2019年度 NBMA会報
長野県視覚障がい者マラソン協会 会長 保科 清
あけましておめでとうございます。
会員の皆様の協力により今年の行事が無事遂行できましたことに感謝申し上げます。今年の夏は異常な暑さと台風の多さにより、あまり練習できなかった会員もあったのではないかと思います。
次年度は、私達の協会結成20周年を迎えるにあたり、レクレーション部の皆様や広報部が中心となり記念行事を計画立案していただいております。20周年にふさわしいことがありましたら提案していただき、よい節目の年にしていただきたいと思います。
2020年は東京オリンピック・パラリンピックの年になります。ブラインド会員を増やし、会の充実をしていきたいと思います。会員の皆様の協力を宜しくお願いいたします。
1.定期総会&伴走講習会・練習会のご案内
下記の通り、2019年度NBMA定期総会・伴走講習会を開催しますので、大勢の皆様のご参加をお待ちしています。
(1) 日時:平成31年2月23日(土)~24日(日)
(2) 集合場所:羽広荘
所在地 →〒399-4501 長野県伊那市西箕輪はびろ10266-78-6155
施設案内 →https://www.ina-city-kankou.co.jp/habiroso/
アクセス →https://www.ina-city-kankou.co.jp/habiroso/access/
(3) 日程
2/23(土)
13:00 羽広荘集合
13:30 伴走講習会&練習会(三峰川河川敷10キロロード周回)
16:00 入浴(羽広荘)
16:45 NBMA総会(羽広荘中広間)
18:30 懇親会(羽広荘食堂)
2/24(日)
17:30 朝食
19:00 練習会(羽広荘周辺)
11:00 解散 練習終了後、入浴希望者は、みはらしの湯へ(みはらしの湯入浴券あり)
(4) 費用
総会&懇親会参加者 4,500円宿泊者1万円
(5) 連絡先
2/13(水)迄に、南信地区連絡員の榎本まで連絡をお願いします
榎本携帯 榎本E-mail:
※「定期総会」がスムーズに進行できるよう、同封の総会資料に目を通して頂いて、当日ご持参下さい。
2.2018年度事業報告
(1)パラ駅伝 inTOKYOに参加して平成30年3月4日(日)に駒沢オリンピック公園で開催された第3回パラ駅伝に三井芽衣さんの伴走者として参加して来ました。前日より長野県から他の参加者の方と共にバスで移動し、夜は夕食を兼ねた懇親会で様々な方と交流することが出来ました。この駅伝は一人約2,5キロを走り、障がいのある方と健常者8名でを繋ぎます。視覚障がい者は1区を任され、速いランナーも多かったのでプレッシャーもあったかと思いますが、三井さんは設定ペース以上のがんばりで走りきり、標を繋ぐことが出来ました。長野県チーム「しなのパープルズ」は17チーム中8位でした。
この大会ではゲストに芸能人も多数参加しており、大会を盛り上げていました。観客もとても多く、大歓声の中を走ったことは三井さんも私自身もとてもよい経験になりました。今回、貴重な機会を与えて頂きありがとうございました。
東信地区 土屋 和嘉子
(2)長野マラソンの運営に関わり、長野マラソン写真展について長野マラソンの前日受付とレース当日を迎えるために大会事務局と2月半ばに打ち合わせをして、手順等を確認し、万全の体制で準備をした。
4月14日 (土)の前日受付は10時開始なので、9時過ぎには会場に集合し、パソコン等を設置したり、写真を展示したりして、受付の準備を整えました。受付では常時5~6名が待機し、遠方から見える選手もいるので、交通や宿泊先等で困った点等ないかもお聞きし、気持ちよくレースに参加してもらえるように心がけました。参加者全員の受付が終了したのは18時過ぎでした。
レース当日は、サンアップルに宿泊した視覚障がい者をスタート地点まで輸送したり、テントを設けて、不安を少しでも解消するようにしました。また、ゴールした選手をテントに導いたり、休憩したりしてもらいました。また、表彰式に遅れないように会場まで案内等をしました。NBMAの会員はもとより、ボランティアの方々も参加してくれて、選手の皆さんが気持ちよくレースに参加できるようにしました。
