(1017)青森県の祭り・行事 その41 |
2015年 8月 9日(日) |
【祭り・行事の名称】
ヤマカケ
【調査地区名】
野内村
【所在地】
青森市久栗坂
【実施日】
旧8月1日
【実施主体】
特に決まっていない
【中心になる場所】
青森市久栗坂 地区〜岩木山
【祭り・行事の概要】
「ツイタチヤマをかける」といって若者が1週間、水垢離をとり神社に寝泊まりした。戦前は集団で行ったが、戦後は個人で行うようになった。
ヤマカケの時には、親戚から草鞋代として餞別をもらった。幣束は和紙で、神職に切ってもらった。
最初に川上神社にお参りをしてから東北本線の駅がある野内まで歩き、そこから汽車に乗って行った。岩木山山頂に着くと、「お山のハチ」にお参りをしてから下山した。久栗坂に戻ると、餞別をもらった家に、土産として岩木山神社のお守りやメンコ(面)、護符としての餅を配って歩いた。
(つづく)
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(1018)青森県の祭り・行事 その42 |
2015年 8月10日(月) |
【祭り・行事の名称】
ナナミヤカケル
【調査地区名】
野内村
【所在地】
青森市久栗坂
【実施日】
特に決まっていない
【実施主体】
特に決まっていない
【中心になる場所】
青森市久栗坂
【祭り・行事の概要】
秋の収穫が終わった頃、久栗坂のムラ内にある不動様、稲荷様、川上神社、八幡宮、矢倉山の祠などに賽銭を上げて歩く。
(つづく)
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(1019)青森県の祭り・行事 その43 |
2015年 8月11日(火) |
【祭り・行事の名称】
ネブタ
【調査地区名】
野内村
【所在地】
青森市浅虫
【実施日】
旧7月7日
【実施主体】
青年団・消防団
【中心になる場所】
青森市浅虫
【祭り・行事の概要】
青年団と消防団が、大型の組ネブタ(人形型の灯籠)を1台ずつ出した。それに小型の子供ネブタが参加する。衣装は、浴衣に襷をかけ、花笠をかぶる。町内を歩き、各家から祝儀や酒をもらう。七日盆の日にネブタを海に流した。
(つづく)
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(1020)青森県の祭り・行事 その44 |
2015年 8月12日(水) |
【祭り・行事の名称】
山の神
【調査地区名】
中平内村1
【所在地】
東津軽郡平内町東滝
【実施日】
旧12月12日
【実施主体】
町内会(以前:山の持ち主)
【中心になる場所】
平内町東滝地区内
【祭り・行事の概要】
大工や山の仕事にたずさわる者は、仕事に使う刃物を家の神棚に上げる。
この日の夕刻、権現様の頭を納めている場所で、山の神祭りを行う。
権現様にお神酒1本、蝋燭3本、アブラメ(もしくはタイ)と大根(もしくは白菜)一対ずつを供え、権現舞、餅搗き踊を行う。小湊の八重樫製材所では取引き先や従業員を招待して神前で拝み、酒やお膳を振る舞う。
このような山の神の年取り行事は昭和の終わり頃まで行われていた。
(つづく)
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