(382)お手玉唄と周辺情報 @ |
2004年11月 3日(水) |
●お一つ(ふとつ) お一つ お一つ お二つ お二つ お二つ お二つ おん三つ おん三つ おん三つ おん三つ お四つ お四つ お四つ お四つ おん五つ(えづつ) お五つ お五つ お五つ おん六つ おん六つ おん六つ おん六つ お七つ お七つ お七つ お七つ おみんな おみんな おみんな おまくら かえして おっ天 ばらり ぞーくんな ぞーくんな ぞーくんなあんめ あーんめ あーんめ おんめも 御(おん)だい おんだえしこ おんだえしこ おんだえ びっき びきすずめ びきすずめ びっきもおしゃらず おしゃらず おしゃらず おしゃらず おんにんがえし おんにん おんにん おんにんがえしゃ おんにんもおっかえしょ おっかえしょ おっかえしょ おっかえ 桃(もも)どし 桃どおしぱった 桃どおしぱった 桃も柿(かぎ)どおし 柿どおしぱった 柿どおしぱった 桃も柿どおし 柿どおしぱたぱた 柿どおしぱたぱた 柿も一俵(えっぴょう) 一俵 二俵 三俵 四(し)俵 五俵もて俵(たわら) 一俵 二俵御馬(おんま) 御馬も一足(ひとあぁし) 一足かして 二足(ふたあし)かして 三(み)足かして 四(よ)足かして 五(えづ)足かして 五(え)づもたんたん たんたん たえこ 白(しろ)だえこ 油のしゅんこで とっても来(こ)え たんたん 滝(たぎ)の水 あしは おらえで倉(くら)建でる 飲むに来え たな水(みず)向こうの お山の 雨降りお花は 咲えだが 咲がねが わしゃ 知らぬ とっても来え
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わらべ唄の連載をしてまいりましたが、決して、「昔はこうであった・・・」という単なる懐古趣味に終わるものではなく、現代にも、いろいろな点で役に立つとの声が聞かれております。 その代表的なものが「お手玉(あやこ)唄」ですが、過去(青森県に伝承されるお手玉唄)と現在(お手玉の周辺情報)を対比させる形で、古くて新しいわらべ唄の活用を考えてみたいと存じます。
全国のお手玉情報の中央ステーションともいえるところが、愛媛県新居浜市にある「日本のお手玉の会」ですが、以前もこちらで連載いたしましたが、いくつか、また、有用な情報をいただいております。
すぐに学校現場や老人ホーム、そして身体障害者施設で活用できそうな実務的な情報ですので、いつものように、それらを事務局の机の中に寝かしておくのはもったいない話ですので、青森県の古いお手玉唄といっしょに情報発信してまいります。
まずは、基本となるお手玉の作り方です。
☆ざぶとん型☆
お手玉のざぶとん型は、4枚の布(横が4.5cm 縦が9cmの裁ち切り寸法)で縫い合わせたもの。4枚で縫うため「四合わせ型」ともよばれ、ここより転じて「幸せ型」とされ、たいへんおめでたいものといわれています。
先の基本寸法の倍の倍にした横18cm、縦36cmを縫い合わせた袋に、お米を一升入れ、「一升四合せ」から「一生幸せ」と願をかける風習が、長野県の箕輪町や茅野市に残っているそうです。お嫁さんが、自分の小さい頃の衣服で仕立てた手作りの袋に、こうして願をかけて持ってくることもあるのだといいます。
(つづく)
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(383)お手玉唄と周辺情報 A
| 2004年11月 4日(木) |
●下(しも)の横丁(よこちょ)の 坊さん なんじょは 一人(ふとり)娘をかぐして おえで かごさかくして お千代(ちよ)とつれで お千代 十七 坊さん 二十(はたち) 我とお千代と 末代(まつだい)そわば けしゃもかげまえ ころもも着まえ おねんじょさんやら つとめもせまえ 七つ なつなつ なつかたびらを 何(なん)と染めると こうやに聞けば こやの亭主は 染め方 知らぬ 一(えぢ)に たちばな 二に かきつばた 三に 下がりふじ 四(し)に ししぼたん 五(えづ)つ えやまの がんけのつつじ 六(む)つ むらさき 色よく染めで 七つ なんてん 八つ 山桜 九つ こうめよ お照らしおえで 十(とお)で 殿様 あおいの御紋で さえ さえ さえ
