界が俺に気づいたか。防衛するつもりだったがしょうがねえ。返上だ。
−やはり世界は強い奴がいるねえ。父さん完敗だよ。でもまだやめないぜ。

27 こらじじい。なぜ引退かどうかの試合に無敗の新鋭と組むんだ。
   26戦9敗だがな、俺は絶対逃げない。ひよっこに俺の生き様を見せてやる。
−序盤ちょっこっとリード。終盤ちょこっとやられる。ひいき目にみれば俺の勝ちだが。
 引き分けか、いいだろう。俺ももう大人だしな。えっ東洋なのか俺。

28 最近ジムでの俺の扱いが悪くなってないか。漫画読んだり千円拾わそうとしたり
   それは暗にやめろってことなのか?
−東洋といっても広うございます。俺ここでやるの実は初めてなんだな。
 結構強いじゃないか皆さん。早速リーチか。でも試合にはなってるんだ、小差なんだ。

29 俺の左右の目は両方とも1.5だ。絶対にやめないと言ってるだろうが。漫画だって読めるんだ。
−相手がカットしてるのに一発もらった。俺も焼きが回ったか。勝ったがKOしないと。

30 久々のキャンプだ。1回留守番だったしな。0か、そうかそうか。
−東洋もノープロブレムだあ。体調ばっちり。すかっとKO。

31 誰だ、いつも道に千円置く奴。仮にも俺は、、、くそ。キャンプに連れて行け。
−世界ランク初勝利。相手のカットがなければやばかったぜ。
 とにかく勝ったんだし頂上が近付いてきたってことかな。

32 俺は「明日のジョー」「はじめの一歩」「がんばれ元気」を全巻読破した。独り身がこたえるぜ。
−一瞬早く俺が当てた。まさに賭だった。ペースをとった俺はカットに乗して何とかKO。
 いよいよタイトルマッチか。どきどきするな。

33 いいよ、気にするな会長。仕方ないじゃないか。また次頼むよ。
   それでWBAをねらおうと思う。うん、じゃあ、ピッ。
−気落ちしたわけではないんだが、世界はさすがに骨だ。ここまで来て負けるとこたえるよ。
 早速引退話か。そうだな、考えとくよ。

34 ここまでやってきてこのままやめるのも悲しいからな。俺にはボクシングしかないから。
   キャンプ頼むよ。5か、何とかだな。
−東洋ならまだいけるな俺も。じりじりとリードできるよ。でも時折いいのをもらってしまうようになった。
 KOしたかったがな。

35 34戦21勝11敗2分6KO。まだまだ俺はやりたらねえ。世界を目指すんだ、あきらめちゃいない。
−なぜ東洋で競り負ける。テクは俺の方が上のはずなのに。やりきれない。

36 自分が何歳かも忘れてしまったが体力には自信がある。
   今まで一度たりとも終盤スタミナ切れしたことはないんだ。
−そうだろう。やっぱり東洋では俺は滅多には負けないぜ。俺には豊かな経験がある。

37 ここまで続けられたのは実は何度かタオルに救われたからだ。
−な、東洋では強いだろ。ところで東洋チャンプってだれ?

38 戻ってきました世界ランク。ここからが本当の勝負だ。
−序盤で試合は決まってしまった。タオルが投げられた?覚えてないよ。

39 帰ってきました東洋へ。すぐ世界に出ていくがな。
−きっちり勝ちました。本当はここにはもう用はないんだけど。

40 久しぶりのキャンプだ。よーしいっちょやるかい。3,OKです。
−今日はパンチが切れていた。相手はレフリーストップ、俺のKOです。

41 またも来ました世界ランク。さすがの俺も先は長くないのはわかってるぜ。
   ここをKO勝ちで一気に頂点奪取だ。
−無惨にKOされた。ダウンを奪われ、おまけにカットした。ストップがかかった。
泣きたい気分だ。会長がうつむいている。

42 何回目かの瀬戸際試合だ。今度の相手は日本チャンピオンだが勝算はある。
だってキャンプなんだもん。しまった、クリックしたはずなのに。振り切ってしまった。
−ああ、終わった。なんてあっけないんだ。1回KO負けだ。すべてが終わってしまった。
さようならボクシング。さようならじじい。