長野マラソンの参加した選手の皆さんの写真展を中信地区の上高地から始めて、東信地方は佐久方面で、南信地区は岡谷・諏訪茅野方面及び駒ヶ根方面で、北信地区は長野・飯山方面と1年間かけて県内を巡回し、視覚障がい者マラソンの理解と普及に努めることができました。
北信地区 神林 重雄
(3) 「上高地合宿(長野マラソン反省会を含む)」を運営して5月26日・27日の両日とも天候に恵まれブラインドの方には、山の空気、木々を抜ける風、鳥のさえずり、川の流れる音等、上高地をどのように感じてもらえたでしょうか。満喫できたでしょうか。青空のもとでの長野マラソン反省会、伴走講習会、夕食会、そして、二次会でのNBMA歌「走れ二輪走どこまでも」を皆で歌い、楽しい時間を過ごせました。
上高地合宿へ多くのメンバーに参加していただきありがとうございました。今度は紅葉が鮮やかな季節に集えればいいですね。
中信地区 加藤 直利
(4) 「小海合宿」の裏方として、また、練習会に参加して
9月1日 (土)2日(日)に恒例のNBMA小海合宿が開催され、参加しました。この合宿は東信地区主催の為、私は裏方として夕食のBBQと翌日の朝食作りを担当しました。今年は地元小海町の小池さんと関さんが買い出しや不足している鍋などを用意してくれたので、準備は手際よく終わりました。また、築地ジョガーズの方々が「毎年、楽しみにしている」とほめてくださる地元の会員の方々が持ち寄ったトマト、きゅうり、モロコシ等のとれたての野菜は最高のご馳走です。コテージがある標高1200m辺りは、朝夕涼しく走り込みに適していますが、雨に降られることも多いです。今回もBBQの途中から雨が降り出し、室内での懇親会の続きをしました。毎年この合宿に参加してくれる築地ジョガーズの皆さんも一緒にランニング談義で盛り上がりました。翌日も朝食時から雨が降っていましたが、小降りになった頃を見計らって麦草峠方面への坂道へ距離を短縮して走りました。
参加された皆さんの各地の大会の話や今後の抱負にたくさんの刺激をもらった二日間でした。
東信地区 木下 陽子
(5) 「ユニバーサルリレー講習会&伴走講習会」に参加して
ユニバーサルリレー及び伴走講習会が湯ノ丸高原で開催されました。ユニバーサルリレーは、視覚、聴覚、知的障がい者ランナー、車椅子ランナーと男女小中学生ランナー8人が100メートルずつを繋いでいくリレーです。長野県視覚障がい者マラソン協会は、視覚障がい者ランナーと伴走者のお手伝いをさせていただきました。特に初めて伴走をする方には、視覚障がい者ランナーに安心して安全に走ってもらい、命を預かっている気持ちで伴走してほしいなどを伝えました。また、参加者全員で、アイマスク体験をして、視覚障がい者の気持ちになって歩いたり、走ったりしてみました。その後、霧雨のあいにくの天気でしたが、トラックに出てスピードをつけての走りや伴走をしてもらいました。最後にユニバーサルリレーに参加する2組が練習しました。それぞれのランナーが精一杯力を出し切り、白熱したレースになりました。
東信地区 宮澤 武弘
(6) 「大阪駅伝in長居 2018第21回全国視覚障がい者駅伝」に参加して
10月20日(土)~21日(日)、保科会長と塩川昭彦の2名が参加してきました。前夜、佐久平発の高速バスで、翌朝大阪難波駅で降りて、地下鉄を乗り換えて長居公園駅で降り、歩いてスタジアムに着いた。長居わーわーずチームと合流し、長野マラソンの宣伝も兼ねて、パンフレットを渡し、話しながら交流し、保科さんと二人で公園を1周アップし、開会式に参加した。12時、秋晴れの暑い中、ゼッケン6番「わーわーず真田丸」チームでスタート!
1区6.8km 塩川 昭彦 26分06秒
2区3.4km 安藤 隆晴 伴走 植木 美佳 15分27秒
3区3.4km 酒本 直美 伴走 南 典孝 20分12秒
4区6,4km 保科 清 伴走 杉島 秋一郎 28分02秒
1時間29分47秒で、視覚障がい者の部6位でした!
