(989)青森県の祭り・行事 その13 |
2015年 1月 1日(木) |
【祭り・行事の名称】
百万遍
【調査地区名】
奥内村
【所在地】
青森市奥内
【実施日】
春彼岸
【実施主体】
地区の女性
【中心になる場所】
青森市奥内地区内・ムラはずれの地蔵様
【祭り・行事の概要】
春彼岸に女性たちが鉦をたたき、百万遍の大数珠を回しながらムラ内を歩き、悪病を追い払う。各家を門付けして回り、家では祝儀(お金)を出す。ムラの北と南の境界にある地蔵様の付近でも大数珠を回す。地蔵様にはお神酒と菓子を供える。
(つづく)
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(990)青森県の祭り・行事 その14 |
2015年 1月10日(土) |
【祭り・行事の名称】
シチカムラ
【調査地区名】
奥内村
【所在地】
青森市奥内
【実施日】
春の都合の良い日
【実施主体】
地区の女性(任意)
【中心になる場所】
青森市奥内地区周辺の7ヶ所の神社
【祭り・行事の概要】
春の都合の良い日、ムラの女性たちが仲間で奥内周辺や青森市内の7ヶ所の神社を参拝して回る。八幡宮、熊野神社、油川の神社、新田の神社、栄町の諏訪神社などを回って歩き、賽銭をあげお札をいただいて来る。このお札は各家の戸口にはる。
(つづく)
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(991)青森県の祭り・行事 その15 |
2015年 1月22日(木) |
【祭り・行事の名称】
観音講
【調査地区名】
後潟村
【所在地】
青森市後潟六枚橋
【実施日】
旧1月18日
【実施主体】
六枚橋観音講中
【中心になる場所】
青森市後潟六枚橋 與楽庵(かつては講中の家)
【祭り・行事の概要】
観音様のお堂はムラの西方、尻八館遺跡のある山の方に建てられている。
以前は輪番で講中の家をヤドにして観音様の掛軸をさげ、その家で行ったが、現在ではムラにあるアンデラと呼ばれる與楽庵(浄土宗)で行っている。
講中がヤドに集まり籤を引いて世の中のことを占う。籤を引く人は決まっており、観音様の念仏を唱えた後に番号札を引き、その番号によって1年の世の中の出来事がわかるという。判断するための書籍がある。籤を引いたり拝む人は決まっていて、昔から男性だった。今はアンデラに観音様の掛軸を下げ、僧侶に経をあげてもらうだけになっている。
(つづく)
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(992)青森県の祭り・行事 その16 |
2015年 1月25日(日) |
【祭り・行事の名称】
神降ろし
【調査地区名】
後潟村
【所在地】
青森市後潟六枚橋
【実施日】
3月頃
【実施主体】
地区の女性
【中心になる場所】
青森市後潟六枚橋 熊野宮
【祭り・行事の概要】
3月頃、熊野宮にカミサマ(民間宗教者)を呼んで神を降ろして、ムラや家の出来事を占ってもらう。集まるのは女性が中心で、祭壇には米や7種類の野菜などを供える。六枚橋ではカミサマが平成初年まで活動していた。
(つづく)
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