(15)秋田県の取り組み その1 |
2003年10月22日(水) |
事務局日記、以前より見やすくなったが、今度は改行のしすぎかも?とのご指摘を受けました。より良い画面構成を目指し、いろいろ試してみますので、ここ一週間ぐらいは、お見苦しい点が続くかもしれません。何卒ご容赦下さい。今後とも、ぜひご意見いただければと存じます。どうもありがとうございました。
「メンバーの声」にグリーン・コール指揮者の大嶋和久氏をアップしました。どうぞご覧下さい。来週は、青森市民交響楽団団長の川越晴美氏の登場です。
ところで、「メンバーの声」を先ほどチェックしたところ、画面の文字がダブっており、おかしな具合に表示されておりました。 こういった場合は、画面最上部にある「表示」をクリックし、「文字サイズ」の項目を「中」以下にすると解消されるとのことです。 私のは「大」になっておりましたが、そのようにしたところ不具合は解消されました。同症状の方はお試し下さい。 逆に字が小さすぎるという方は、文字サイズ「大」にしていただきますと読みやすくなります。
さて、本日より、民族芸術研究所の小田島清朗氏よりいただいた、秋田県と青森県の学校(特殊教育学校を含む)における、伝統芸能の取り組みの資料内容をご紹介していきます。 すでに岩手県は紹介済みですので、秋田県を次にご紹介。これら岩手・秋田の情報をもとに、最後に、青森県における伝承音楽の音楽資料保存の指針をじっくりと検討する予定でございます。それでは秋田県の取り組みを見てみることにいたしましょう。
資料のデータは各学校へのアンケート調査がもとになっています。 アンケートの回収率は次のとおり。
小学校72%、中学校が58%、高校53%、特殊教育学校が94%
気になる秋田県内の学校の伝統芸能への取り組み率は 小学校・・・・・百九校(全体の35%) 中学校・・・・・三十九校(同29%) 高校・・・・・・十二校(同19%) 特殊教育学校・・九校(同56%) 特殊教育学校の割合の高さが特筆されます。
ではどのような形で取り組んでいるのでしょうか? 取り組み形態は下記のとおり。
運動会や文化祭などの学校行事 その他の授業(保健体育・音楽・総合学習など) 正課クラブ 課外クラブ 特別活動(老人ホーム慰問・町の祭典への参加など)
総合学習授業での取り上げの増加が近年指摘されています。
それでは、いったいいつごろから 学校の現場で取り上げられるようになったのでしょうか?
五年ごとに区切ってみると、
昭和44〜48年は1校 昭和49〜53年は4校 昭和54〜58年は5校 昭和59〜63年は2校 平成1〜5年は14校 平成6〜10年は24校 平成11〜15年は35校
開始年が記載されていたのは実施校のうち57%ですが、 最近10年で69%が開始していることになります。この傾向は岩手県も同じでした。
しかし・・・どうして最近になって、伝統芸能を学校教育の現場で盛んに取り上げるようになったきたのでしょうか。明日は、取り組み始めた理由、その目的に触れます。
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(16)秋田県の取り組み その2
| 2003年10月23日(木) |
昨日の続き、秋田県内学校の伝統芸能への取り組みです。たざわこ芸術村、民族芸術研究所の小田島清朗氏のご厚意により、ここに内容を掲載しております。 転載に際しましては同研究所の承諾が必要となりますので、どうぞご注意ください。
さて昨日は、なぜ、ここ10年の間に学校教育に伝統芸能を取り入れる学校が急増したのか。問題を提起して終わりとなりました。
本日は、その答えを探ってみたいと存じます。 ヒントは指導者にあるようです。「ふるさと先生」という言葉を使っている学校があるように指導者のほとんどが地域の芸能伝承者(芸能保存会など)で、学校の先生ではないというのがポイントのようです。 先にご紹介した岩手県の取り組みに関し、小田島氏は次のように書いています。