集合写真を撮り、閉会式には参加せず、杉島さんに案内していただき、地下鉄に乗車、途中で別れ、新大阪駅でへ新幹線の改札で駅員に案内してもらい、新幹線乗り場へと誘導してもらった。
名古屋駅と篠ノ井駅でも、駅構内やホームを駅員に誘導してもらい、安全に無事変えることができました。次回は長野チームで参加できることを願います。
東信地区 塩川 昭彦
(7) 「ながのとびっくランinわかほ」に参加して
「しめしめ、今のところ視覚障がい者で15kmを1位で通過だ。確か前回はこの地点で、会長
に抜かれた。今年こそ会長に勝てそうだぞ。」私はスピードをあげて、必死で逃げた。しかし、
18km過ぎに、会長に抜かれて「あれよ、あれよ」と言う間に、7~80メートル引き離され、
そのままゴールイン。
これは、2018年11月11日に実施された表題のハーフマラソンレースでの1場面です。
私のもがきは例えるならば、お釈迦様の手のひらの中で虚栄を張っていた、孫悟空のようなもの
だった。ようし、来年こそは......。
ゴール後は、ブドウ・リンゴ・バナナやジビエのキノコ汁、新米のおにぎりなどの秋の味覚が
いっぱいのおもてなしがあった。走っている時は応援いっぱい! ゴール後は、お腹がいっぱいの
満足した大会でした。今年はNBMAの会から、4名の視覚障がい者が晩秋の若穂を駆け抜けます。
北信地区 木暮 恒男
(8) 「福知山マラソン」に参加して
私にとって福知山マラソンは、3回目の感想を目指す大会となりました。昨年、神戸マラソン
を走った時と同じ方に伴走をお願いして走りました。
ハーフを過ぎたところで、2時間20分。4時間半を切りを狙えるかもと私としては快調に走
っていました。ところが、30kmぐらいから、キロ8~9分のペースに落ちてしまいました。完
走はできましたが、終わってみれば4時間44分40秒。後半は、とてもしんどいレースとなり
ました。一応、自己記録は更新しましたが、次のレースでは、4時間半を切れるように練習した
いと思います。
北信地区 中島 茂典
(9)北信地区主催「練習会・忘年会」に参加して
平成30年12月1日(土)~2日(日)に、北信地区主催の練習会・忘年会が白馬村で開催さ
れました。1日は1998年長野オリンピックのクロスカントリースキー競技が開催された、白
馬スノーハープのクロスカントリーコース1周5キロとローラースキー練習コース一周2,1キ
ロを走らせていただきました。当日の朝、白馬村では雪がちら
ついたとの事で、寒さが厳しく、小雨が降る中でのスタートと
なりました。走り始めれば体も温かくなり、あっという間に2
時間半ほどが経過、20キロは走りました。
走った後は、いよいよ忘年会です。今回のお宿、プチホテル
「ピー坊」は加藤さんのご紹介でご案内をいただきました。恒
例であります差し入れは日本酒等10本を超え、皆様に感謝感
謝です。当日は20人での宴会でしたが、走りとは逆に調子は
どんどん上がり、12時を超え、すべて飲み干す事態に!さす
がに超人達の集団と驚かされました。翌日は松川遊歩道まで走
って移動、往復3キロのコースを2時間ほど走りました。松川遊歩道はの往路は白馬三山(白馬
岳・白馬杓子岳・白馬鑓ヶ岳)を背に下り、復路は白馬三山を見上げながらひらすら上り、まる
で北欧にでも来ているかの様な雄大な景色の中を走ることができ、幸せな一時を過ごさせていた
だきました。企画いただきました神林さん、加藤さん、そして「ピー坊」の大塚さん、また、一
緒に走っていただいた皆様、たいへんお世話になりました。
北信地区 小林 文雄
3.協会発足20周年記念事業の開催に向けてくお願い>
皆さん、こんにちは、東信の篠原です。来年度は、協会発足20周年を迎えることになりまし
た。日頃から皆さんの積極的な活動により、存在感のある協会として活動してこれたと感じてい
ます。そこで節目となる年に、皆さんの記憶に残るイベントを開催しようとリクリエーション部
を中心に計画しております。この協会報が発行される頃にはどのようなイベントを実施するか決
定しているとは思いますが、いずれにしても協会の皆さんからの多大なご協力が必要となります。
20周年の特別イベントということでNBMAの皆さんはもちろんのこと、他のランニングクラ
ブや地域の皆さんの記憶にも残り、NBMAの存在感を今以上にアピールできるようなイベント
にしたいと考えております。お忙しいとは思いますが、ご協力をお願いします。
リクリエーション委員会 篠原 芳紀
〜 がんばれ! なんちゃん 〜
次:P26_20周年記念イベント レクリエーション委員長 加藤 直利