長野県視覚障害者マラソン協会は、今年も第19回全国視覚障害者駅伝大会に参加した。
この大会は、大阪長居陸上競技場に全国から21チームが参加して開催された。長野チームは3位であった。
一昨年優勝、昨年2位という「打倒長野」を目指し、各チームが精鋭を揃えてきた。
長野チームも今持てる力を精一杯発揮し3位という成績を収めることができた。
私はサポーターとして、視覚障害者の方々と電車を利用して、大阪の行き帰りの中で沢山のことに気づかされた。
階段の上り下りと移動の大変さ。 プラットホームで電車との段差等。今回一緒に行った方も、プラットホームから
転落したことがあると聞き、 ユニバーサルデザインが叫ばれるようになってはいるが、改善した方がよいという部分も感じた。
大阪では、各地の視覚障害者の方に「長野マラソン」への参加をお願いした。 中には「もう申し込んであります」「これから、検討します」と言ってくれた方もあり、うれしかった。
5時間という制限時間は厳しいが一人でも多くの方に長野マラソンに参加してほしい。
駅伝大会後、松本で伴走講習会を実施した。20名前後の方が参加してくださり、伴歩・伴走の体験をしてくださった。
初めて伴走を経験される方もいて、理解が少しでも深まっていってくれるとありがたい。
その後に、諏訪地方の中学校の人権講演会に招かれて、会長が「夢をあきらめない・継続は力なり」という演題で話し、 会員が中学生と伴走体験を実施した。
若い人の中に伴走に興味をもつ方が増えてくれるとうれしい。
リオパラリンピックでの道下選手や岡村選手のメダル獲得が後押してくれ「喜び2倍、苦しさ半分」の気持ちで 伴走してくれる方が一人でも多くなることを願ってやまない。
385-0006 佐久市志賀3517-2 宮澤武弘63才 嘱託職員 090−1047−8069