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昨日触れた、横が4.5cm 縦が9cmのサイズで作った「ざぶとん型」のお手玉は競技用認定型だそうで、練習はこのサイズでおこなうのがよいといわれています。 なお、布地は綿・絹類が、扱いやすいそうです。
ちなみに、日本の着物地の反物の並巾の寸法は、だいたい36cmということで、昔からのこのお手玉のサイズは、布地を無駄にしない生活の知恵だそうです。 おじいさんやおばあさん、そしてお父さん、お母さん、さらに自分の小さい頃の衣服を再生し、新しいものによみがえらせて楽しむ。 これが昔ながらの日本人の知恵と伝統でもあったのだといいます。
さて、中身ですが、小豆、重さは40gが原則です。ただ、ざぶとん型以外、および中身がプラスチックペレットや数珠玉であっても、35〜45gであれば、競技での使用が認められています。
昔は、中身に「干飯(ほしいい)」を使うこともあったそうです。
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干飯
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ご飯の残りを水で二、三回洗い、水を切ってザルに上げ、天日に干し、途中で手返しします。こうして充分乾燥すると、それが「干飯(ほしいい)」と呼ばれるものになるのだそうです。上手に干し上げると虫がつかないため、缶などに入れて保存すると、何年ももつそうです。 干飯は、手軽な災害用・非常食用としても、最近見直されてきていますが、昭和初期は、醤油と砂糖で味付けし、もっぱら、子どもたちのオヤツになっていました。
この干飯に限らず、長年、共に楽しみ親しんだお手玉は、小豆などの場合は、特に虫がつくことが多く、次々と虫穴になるので注意が必要だということです。
その際は、電子レンジでの加熱処理(小豆300gで2分)が効果的だそうです。
日本の布地、小豆(干飯)、針と糸を持って、お手玉の代表的な「ざぶとん型」や、その他「たわら型」や「かます型」のどれかの縫い方を覚えていると、小学生でも外国で日本の文化のご披露に役立つそうです。
さらに、各種お手玉の技をデモンストレーションすることで、よりインパクトが高まるようです。
ここに青森出身の方は、ぜひ、地元のわらべ歌をつけて演技し、その後で青森県の歴史や文化を語れば、外国の人に大きな感動を与えられるそうです。
石なごの玉の落来る程なきに 過る月日は替わりやはする 西行法師
※石なご・・・・「お手玉」
(つづく)
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(384)お手玉唄と周辺情報 B
| 2004年11月 5日(金) |
●椋鳥(むこどり)え 山の うぐえすは れっちわね れっちわさして くりようと 竿(さお)どり 頼むだ 竿ざ とれなえ 早ぐ さして 取ってくれよ はやを忘れで 剣屋(つるぎや)の茶屋へ 一(えぢ)に たちばな 二に かきつばたね 三に 下がりふじ 四(し)に ししぼたんね 五(えづ)つ えやまの がんけのつつじ 六(む)つ むらさき 色よく染めだね 七つ なんてん 八つ 山桜ね 九つ 功名(こうみょう) 白羽(しらは)に染だね 十(とお)に 殿様 あおいの御紋ね さい さい さい
●一(と) 二(た) 三(み) 四(よ) いつ む なな や 九(ここ) 十(と)や 十二が十六 十三が十六 くさにさぶない とおに一(ひと)つ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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お手玉の形
