トップページ失われた鉄道>日本石油専用線サイトマップ

※資料不足により沿革は不明

秋田市上新城道川にあった油田まで延びていた製油用手押軌道で、その名のとおり、動力を使わず人が手で押して貨物を輸送していました。約6kmの距離を人力で運ぶのはあまりにも効率が悪かったようで、昭和20年代のわずかな期間のみ運行されていたようです。

路線概要

種別:軌道(貨物)
廃止時営業キロ:[不明]
線路規格:非電化単線
区間: 土崎道川油田

廃線跡


起点は土崎駅ではなく、駅の北側にある貨物線との分岐点付近に接続していました。

当時、既に臨海地区には日本石油の製油所が設けられていたことから、ここで貨物線に直通していたものと思われます。

 

(土崎〜道川地区)

土崎駅周辺は急速な宅地開発により軌道跡は完全に消滅していますが、組合総合病院付近から姿を現します。

軌道敷は水田の中をまっすぐ畦道のように進んでいるので、これが廃線跡であることは言われなければわからないと思います。

秋田自動車道の秋田北IC付近には築堤が残っていて、現在は畑として使われています。

この先は2つのトンネルで貫いていたようですが、どちらも坑口は埋められてしまったようです。

トンネルを抜けると、林崎地区からは現在の県道41号線のルートを進んでいたようです。

写真は林崎バス停付近です。

 


道川集落です。

ここが軌道の終点だったようですが、軌道の痕跡どころか、かつて油田地帯であったことを示すものすら見当たりません。

この路線は、日本石油ではなく帝国石油が所有・運営していたとの情報もあります。

▲TOP2005/10/22撮影
Copyright© 2005-2011 Matagi☆Fighter サイトについて