回顧 私は現在ボクシングの解説者です。毎日が失敗の連続ですが楽しい
   日々を送っています。現役時代で印象深いのは最後の試合です。あ
   のオーバーワークがなければ私はひょっとしたら50戦目あたりで
   王座についたかもわかりません。でも実際はそうなりませんでした。
   42戦25勝15敗2分7KO。世界戦の檜舞台には立てなかったけど
   勝利も敗北も全試合が私の晴れ舞台でした。以上


引退してから勝敗表を見ながら思い出しつつ日記を書いたので、正しく記憶
されてないところもあるとは思いますが、だいたいこんな感じだったと思います。
最後は正に痛恨でした。あとフッたのは正解だったと思ってます。

きのぴい様

ボクシングのゲームの区切り画像

生涯成績
41戦30勝(13KO)11敗0分

○○○○◎●●◎●○●◎○○◎●
○◎◎○●●○●◎○◎◎◎○○●



 デビュー戦から怒涛の五連勝が、
六戦目で初めて負けたのがひびいて
六、七と、負け続き、八戦目の引退試合で勝利

それから、負けは何度かあるものの
十七戦目に世界タイトル挑戦、
KO勝ちで、世界チャンプになるが初防衛に失敗。

再び、世界タイトルに挑戦したがKOされた。

そして、22戦目2度目のタイトルに挑戦。判定勝ちを収めた。
それから、3度の防衛に成功。
が4度目の防衛戦、韓国の選手に1ラウンドKO負け

しばらくは、世界ランカー、日本ランカーをうろつくが、
またも、世界タイトルの挑戦権を得る。
みごとな試合運びで、史上初の3階級制覇!!
そして、5度目の防衛成功の際、スーパーベルトをもらう。

が、しかし、7度目の防衛に失敗し、
引退をかけた試合。

3ラウンド途中、目の上を深く切る。そして、片目が見えないまま試合は進む。
6ラウンド目に、会長がタオルを投げ込もうとするが、トレーナーが止める。

トレーナー「最後の試合になるかもしれません。最後までやらせましょう。」

その言葉にタオルを入れるのをやめた。。
  そして・・・
9ラウンド。ゴングがなった矢先。相手の右ストレートがまともに決まり。
意識を刈り取られた。

…引退後ボクシング解説者として、大成功おさめた。

ボクシングのゲームの区切り画像

辛く険しくそして長い道のりだった。

彼女に振られ、先輩ボクサーに身をゆだねてまで
挑戦し続けた日々。

5度の引退危機を乗り越え、
4度目の挑戦にして掴んだ世界チャンピォン。

しかし、勝負の世界は厳しかった。
防衛戦に失敗。その痛手から抜けきれずズルズルと連敗。
引退へと追い込まれてしまった。

もっと、もっと戦い続けていたかった。
ああ・・・おしりが痛い。

通算戦績 32戦19勝(12KO)13敗 ホモボクサー
ハンドルネーム メンドーサ

ボクシングのゲームの区切り画像

勝ち星ランキングに載ってるオメガといいます。日記初投稿です。
ちょっと小説風にしてみました。しかし長すぎ・・・(^_^;


5月13日


この日記をつけ始めた初日、劇的なボクサーが生まれた。
関東出身のスーパーフェザー級選手だ。

デビュー戦、動きの固い相手の出鼻にクリーンヒットを浴びせ、
ガードが下がったところへ迷わず強打、なんと1RKO勝ちを収める。

2戦目もそれに慢心せず、2Rに与えたクリーンヒットでのリードを守り、判定勝ち。

その調子で3戦目も無事勝利を収め、日本ランク入りを果たす。

さらにチンピラとも戦い、町を救う。
(会長とのミットうちは失敗・・・)

さらに4戦目、5戦目ともにガードが苦手なため、
クリーンヒットを浴びつつも持ち前の強打力で逆転KOを飾る。

そして臨んだ世界ランカーとの試合、ここまでの快進撃に油断が生まれてか、
あるいは実力不足か、3Rに連打を受けて、KO負けを喫してしまう。

世界ランクからはずれ、引退を賭けた戦い・・・ここでも初敗北のショックか、
いつもの冴えが見られず、かろうじてドロー

自信を無くしていた彼に一通の招待状が届く。
同窓会の誘いだった。
会長のすすめもあり、気分転換に出かけることにする。

そこで彼はかつての旧友たちと楽しいひと時を過ごし、
むかし気になっていた女性とも親しくなった。

その懐かしい空気は彼を初心に立ち返らせた。
彼はひたむきに練習に打ち込み、再起を賭けた1戦で見事KO勝利を収めた。

再び世界ランク入りを果たした彼、しかし世界の壁は厚かった。
今までガードをおろそかにしていたのがたたったのだろうか・・・
2連敗の屈辱を味わい、またしても降格・・・

