青森県音楽資料保存協会

事務局日記バックナンバー

<2010年12月>

(851)小倉尚継 論述集 その22
(852)小倉尚継 論述集 その23
(853)小倉尚継 論述集 その24
(854)小倉尚継 論述集 その25
 
(851)小倉尚継 論述集 その22 2010年12月 4日(土)
 心に響く演奏会を
 〜発表会を楽しく演出しよう〜(平成8年6月)


 ◆その6・第4ステージ◆

 男声四重唱団ブルービーバーズによる「楽しい昔話その2」 12分

 (1)キンキラキンのキン

 (2)雷様の話

    以上  北 彰介 作詞 ・ 小倉尚継 作曲

 県内の中高教師によるグループで、16回リサイタルの実績を持つ。私はその中でトップテナーの歌唱と作曲を担当。


(1)は、殿様と船乗りのとんちくらべの話。


(2)は、雲の上と津軽を結んだ話で、どちらもブルービーバーズ十八番の超喜劇。


 舞台中央に2本のマイクを置き、劇の進行につれて各自演技して歌う。見る方も歌う方も、それはそれは楽しいステージである。

 歌4人、伴奏1人のたった5人でできるのだから、部員の少ないところでも可能なことである。



 〔演出〕

 このグループのこの曲に限り、何も必要ない。




 (つづく)
 
(852)小倉尚継 論述集 その23 2010年12月12日(日)
 心に響く演奏会を
 〜発表会を楽しく演出しよう〜(平成8年6月)


 ◆その7・第5ステージ◆

 青森アカデミー混声合唱団30人による「志功ひとすじ道」 45分
 小倉尚継 作詞・作曲



 青森が生んだ版画家・棟方志功の、少年時代から文展特選までの画業への讃歌。

 合唱と2人のナレーターとで歌い進めていく。

 喜怒哀楽に富んだ長い組曲。

 もともと男声四重唱曲で1時間を超えるものを縮小したもの。



〔演出〕

 中央山台に合唱団、上手マイクに女ナレーター、下手は男ナレーター、合唱時と語りの時により照明を切り替える。途中、版画幕使用。




 (つづく)
 
(853)小倉尚継 論述集 その24 2010年12月18日(土)
 心に響く演奏会を
 〜発表会を楽しく演出しよう〜(平成8年6月)


 ◆その8・第6ステージ◆

 青森高校音楽部による「童謡ニ題」 6分

 (1)大きな原っぱ

    竹内しげ 作詞 ・ 小倉尚継 作曲


 (2)ぼくの秘密

    小倉尚継 作詞・作曲



 生徒の出演希望が多く青森高校2ステージ目、振り付けを見てほしいというのが出演希望の理由です。



(1)は、バリトン独唱と合唱によって歌われるよう編曲した無伴奏田園童謡。


(2)は、「ぼく、あの子が好きなんだ・・・それは秘密」という童謡に振りをつけたもの。生徒の中に特別踊りのうまい男子がいて、その人が中心になって振りをつけた。青森高校生自慢の振り付けです。



 〔演出〕

 全面、生徒に任せる。



 (つづく)
 
(854)小倉尚継 論述集 その25 2010年12月26日(日)
 心に響く演奏会を
 〜発表会を楽しく演出しよう〜(平成8年6月)


 ◆その9・第7ステージ◆

 全出演団体による「津軽民謡風俗めぐり」 10分


(1)あいや節幻想曲

(2)輝け津軽じょんがら節

以上 小倉尚継 作・編曲


 津軽民謡を元にした快活な曲で、舞台は熱気にあふれ狭く感じられた。


 〔演出〕

 なし




  ◆終曲◆

 詳細は文頭(「小倉尚継 論述集 その17」を参照 )で述べたとおり。立体合唱の本当の効果は、会場で聴いて下さった方でなければわからない。歌っている合唱団にはその効果がわからないし、録音を聴いてもわからないわけです。

 前後の合唱団に挟まれた形で聴いて、はじめてその効果が感じられるのですから、お客さんの反応を聴くしかありません。演出も文頭のとおり。


 これにてフェスティバルの幕が下りる。


 (つづく)


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