(985)青森県の祭り・行事 その9 |
2014年12月 1日(月) |
【祭り・行事の名称】
淡嶋神社祭礼
【調査地区名】
滝内村
【所在地】
青森市孫内
【実施日】
旧4月14日
【実施主体】
地区の神社管理者
【中心になる場所】
青森市孫内 孫内淡嶋神社
【祭り・行事の概要】
淡嶋神社は「サントの神様」といわれ、安産になる、子宝に恵まれるという信仰があり、津軽地方一円から多くの人々が参詣した。境内には木・藁・石などで作られた奉納馬を納めたお堂と布に包まれた陽石を納めたお堂がある。子供を授かりたい人がこの陽石を抱いて、石が汗をかくと子供が授かるといわれている。
また、陣痛が始まると神社に家族が参拝し、祭壇の蝋燭に火を灯し、それが消えると赤子が生まれるという。かつては近隣の集落ごとに行列を組んで参詣する様子も見られたが、現在では個人で参詣するようになった。
(つづく)
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(986)青森県の祭り・行事 その10 |
2014年12月 9日(火) |
【祭り・行事の名称】
ネブタ
【調査地区名】
大野村
【所在地】
青森市安田
【実施日】
7月末
【実施主体】
子供会
【中心になる場所】
青森市安田地区内
【祭り・行事の概要】
子供会が中心になって町会内を運行している。「青森ねぶた祭」の合同運行にも1〜2日間程度参加している。
(つづく)
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(987)青森県の祭り・行事 その11 |
2014年12月17日(水) |
【祭り・行事の名称】
百万遍
【調査地区名】
新城村
【所在地】
青森市岡町
【実施日】
春彼岸
【実施主体】
地区の女性
【中心になる場所】
青森市岡町地区の上と下の地蔵様
【祭り・行事の概要】
春彼岸の入り・中日・締めの3回、上と下の地蔵様に団子を供え、地蔵様の前で百万遍の大数珠を輪になって回す。
以前は大数珠を回しながらムラ内の道路を歩いたものだが、現在は道幅が狭い割には交通量が多くなり危険なので上と下の地蔵様のところだけで回している。大数珠は当番の家で1年間保管する。
(つづく)
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(988)青森県の祭り・行事 その12 |
2014年12月25日(木) |
【祭り・行事の名称】
シチカムラ
【調査地区名】
新城村
【所在地】
青森市岡町
【実施日】
3月中旬
【実施主体】
婦人会
【中心になる場所】
青森市岡町 岡町八幡宮他
【祭り・行事の概要】
3月に入ると女性達が「シチカムラをかける」といって、適当な日を決め、青森市内の7ヶ所の神社を参拝して回る。
回る神社は、岡町八幡宮、新城の金峰神社、岩渡の神社、相野の神社、香取神社、善知鳥神社、広田神社で、お神酒と蝋燭を用意し、賽銭を上げ、赤飯・餅・菓子などを供える。最後に金峰神社で神職の祈祷を受け、婦人会の代表がムラ祈祷の札をもらい、その札をムラの上と下の境界にあたる2ヶ所に立て、悪いものが入らないようにと1年の無病息災を願う。
婦人会を中心に行ってきたが、最近では参加者も少なくなり、個人で行くようになった。
(つづく)
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