伝統芸能の導入が始まったのは、今から十四〜五年前。当時、生徒があまりに諸問題を 起こすことに、PTAとしても黙っていられなくなり、学校に入って様子を見たい。生徒たちと直接関わりたいと要求が出た。一方学校側も地域に根を張った教育ができないものかと悩み、模索していた。そういった両者の願いが合致。協議の上、地域の伝統をもって生徒に切り込んでいくこととなった。 保存会の人たちは真剣な関わりをしていく。文化祭の前三週間ほど夜間に練習していくが、「自分たちは夕食抜きでここに来ているんだ。やる気がない人はやめてほしい」と妥協のない迫り方をしていく。 大人たちの真摯な姿勢と心に触れ、生徒たちは葛藤をへて、当日を迎え、踊り終わった後、「やってよかった。またやりたい」という感想になる。今では生徒たちの状態も落ち着いている。
岩手県の場合、1970年代から80年代に、学校での芸能の取り組みが増加していますが、地域にすれば若い後継者不足の深刻さがあり、学校では、子供たちを心身ともに健やかに育てていくには教師の力だけではいかんともしがたい。地域の人たちにも協力してもらおうという状況が生まれており、学校が門戸を開いたとき、両者の思いが一体となった。 それが最近の伝統芸能への取り組み増加の一つの大きな要因ではないか。 こういった内容で小田島氏はまとめておられました。これは岩手県だけではなく、秋田県でも、同様の動機が大きいようです。 「地域の伝統芸能経験者が『ふるさと先生』として授業で指導してくれるシステムがで きているので、教育的効果が大きい。」 「地域のおじいさんたちと顔見知りになって生徒指導上もよい。」 「『地域の先生』から指導していただくことで、礼儀やけじめなど、きちんとできるよう になった。」 「地域指導者によるクラブの時間は技を覚え磨くという明確な目標があり、授業とは違う 緊張感があるようだ。」 「地域の人たちに指導を受けると、生徒の食いつきもよくなる。」
このようなアンケート結果からも、そのことがわかります。
では当の児童生徒、父母、そして地域の人たちは、どのように感じているのでしょう。 明日は、教育の現場で伝統芸能に触れることになった人たちの、生の声を取り上げてみることにします。
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(17)秋田県の取り組み その3のA
| 2003年10月24日(金) |
本日は一度に全部データが入りきらないため 「秋田県の取り組み その3のA・・・」と分割した形となりました。 分割した内容を明日に回そうかと考えましたが、 やはりここは、一気に読んでいただけた方がよくわかるのではと考え、 本日は、このような体裁を取る事にいたしました。
さて、昨日の続きです。 秋田県内の児童生徒、父母、地域の人は 郷土芸能への取り組みに対しどのように考えているのでしょう。 まずは「課題、困っていること」についての意見を拾ってみました。
児童の減少に伴い、学校全体での継承が難しくなってきている。策を考えたい。
指導して下さっている方が高齢になってきたことと、児童数が減少してきたことから、 今後の継承の仕方を地域ぐるみで考えなくてはならないだろう。
「番楽」を継承していきたいと考えているが、実際に指導できる人がいない現状なので、 どういう形で保存・継承していくかが課題。
平成10年まで「番楽」があったが、指導者が高齢になったため、途絶えた。
地域に児童生徒の取り組む郷土芸能がない・・(多数回答)。
最後の意見は少しショックです。「郷土芸能がない」というのではなく、 「児童生徒が取り組むべき郷土芸能が途絶えてしまった」というのが正しいのではないでしょうか。これはその前の意見、指導者の高齢化という問題から伺えます。 昔は必ず、それぞれの地域に、なにがしかの伝統芸能があったと思われますが、秋田県においても、それは、次々と失われているのでしょうか。 (つづく)