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◆ざぶとん型・お手玉大会に使われる形 ◆かます型・・袋型では一番古い型。 ◆まくら型・・江戸時代後半、枕が布で作られるようになってできた。 ◆たわら型・・江戸時代後半より主食の米を入れた型ができた。
簡単な「たわら型」は、手慣れると10分ぐらいで縫い上げられるそうです。 やや手のかかる「ざぶとん型」でも、小学6年生で自分で裁断し、1時間程度で仕上げられるそうです。
小さな思い出の布を裁断し、色や柄の配色を考えながら美しい芸術作品にしていく。 縫い進むにつれて、アイロンをかけ、途中でも手のひらに乗せて眺め、またアイロンをかけては眺め、中へいろいろな材料を入れ、音の違いを楽しみながら、自分お気に入りのお手玉に仕上げていく。
こうしてできたお手玉は、すでに自分の気持ちと一つになっており、世界で一つのオリジナルな大切な道具となって、手放せなくなるそうです。
伝承遊び国際大会があるそうで、ここでメキシコ代表の方から「現代産業の生み出したおもちゃが、『体験する』という喜びを壊してしまっている」との報告があったそうです。
「工場で作られたおもちゃ」の子どもたちに与える影響が、世界の有識者の間でも討議されるようになってきており、こうした中、日本の伝統である「自分の手作り」によるお手玉遊びが、注目されてきているそうです。
さて、お手玉を使った遊びはいろいろありますが、その中の一つに「中身当て」があります。
まず、触った感触や音から、中身の違いを感じてもらいます。そして次に、その名前を覚えてもらいます。
五穀、茶の実、どんぐり・・・などなど、それぞれに感触が違い、触れたときの音色も違います。
こうして今度は、先ほどの記憶を頼りに中身当てをするのですが、これは楽しみながら、感覚を鋭敏にするトレーニングともなるそうで、老人ホームなどのリハビリに役立つそうです。
(つづく)
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(385)お手玉唄と周辺情報 C
| 2004年11月 6日(土) |
●一(えぢ)ぎっじょ 二ぎっじょ 三ぎっじょ 桜 五葉(ごよ)の松(まづ)柳 柳の先さ 半丁(はんちょ)かげて 「◇◇」と呼んだ よしが 五郎太(ごろた)か お山の弁慶(べんけ) よしたりささねが お杯(さかずき) 一丁(えっちょ)
●すすりや はしりや イカの品物 ごもなもすすり 一杯(えっぱい) 二杯 三杯 四杯 五杯 六杯 七杯 八杯 九杯 十杯
●お額(なづき) 額 お顔の毛 髪の毛 お目(まなぐ) 目 お鼻 鼻 おん頬(ぺた) 頬 おん口 口 おとげ おとげ お耳 耳 お胸 胸 お乳 乳 お腹 腹 おへそ へそ およろた よろた おひざ ひざ おんかくし かくし おってん ばらして 一貫 貸し申した
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長野県の飯田地方では、お手玉のことを「おしなご」というそうです。
その名をとった「おしなごの会」が長野県の飯田地方で発足。 活発な活動が続いています。
小学校などでもよく指導をおこなっているそうなのですが、子どもたちへの指導にあたっては、ゲーム的要素を持たせることがコツだといいます。 その際、お手玉の技術に対する級位認定基準を設け、子どもたちに挑戦させるようにして指導することで、子どもたちの取り組みが、がぜん、熱を帯びてくるといいます。
その「おしなごの会」の級位認定基準は次のとおりとなっています。
★10級・・・1個・・両手平 片手に持った一つのお手玉を頭より高く投げ上げ、同じ手でキャッチ。これを右、左、「桃太郎さん」の歌の一番を歌いながら繰り返す。
★9級・・・1個・・両手甲 1個のお手玉を右から左、左から右へと手の甲に移動させる。指は美しく伸ばす
★8級・・・2個・・両手平 両手に1個ずつ持つ。右手の玉を頭より高く投げ上げる。このとき空になった右手に、左手の玉をすばやく移し、空いた左手で落ちてくる玉をキャッチ。 これを20秒繰り返す。 逆方向でも挑戦。 その後、頭にお手玉を1個乗せ、落とさないようにチャレンジさせる。