しかし一度挫折を乗り越えた男はくじけなかった。
今までの自分を変えるため、
基本のジャブとフットワークから練習しなおし、また一回り大きくなった。

そんな姿を見てか、同窓会で出会った女性が交際を申し込んできた。
彼はその気持ちを受け止め、そしてリングへ・・・

彼の気迫のこもったファイトは相手を圧倒した。
6Rにクリーンヒットを受けるが、
カウンターの右ストレートが命中し、相手は崩れ落ちる。

三度世界ランカーとなった彼、今までの経験は彼を強くしていた。
序盤、不利な戦いを強いられるも持ち直し、
12R 相手の集中力が途切れた一瞬にクリーンヒットを浴びせ、
そのままラッシュをかけKOする。

そんななか、トレーナーのはからいで温泉旅行にも出かけた。
もちろん、彼女も一緒に・・・

そして、ついに世界挑戦が実現する。
湧き上がる大歓声、遠くまで足を運んでくれた地元の応援団
・・・そして強烈な存在感を見せる王者。

彼はうかつにも、その雰囲気に飲まれてしまった。
1R、2R、王者のペースで試合が進み・・・
2Rが終了する直前にクリーンヒット・・・彼はリングに沈んだ。

しかし、この程度で終わるような彼ではない。
流れ者のコーチの指導を受け、
更なる力をつけ彼は引退をかけた試合に快勝。
再び世界挑戦の機会を得る。

世界挑戦の数日前・・・
彼は恋人と都内のプラネタリウムにて、結婚の約束をした
・・・チャンピオンベルトを取ったそのときに、結婚式を挙げよう、とも・・・

そして彼は世界のリングに帰って来た。
以前彼を飲み込んだ大歓声も、今は力になるように感じる。
そして、会場のいずこかにいる最愛の妻・・・
彼女のために、彼は勝利への決意を新たにした。

そして第1R、王者の出鼻にクリーンヒットを浴びせる。
さらに第2Rにも1撃与え、有利な体制を築いた。
しかし、運命の第3R・・・バッティングが起こり、
負傷、しかし、第4Rに強打を放ち、あわや王者KOかと思われた。

ところが・・・とどめの一撃を放った瞬間、
バッティングの出血でさえぎられていた死角から
王者のカウンターが炸裂。TKOと判断されてしまう。

だが、彼は諦めなかった。
負傷が治癒すると即座に再起戦に向けてトレーニングをはじめた。
夢を手にするために。

再起戦では、若干世界戦の
ダメージが残っていたが、判定勝ち、
続く試合では、本来の実力を取り戻し、KO勝ちを見せた。

3度目の挑戦に向けて調整をするなか、1人の少年がジムを訪れた。
彼はその少年が誰であるか、すぐに思い出した。
以前町で暴れていた。そして彼が倒したチンピラの一人だ。

少年は必死で入門を懇願した。
その真剣な瞳を見た彼は、
少年を会長に紹介し、会長もまた少年を受け入れた。

そして、3度目の挑戦・・・
何度感じても慣れる事の無い会場の雰囲気、
そして王者の変わらぬ強さ・・・

序盤は王者のペースながらも、彼は力を温存していた。
最後に爆発するために。

しかし・・・なんという運命のいたずらか、
またしてもバッティングがおこってしまう。
目に流れ込む赤い血、王者の容赦ない攻撃・・・
気がついたときには、リングに倒れていた。

