蘭園訪問記その7  <大和農園洋蘭部2回目>



大和農園2回目の訪問は2003年の3月でした。いつもと同じように格安チケットを利用しての訪問です。実はこの時の訪問は、社長が台湾の蘭展に審査員として出張中で不在でした。事前にわざわざ御丁寧にお電話をいただいて「日程を変えられては?」という御言葉をいただいたのですが、格安チケットを既に予約済みでしたので変更がききません。 大和農園のカタログを持参していたので社長が不在でも株をキープできればという気持ちもありました。ただ、社長が御不在の場合は「親株ハウス」に入ることはできません。 仕方ないですね。

確かこの時も午前9時には蘭園に到着して第一温室に向かいました。前回の訪問でここを訪れる際は時間に充分余裕を持つべきだということがわかりましたので。 おそらく蘭展の直後だったのでしょう。 整形花とシグマト系の開花株がずらーっと並んでいました。この時はシグマト系に興味は持ち始めていましたがまだ未購入の頃で、今に思えば残念です。社長が留守中の間、温室の管理をしていた男性の方に第二温室にも連れて行ってもらいました。

この訪問で最も期待していたのは、'Perfect Circle' という良花が開花した「Fanaticum」の苗でした。しかし残念なことにどうしても見つけることができませんでした。おそらく完売したのでしょう。 今でも心残りです。この時に購入したのは James Bacon同じく兄弟株Lake Shinsei (蕾み付き)leucochilum x sib.(蕾付き).、Landmark (蕾付き)Transvaal 'Starbek'wenshanense (蕾み付き).、micranthum (蕾付き)、armeniacum(蕾付き)、henryanum2株、Domenica (Virgo x bellatulum)、Called Shot (蕾付き)(枯死) です。1回目の訪問と比べて明らかにパフィオの傾向が変わっているのが自分でもわかります。残念ながら蕾付きで購入したアルメニアカム、 Domenica、henryanum2株、Called Shot は枯死しました。アルメニアカムは予想していましたが、ヘンリアナムが2株とも枯死したのは意外でした。沖縄では夏越えが難しいのでしょうか。 また同じく枯死した Domenice はラベルからしておそらくニック・タナシ氏の交配でしたのでこれも残念です。友人に頼まれて購入した Sacagawea's Slippers (delenatii x sanderianum) は株の状態が非常に良かったです。

もう1つ期待していたのはサンデリ交配のフラスコです。今でも珍しい Shin-Yi Prince (Prince Edward of York x sanderianaum)、U/R (Landmark x Prince Edward of York) 他、興味あるフラスコがリストアップされていました。申し訳ないのですが、苗が小さかったので泣く泣くあきらめました。leucochilum x sib. ('Babe' x 'Blicco') のフラスコを購入したのですが、これも知り合いのところに行ってます。「VERANDA ORCHIDS」さんの「蘭展速報」を見ると兄弟株が開花を始めています(「らんの家」秋の蘭展 2004)。

いくつかは社長に価格を確認するものがあったので宅配にしてもらうことに決め、沖縄に帰りました。ところが社長と価格のやりとりをしてもらう間に結構時間がかかってしまい、沖縄に到着するまでに3週間近くかかってしまいました。自分があれやこれやと追加注文したのが原因です。ここを訪問するときはやはり社長のアポを取ろう、と改めて感じた2回目の訪問でした。



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