★7級・・・ちょんきり 手の甲に乗せたお手玉を軽く跳ね上げ、すばやくその玉を、手のひらの中につかんで収める。右手、左手と繰り返す。
★6級・・・片足くぐり 右手に持った1個の玉を右足を上げ、その足の下をくぐらせて玉を放り上げ、落ちてくる玉をキャッチ。左の手足でも同様に。
※足技として足の甲に置いた1個のお手玉を足を使って空中に放り、背中に回した手でキャッチする技もある。「赤ちゃんおんぶ」と呼ばれる。
★5級・・・両足くぐり 右手に持った1個の玉を右足を上げ、その足の下をくぐらせて玉を放り上げ、落ちてくる玉を右手でキャッチ、すぐに左足を上げ、今度は左足をくぐらせる。 逆方向からも挑戦。
★4級・・・片手2つゆり 二つのお手玉を片手に持ち、投げ上げキャッチを15秒以上繰り返す。
★3級・・・両手3つゆり(ジャグリング) 両手を使って3個のお手玉を順に投げ上げキャッチ
★2級・・・両手3つゆり(ジャグリング) 3級の技を20秒以上続ける
★1級 7級のちょんきりを加え、2級の技(ジャグリング)を続ける。
こうした級位認定基準に取り組む「子どもたちの声」を、明日、お届けいたします。
(つづく)
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(386)お手玉唄と周辺情報 D
| 2004年11月 7日(日) |
●見せたい 着せたい 大目縞(おおめじま) たみ子に着せで 後(あど)見れば だんだら男(おどご)も 腰折るだんの 骨折るだんの
●おんば はらだ おたけの中(なが)で すとしか すとしか みしか みしめ よすか よろこび 五(ご)たち 六(む)たち 七度 八度(やど) 九(こご)たび 一丁(えっちょ)
●うすかもこ 舟のとんぼへ 腰かげで 浪(なみ)に打だれで おや好きで だんの おや好きで だんの
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子どもたちのお手玉をしてみての声です。 級位を決めて競技性を出すと、がぜん子どもたちが生き生きとお手玉に取り組むようです。唄も重要な要素になっているのがわかります。
◆4年男子児童 お手玉の中で楽しかったのは、足の上に乗せて投げて手で取るのです。
◆4年女子児童 足をくぐってキャッチするお手玉はとても楽しかったです。最初はとても難しかったけど、慣れるととても楽しかったです。
◆4年女子児童 二人組でやるのが、一番おもしろかったです。歌に合わせてお手玉を渡したり、時々落としてしまいましたけど、最後までできるようになりました。
◆4年男子児童 一番むずかしいのは足を使ったお手玉です。お手玉がとんでいっちゃうときがあるからです。最初はむずかしくてあんまりできませんでした。だけど、やってくると楽しくなりました。
◆4年女子児童 歌に合わせて、ともだちに渡すのが、とてもおもしろかったです。
◆4年女子児童 片足くぐりがむずかしかったです。いろいろな歌に合わせてお手玉をやるのが楽しかったです。
◆4年男子児童 ぼくは、はじめはかんたんと思ったけど、いがいにむずかしかったです。落としてしまうほうが多く、けっこう落としてしまったけど、だんだんうまくなって、ポンポンポンポン、か〜んたんにできるようになりました。最近の汗より、けっこう汗がいっぱいでました。お手玉楽しいね。
◆4年女子児童 足を使ったり、頭を使ったり、いろんな所を使うのは知りませんでした。むずかしかったお手玉のやつは、がんばってできるようにします。
◆4年男子児童 7級のちょんきりは少しむずかしかったけど、あとのへんでできてうれしかった。6級の片足くぐりもむずかしかったけど、かんたんになった。だけど5級の両足くぐりはむずかしく、まだできません。
◆4年男子児童 お手玉を背中に乗せるのが楽しかったです。足に乗せるやつはむずかしかったけど、楽しかったです。
◆4年男子児童 10級はできるようになったんだけど、あとはあまりできません。りょうてのひらはできるようになりました。たま2つくらいならできるようになってよかったです。