自分は、世界王者にはなれないのだろうか・・・

そう思い始めていた彼に、妊娠して
おなかの大きくなった妻の言った一言の言葉

「信じてる」

その言葉に、彼は最後の気力を奮い立たせ、トレーニングに励んだ。
ただ一つの目標、チャンピオンベルトをこの手にするために。

そして、嬉しい出来事があった。
妻が無事出産に成功したのだ。女の子だった。
そのあどけない寝顔を見つつ、彼は必勝を誓った。

そして何度目かわからない再起戦、
彼は誓いを実現させ、見事KO勝利。
世界への挑戦権を手にする。

彼は自分の体力の衰えを感じ始めていた。
勝っても負けても、これが最後の挑戦になるだろう・・・

そして世界戦当日・・・最高のコンディションで試合に臨んだ。
体調はもちろん。精神面でも。

リングサイドで見守るトレーナー、
会場のどこかにいる妻と娘、そしてジムメイト達、
この会場で応援してくれる全ての人が、力をくれるような気がした。

試合開始、巧みな王者の試合運びで、1、2Rは王者のペースで終わる。
そして第4ラウンドに、彼は王者のガードが
下がった一瞬を狙って、クリーンヒットを炸裂させる。
さらに追い討ちも入り、試合のペースを握る。

王者は必死でペースアップをするものの、
それが裏目に出てカウンターをもらい、
KO寸前まで追い詰められる。

しかしさすがは王者というべきか、
8〜12Rをしぶとく耐え抜き、判定に持ち込む。

そして運命のジャッジは・・・全て挑戦者に上がった。
彼はこの日、世界スーパーフェザー級王者に輝いたのだ・・・

夢にまで見たチャンピオンベルト、
そして待ち望んだ妻との結婚式・・・幸福の絶頂だった。

しかし彼は一抹の不安を感じていた。
世界戦以来、体力がなかなか回復せず、拳にもダメージがあるようなのだ。

そして初防衛戦。不安は的中し、
体調の完全ではなかった彼は無残にKO負けした・・・
さらに引退をかけた試合でも、体調は思わしくなかった。
今にして思うと、体調以前に基礎体力が衰えていたのかもしれない。

試合を有利に進めていながらも、
強烈なカウンターを食らい、KO負け・・・
自分が倒した元王者の気持ちがわかるような気がした。

そして、惜しまれつつも彼はリングを去った。
今はある町で、飲食店を経営しているという・・・

彼もまた、燦然と輝く星の一つとして、人々の記憶に刻まれることだろう。

ボクシングのゲームの区切り画像

1回戦目:殴られた・・・殴られた・・・ひたすら殴られた・・・
気づくと俺は・・・倒れていた。

2回戦目:殴って、殴って殴り返した。
相手がダウンするまでひたすらと・・・俺は勝った。

3回戦目:ズドォ〜ン・・・俺は一発で勝った。次も速攻ノックアウトを狙う。

4回戦目:速攻ノックアウトだ!・・・ズドォ〜ン、ズドォ〜ン、俺の考えは間違っていた。

5回戦目:コーチのおかげだ。いきなりの好スタート。そのまま判定に持ち込み。大差勝利。

6回戦目:ゴングが鳴ると同時に俺は・・・ボクシング会から消え去るものとなった・・・
もう・・目も使い物にならない・・・

その後は・・・立派なサラリーマンになっているという情報が週刊誌に載っていた。
しかし、彼の話題は風とともに、そしてテンカウントゴングの音とともに消え去った。

結果:● ◎ ◎ ● ○ ● 最後の検査でなんとミスってしまった。

俳句をひとつ:ボクサーと ゴングの音は 消えてゆく。

ボクシングのゲームの区切り画像

とあるボクサーがジムにやってきた。
デビュー戦:余裕でクリア
第二戦:おなじく
その後、第3戦はドローだが、破竹の勢いで5連勝した。(4連続KO)
そして第8戦・・・無敗のまま運命の世界挑戦!
カーン!
3R後半バッティングで王者負傷!ラッキー♪
そして6R終了。まだまだこれから・・・とトレーナーに言われた。
7Rカーン!
ビシッ!バシッ!ドン!この瞬間、王者はどっと倒れた・・・。勝ったのだ!
無敗のまま、WBAの黒革のベルトを勝ち取った!
ーーーーこの時点で通算成績9戦8勝(5連続KO)0敗1分ーーーー
しかし!チャレンジャーにKO負け。初防衛ならず。初敗北をきっした。
その後の悲劇もまた続く・・・
10戦目で偶然のバッティングで眉を切り、とどめをさされ、強烈なダメージの末、
引退を決意したのであった・・・
THE END

ボクシングのゲームの区切り画像

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ボクシングのゲームの区切り画像

中央広場
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