青森県音楽資料保存協会

事務局日記バックナンバー

<2015年10月>

(1025)青森県の祭り・行事 その49
(1026)青森県の祭り・行事 その50
(1027)青森県の祭り・行事 その51
(1028)青森県の祭り・行事 その52
 
(1025)青森県の祭り・行事 その49 2015年10月11日(日)
【祭り・行事の名称】

 モチクイ



【調査地区名】

 蟹田町

【所在地】



 東津軽郡蟹田町大平(現外ヶ浜町)



【実施日】

 9月15日



【実施主体】

 地区内個人



【中心になる場所】

 外ヶ浜町大平集落



【祭り・行事の概要】

 八幡宮例祭のヨイミヤ(宵宮)には、各家では、誰が訪問して来ても、料理や酒を振る舞うことになっている。



(つづく)
 
(1026)青森県の祭り・行事 その50 2015年10月23日(金)
【祭り・行事の名称】

 ヤマカケ



【調査地区名】

 蟹田町



【所在地】

 東津軽郡蟹田町大平(現外ヶ浜町)



【実施日】

 9月第1日曜日(変更前:旧8月1日)



【実施主体】

 大平子ども会



【中心になる場所】

 外ヶ浜町蟹田大平 大平八幡宮、山



【祭り・行事の概要】

 午前中に子供会の子供達が大平八幡宮に集まり、集会後、数名の大人と共に笛、鉦、太鼓で囃して「サイギ〜」と唱えながら、幣束を持って近くの山へ登る。
 山の神に参拝後、はねながら「イーヤマブッカケタ〜」と唱えて下山し、大平八幡宮へ戻りおやつを食べて解散する。大人は反省会を行う。
 大山小学校が存続していた頃は、先生方と学校の行事として山本の子供も一緒に実施していた。現在は小学生が4名しかいないため中断している。



(つづく)
 
(1027)青森県の祭り・行事 その51 2015年10月27日(火)
【祭り・行事の名称】

 秋の大祭(稲荷神社大祭)



【調査地区名】

 蟹田町



【所在地】

 東津軽郡蟹田町石浜字塩越(現外ヶ浜町)



【実施日】

 9月10日(9月第1日曜日)



【実施主体】

 塩越集落



【中心になる場所】

 外ヶ浜町塩越集落海域



【祭り・行事の概要】

 稲荷神社の秋の大祭に合わせ、船を海上運行させる。その年の一番新しい船に神職を乗せる。神社に魚、酒を献上し、午前7時頃から各家を権現回しといって、門付けする。午前10時頃に、大漁旗を掲げた漁船を出す。しかし、漁の方法変更や漁業人口の減少により行事が変化している。


(つづく)
 
(1028)青森県の祭り・行事 その52 2015年10月30日(金)
【祭り・行事の名称】

 オシラサマをアソバセル



【調査地区名】

 今別村



【所在地】

 東津軽郡今別町大川平



【実施日】

 春



【実施主体】

 オシラサマを祀る家



【中心になる場所】

 今別町大川平 オシラサマを祀る家



【祭り・行事の概要】

 「カミサマのウヂ(家の呼称)」のカミサマ(民間宗教者)は、昭和34年に71歳で亡くなるまで、ムラの人を呼んでオシラサマをアソバセて(祀って)いた。この家のオシラサマは弘前市のいわゆる「久渡寺式」のものである。
 「カワタレ(家の呼称)」では5年前まで、「チンコイ(家の呼称)」では十数年前まで、「マゴイ(家の呼称)」では二十数年前までオシラサマをアソバセていた。
 その他のオシラサマについては、いつまでアソバセていたのか不明である。
 すでにオシラサマの行事は行われていない。家で祀っていただけのものもあるようだが、「カミサマのウヂ」のように講を組織していたものもあった。



(つづく)


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