磨   



 いとも簡単に「バラシ編」を終わらせてしまったので、もうちょっと詳しく載せようと思います。(^^;)


おいちゃんの場合は、エンジンをバラシすにあたって何が一番楽しみだったかって言うと、
「圧縮比を上げてどうのこうの」
よりも、どっちかっていうと、ただ単に

「ポート研磨という作業をしてみたかった」

のが強い。(おいおい。)

 でも、「ながつ教授」や、「GOODSPEED」さん、「FIRE」さんのように、
「もう、顔が写りこむくらい鏡面仕上げ」
にするつもりはあまりなく て、
まあ「弱鏡面仕上げ」位になればいいかな、という気持ちではじめました。
(もともと飽きっぽい性格であるのを自分でよく知っているため。)

つまり、おいちゃんの研磨の目標は

「先達の作業方法を十分に参考にしつつ、かつ自分の力量内で自分の納得できる範囲で仕上げ る。」

という、誠に都合のいいものを念頭におき、作業を開始しました。(^^)

そんなわけで、さっそくリューター(「ストレート」で購入。8,000円くらいだった。)でポートを削っていきます。


真っ黒クロスケのポートを・・・



inport1 inpot2  export1   
こんな風にざっくりと削ります。
 左(二枚)がIN側、右(二枚)がOUT側です。(見れば分かりますが。)

ここまでの荒削りは「ながつ教授」のご指導により、ダイヤカットの「超硬刃」で「ザクザクッ」とやったものです。
この刃がこれまた気持ちいくらい削れるので、ついつい調子に乗ってしまいがちです。

 IN側はさほど苦労しませんでしたが、OUT側のバルブガイドの付近は、ちょうどいやな感じで肉付きがあり、
細かいところは超硬刃では難しかったですね。

 で、全部のポート(16個)をこんな風にしたら、今度は#180、#240、#400、#600と番手を上げてってやりましたが、
この時に使った「フラップホイール」は「J58G」の会長に手配してもらい、通常価格よりはかなり安く仕入れることが出来ました。(^^)
会長、どうもでした。
 一番たくさん使ったのは、#180ですが、同じくらい使ったのは#240でした。#600はほとんどチビなかったので、まだ余ってます。(^^;)

dougu dougu2

 おいちゃんの給料ではそんなに色々な道具を買えないので、細かいところはサンドペーパーをテーパー状に巻いてやり、
この先っちょで削っていきました。・・・貧乏チックですが、これがなかなかのヒットで、割とよく使いました。すぐにチビるけど。(^^)


nebadaru  nebadaru2 nebadaru3

 #600までかけ終えれば、もうだいぶん「鏡面」に近づいてきますが、「弱鏡面」まではまだまだです。(^^;)
ここで普通なら#800以上のものでまた磨いていくところでしょうが、おいちゃんは極力手を抜くため・・・もとい、労力を減らすため、
金属磨きの「ネバーダル」を使ってみました。缶の中に「何かのオイル」が染み込んだ 「綿のような物」が詰まっています。
これを適量ちぎって、細くチビたフラップホイールに巻きつけ磨いてやります。すると・・・

hikaku
ちょっと分かりにくいですが、右のポートがネバーダルを使って磨いたものです。
左と比べ光の反射が良いことはが見て取れます。
 

で、最終的にはこんな感じまでに。↓
    OK
まあ、「弱鏡面」磨きの完成でしょうか。(^^)


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