青森県音楽資料保存協会

事務局日記バックナンバー

<2015年7月>

(1013)青森県の祭り・行事 その37
(1014)青森県の祭り・行事 その38
(1015)青森県の祭り・行事 その39
(1016)青森県の祭り・行事 その40
 
(1013)青森県の祭り・行事 その37 2015年 7月 1日(水)
【祭り・行事の名称】

 名称不明(十五夜)



【調査地区名】

 原別村2



【所在地】

 青森市諏訪沢



【実施日】

 旧8月15日



【実施主体】

 子どもたち



【中心になる場所】

 青森市諏訪沢地区内各家



【祭り・行事の概要】

 旧暦8月15日の夜、子供達が十五夜の供物を盗んで回った。
 十五夜には供物を盗んでも良いとされ、逆に供物がなくなると、家の人もお月様が食べたといって喜んだ。仲の良い2、3人ほどの友達同志で6尺ほどの棒の先に釘を付け、供物をもらって歩いた。



(つづく)
 
(1014)青森県の祭り・行事 その38 2015年 7月 5日(日)
【祭り・行事の名称】

 鹿島流し(虫送り)



【調査地区名】

 野内村



【所在地】

 青森市野内



【実施日】

 田植え後



【実施主体】

 特に決まっていない



【中心になる場所】

 青森市野内地区内



【祭り・行事の概要】

 田植え後のサナブリ休みに行う虫送りのことを鹿島流しと呼び、鹿島船を作り、行列を組んでムラ内を担ぎ回った後、海に流した。
 行列は先頭に太刀振り(棒振り)、権現回しも付き、沖揚音頭に合わせて「何の神送るか、ボンの神に送る」と歌いながら進んだ。また、若者が男女一対のワラ人形を作り、「どこまで送ればいいか」「根の坂まで送る」とはやしながら太刀振りをして進んだ。



(つづく)
 
(1015)青森県の祭り・行事 その39 2015年 7月 9日(木)
【祭り・行事の名称】

 百万遍



【調査地区名】

 野内村



【所在地】

 青森市久栗坂



【実施日】

 春・秋彼岸



【実施主体】

 地区の女性



【中心になる場所】

 青森市久栗坂 観音寺



【祭り・行事の概要】

 春と秋の彼岸に女性が中心となり、1週間ムラ内を歩き、悪い物が入らないようにと大数珠を回す。ムラはずれの地蔵様のところへ行き、地蔵様の着物をとりかえる。現在は観音寺の中で行っている。



(つづく)
 
(1016)青森県の祭り・行事 その40 2015年 7月19日(日)
【祭り・行事の名称】

 雨乞地蔵



【調査地区名】

 野内村



【所在地】

 青森市浅虫



【実施日】

 特に決まっていない



【実施主体】

 特に決まっていない



【中心になる場所】

 青森市浅虫



【祭り・行事の概要】

 旱天が打ち続き、灌漑用水が欠乏した時には、浅虫の夢宅寺の地蔵を川上に移し、善男善女相携へて、1週間ほど参詣祈願すると不思議なことに雨が降るという。



(つづく)


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