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(18)秋田県の取り組み その3のB
| 2003年10月24日(金) |
(その3のAから続きです。) アンケート資料を見る限り、学校で伝統芸能に取り組むことへの批判は見られません。大きな問題となっているのは、できれば「取り組み」を続けたいのだが、そのための障害(指導者の高齢化など)が存在しているという点。伝統芸能への参加は、多くの人の喜びだというのが資料から感じ取れます。ここは私の変なコメントを付けるより、多くの「生の声」に触れていただきましょう。
郷土芸能は楽しい(鷹巣南小の児童)
ふるさとの誇りを持っている(花輪小)
昔は、からめ節を奉納するのは一部地区の子どもだけだったが、今は尾去沢全地区に広げており、参加できて嬉しいという声が子供や親から聞かれた(尾去沢小)
踊りに誇りを持ってやっている中学生の姿を見て、早く獅子踊りができるようになりたいという子どもが多い(川口小)
子どもたちが地域の人たちと一緒に踊ることで、触れ合う機会を増やすことができている(花岡小)
毎年、鷹っ子ばやしの演奏は好評。子どもたちも意欲的に取り組み、太鼓の担当を決める時はオーディションを行い、その真剣な姿に感動する(鷹巣小)
子どもは生き生きと太鼓を叩いている。太鼓があることで自信を持って物事にあたる子が増えている(鷹巣東小)
笛太鼓や獅子踊り、奴踊りに取り組んだことで、地域の中の学校という気運が高まり、ぜひ学区の全校の子どもたちに取り組ませたいという要望が多く寄せられている。子どもたちは来年もやってみたいなとの感想が多かった(綴子小)
地域の踊り手不足から長年すたれていた駒踊り・奴踊りを復活させたので、地域から好評を得ている(竜森小)
運動会では全校一人ひとりが観客を誘って地域の方と共に踊るので、一人暮らし老人や、本校に孫のいない方たちも毎年楽しみに参加くださっている(扇田小)
鳥形奴踊りの全校練習を通して、上級生と下級生が教えあい、学び合いながら、学校全体の一体感が生まれてきた。高齢者交流センターへの訪問では、おじいさんやおばあさんたちが拍手してくれたり、涙ぐんだり、一緒に歌ってくれ、子どもたちは、とても気持ちよく発表できた(竹生小)
祖父母交流会で、盆踊りやソーラン節をお互い教え合い、踊り歌うことで児童と祖父母は共に楽しんだ(常盤小)
地域の祭典での番楽の取り組みを、踊る側も見る側も楽しみにしている(富根小)
運動会最後の種目である盆踊りで、地域住民が一体となって踊る光景は、ほのぼのとして感動的である(田代小)
(つづく)
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(19)秋田県の取り組み その3のC
| 2003年10月24日(金) |
(その3のBからの続きです。)
地域の方から教えていただき、年齢のわくをはずした交流、例えば高校生が小学生に一生懸命教えてくれる姿を見ると、とてもいいなと感じます(藤里小)
子どもたちは生き生きと活動。祭り本番の雰囲気を体験できる素晴らしさは、一人ひとりの子どもの財産となっている。秋田っ子としての意識の高まりにもつながると信じている(保戸野小)
意欲的に子どもたちは練習し、発表を終えた子どもたちは、「がんばったね」「よかったね」など、励ましや、ねぎらいの言葉がかけられ、見ている子どもたちも、来年は自分があの舞台に立ちたいと思う子がたくさんいて、次の年へとつながっている(明徳小)
児童は休み時間も自主的に練習するなど、たいへん意欲的(築山小)
多くの観客の前で演技し拍手をもらうことで自信がつき、他の活動でも意欲的に取り組むことができるようになった(旭北小)
子どもたちで教えあい、学年間の交流が深まった(川尻小)
地域の人から多くのことを学ぶことができる。地域みんなで子どもたちを育てていくという基盤ができる(土崎小)