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明日は担任の先生の声をお届けいたします。
(つづく)
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(387)お手玉唄と周辺情報 E
| 2004年11月 8日(月) |
●あれあれ 三上(みがみ)の おつやさま たもど丸めで 歯をそめで おはぐろ落(おど)して 二度 島田 赤(あが)え はねもど どっさりど 三味線 太鼓で どごえがる わたしぁ 今晩 たのまれで 後(あど)は 野となれ 山となれ 先(さぎ)は 蓮華(れんげ)の 花と咲げ 花と咲げ
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☆先生方から届いた手紙☆
●先日はお忙しいところ、子どもたちのために教えにきていただき本当にありがとうございます。 手にもあたたかく、目も楽しい お手玉の肌触りが今も手に残っています。 いろいろな遊び方があることを教えていただき、お手玉の深い世界の一端を垣間見た思いがしました。 子どもたちも、とても楽しかったようです。 どうやったら、みなさんのように上手になれるんだろうと、目をキラキラさせて見ていました。
●生活科室の中に入ると、いろいろいろなお手玉や資料に子どもたちは目を輝かせていました。 子どもたちの中にはお手玉に触れたことのない子もいました。みんな前日から、この日を楽しみにしていました。 でも、いざ、お手玉遊びを始めましたが、なかなかすぐにはできません。 そんなとき、会の皆さんが優しく子どもたちに教えてくれたこと。子どもたちの心に強く残っているようです。 これをきっかけにして多くの子が、手作りのお手玉で教室や自宅で遊んでいます。 「先生、◆級ができたよ」と、笑顔で話しかけにきてくれます。会の皆さんを目標にしている子もいます。 楽しいお手玉と巡り会えた子どもたちは本当に幸せだなと感じました。
●様々な材料がお手玉になることを知り、子どもたちは教室に帰ると早速、ハンカチや手袋に、お絵かき用紙や持ち合わせのもの(消しゴムなど)を包んで、自前のお手玉を作って遊んでいました。 子どもたちの柔軟さ、本当に素晴らしいなと感じ、今回の学習が心にしっかりと入っていったことを大変うれしく思いました。 「文化」の継承の大切さ、それを大切にされるみなさんの思いに、しっかりと触れさせていただき、同時にみなさんのあたたかさをたくさん、たくさん感じさせていただいた一日でありました。 みんなで今日の思い出を大切にしていきたいと思います。
●休み時間になってもお手玉を勉強した生活科室から出て行くことなく練習に没頭する子、教室に帰って早速オリジナルお手玉を作ってしまう子、翌日にはたくさんのお手玉を持ってきて仲間と一緒に遊ぶ子。それぞれの楽しみ方に今回の活動が子どもたちの心にしっかり入ってくれたことを感じ、大変うれしく思いました。
●本日はたいへん細やかで、ていねいなご指導ありがとうございました。 子どもたちはもちろん、私どもにとりましても、なかなか体験できない貴重で、そしてなにより「楽しい」ひと時でありました。 今日の感想、私があれこれ書くまでもなく、子どもたちの表情や姿が全てを物語っていると思います。実ににこやかで、実に楽しそうで、休み時間になっても続ける姿には、時を忘れ没頭、はまり込む様子を強く感じることができました。 「古くて新しい遊び」とありましたが、子どもたちにはとても新鮮にうつったことでしょう。三つを大変上手にリズミカルに操る先生方の姿に、私も釘付けとなってしまいました。 「自分もできるようになりたい!」という思いが、こみ上げると、体は自然に動き、時を忘れます。日々の学習に通ずることと強く感じ、勉強になりました。 これからもそんな授業作りをぜひとも努力の下で築いていき、子どもたちと共にがんばりたいです。
(つづく)
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