学校全体に活気が出てきた。発表会を経験することで子どもの自信につながり、意欲的な行動が見られてきた(土崎南小)
子どもたちのやりたいという気持ち、自信の高まりを感じている。体力やいろいろな身体能力が発達してきた(上北手小)
他県から転入してきた保護者も、自分の子どもを通し、秋田を知ることができたと話している(寺内小)
太鼓を叩くことが楽しい(船川第一小)
思いっきり太鼓を叩くことによって、すっきりしたという子どもが多い(大久保小)
番楽の太鼓を子どもたちは楽しんでいる(川内小)
身近な題材に取り組むことで、児童が意欲的に活動できた(角間川小)
異学年の交流、地域の方々との交わり、子どもたちの豊かな心の成長の点などで、よかったと思われる(清水小)
地域の人とふれあうことが多くなった(東小)
太鼓クラブの子どもたちが喜んで取り組んでおり、地域の祭りの中に、大人と一緒に溶け込んでいる(山内小)
篠笛や和太鼓など、むずかしい楽器に挑戦し、できた喜びがある(湯沢北小)
年々マンネリ化することなく、児童は成長するにつれ、「盆踊りを継承しよう」という意識が高まり、意欲的に練習している。幼少の頃からの盆踊り体験は、確実に地域社会や郷土を愛する気持ちを育んでいるといえる(西馬音内小)
全校生徒が一つのことに取り組むことを通して満足感を持ったという感想が、生徒から多く寄せられている(大正寺中)
表情の乏しかった子どもたちに表現力がついた(田沢中)
祖父母招待の学校祭のメニューに欠かせない(西明寺中)
平成14年から始めたが、なぜもっと早くやらなかったのかと生徒たちに言われている(大曲農業高)
若いパワーあふれる演奏・踊りで、人々に感動を与える喜びを知った。技術の確かさも評判であった(角館高)
夏休み、放課後の練習でも生徒たちが自主的に参加する意欲が見られ、大いに好評であった(合川高)
放課後、地域での練習に参加。地域の祭りに参加できることをたいへん喜びに感じる、との感想を生徒と親から得ている。受け入れ町内会からは、本校生徒の地域参加に協力したいという意向を受けており、年々自然な関わりを持てるようになってきた(比内養護かづの分校)
地域の方からの指導を楽しみにしている。また、地域行事への参加が少ない子どもたちにとっては、伝統芸能に親しむ絶好の機会となっている(能代養護学校)
生徒が学級の連帯を深めながら生き生きと練習し、上達していく姿が見られた(稲川養護学校)
明日は、秋田県では具体的に どのような演目が、学校で取り組まれているのかを見てみることにしたいと存じます。 青森県でも何らかの参考になるかもしれません。
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(20)秋田県の取り組み その4
| 2003年10月25日(土) |
連載しているデータは平成15年7月、秋田県教育庁生涯学習課が実施したアンケート調査が基になっており、隣県の最新情報。このデータをまとめた財団法人・民族芸術研究所の小田島清朗氏のご厚意により、ここにご紹介しております。
さて、本日は秋田県内の児童生徒が取り組んでいる芸能の種類について覗いてみることにしたいと思います。
取り組みの多い順に並べると下記のとおりとなります。
@太鼓(創作和太鼓も含む)・・・・・・・・・・41
Aしし踊り(獅子舞・ささら・奴踊りを含む)・・34
B神楽・番楽系・・・・・・・・・・・・・・・・26
Cお囃子(踊りがつく場合あり)・・・・・・・・21
D盆踊り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
E〜小唄など土地の民謡踊り・・・・・・・・・・11
F秋田音頭の踊り・・・・・・・・・・・・・・・10
G駒踊り(奴踊りを伴う場合あり)・・・・・・・10
Hその他の踊り(手踊り他諸々)・・・・・・・・20
Iその他の行事など(竿燈・七夕ほか)・・・・・14
(小中学校の集計 複数回答あり)
発表の場として、圧倒的に多いのが運動会や学習発表会。 学外では、地区の文化祭・芸能祭り・地域の祭典・各種イベント等。福祉施設への慰問を行っているところも少なくありません。 金浦小はニュージーランド、平鹿町の平成高校は韓国で上演するなど、多彩な発表の場をもっている学校もあります。 今年度の総合学習に「地域の伝統芸能を残そう」のコースを設けたり、太鼓を音楽の授業で扱っている峰浜中学のように、伝統芸能を教育課程に位置づけている学校は、伝統芸能に取り組んでいる169校中、101校あります。 アンケート回答に表れた「地域の伝統文化の継承」「ふるさとを理解し、愛する心を養う」という目的に向かって、秋田県内の学校が今、伝統芸能に取り組んでいるようです。
さて明日が最終回。 アンケート調査の備考欄に記載された各学校の特記事項をご紹介し、秋田県内の学校における伝統芸能の取り組みをまとめます。 その次は、いよいよ、青森県の学校教育の現場での伝統芸能の取り組みのご報告となります。 どうぞ、ご期待下さい。
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(21)秋田県の取り組み その5
| 2003年10月26日(日) |
秋田県の取り組み、最終回となりました。 本日はアンケート調査で得られた備考情報の中から興味深いものをいくつかご紹介していきます。
まず、郷土芸能に取り組む率(詳しくは第一回原稿を参照)が高かった特殊教育学校は、具体的に何をやっているのでしょう。気になるところです。
比内養護学校・・・・・大館曲げわっぱ太鼓
比内養護かづの校・・・花輪ばやし
比内養護たかのす校・・鷹巣餅っこ祭りの太鼓
能代養護学校・・・・・能代七夕のお囃子
秋田大付属養護・・・・竿燈祭り
秋田県立聾学校・・・・土崎港祭り
栗田養護学校・・・・・鹿嶋祭り太鼓
横手養護学校・・・・・横手市梵天コンクール
稲川養護学校・・・・・稲川古城太鼓
上記内容で地域一体となった取り組みをおこなっており、内容的にも他の普通学校とまったく同列です。
その他、興味深い特記事項の見られる学校をいくつか拾ってみます。
大館市 花岡小 花岡小唄(踊り)を取り上げていますが、PTA主催の七夕祭りで全校で踊るそうです。 鉱山関係の踊りだけに地域の要求大だというのが興味深いところです。
鷹巣町 鷹巣小 昭和60年から取り上げている「鷹っ子ばやし」は教師の創作。
田沢湖町 神代中 生保内節の踊りを、正調とサンバ風の踊りで学内外で発表。鷹巣小と同じで、単なる伝統の継承ではなく、それらを踏まえた新たな創作活動をおこなっています。
鷹巣町 竜森小 長年すたれていた地域の芸能(駒踊り・奴踊り)を平成11年からクラブで取り組み、復活させました。
二ツ井町 富根小 富根報徳番楽を祖父たちが指導。平成13年から全校で取り組むようになっています。
能代市 常盤小 祖父母交流会で盆踊りを三年前から教えてもらっているそうです。上記の富根小もそうですが、おじいさん、おばあさんはお孫さんに目がないもの。嬉々として指導にあたられているご様子が目に浮かびます。
秋田市 土崎小 港曳山祭りの学校版ですが、山車を組み立てて路上を曳くというかなりの本格派。
角館町 白岩小 学習発表会のほか、ささら・棒術は寺社へ奉納しています。
中仙町 豊川小 ドンパン節元唄発祥の地として、昭和55年より円満造甚句踊り他を全校で取り組み、学内外で発表。地域の誇りが感じられます。
羽後町 飯沢小 昨年より、地域からの要望でサイサイ踊りを急遽実施。
飯沢小のように学校側が一方的に推し進めるというのではなく、地域からの要請に応える形で、共同して伝統芸能に取り組んでいる様子がアンケートの結果から感じられました。
さて、明日からいよいよ青森県です。 青森県はじっくり腰を据え、地域ごとに細かく見ていく予定です。ご期待下さい。
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